自己肯定感につながる早寝と朝の食卓での会話


自己肯定感につながる早寝と朝の食卓での会話

朝食時の家族との会話状況と自己肯定との関係

 日本の子供は諸外国と比べて自己肯定感が低いと言われている。文部科学省が4月に発表した「睡眠を中心とした生活習慣と子供の自立等との関係性に関する調査結果」(小5~高3の児童生徒2万3千人回答)は、自己肯定感の低さと生活習慣との関連を探っていて興味深い。

 就寝時刻が早い子供、そして「朝食のとき家の人と会話する」子供ほど、自己肯定感が高い傾向があった。毎日朝食を取る子供は「ルールを守って行動する」割合が高い。逆に取っていない子供は規範意識が弱く、午前中の体調も悪い。睡眠習慣が子供の心身の発達に与える影響が大きいことを裏づけている。

 興味深いのは、朝食の有無だけでなく、朝食の品目数との関連からも分析していること。例えば、品目数が多い小学生ほど「自分のことが好き」と答える割合、自己肯定感が高い傾向にある。家庭の愛情が品目数に表れるということなのだろう。

 早寝早起きや朝食習慣と自己肯定感との関連は、直接的な因果関係を示したものではないが、家庭生活の安定感が子供の意欲や自信につながっていく。教育の大きな課題である子供の自己肯定感を育てるには、生活習慣の改善が大切であることを示した調査となっている。