上昇気流
今や世界的なブランド牛として名高い和牛…
今や世界的なブランド牛として名高い和牛。黒毛で赤身に脂肪が散らばる霜降りが最大の特徴というのが一般的なイメージだが、具体的には黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4品種を指す。 その種は日本の貴重な財産で、3月…
高齢化が急速に進む日本を反映しているとは…
高齢化が急速に進む日本を反映しているとはいえ、80歳を過ぎた高齢者らが今も活動の前線に立って訴えなければならないのは何とも痛ましい。北朝鮮による拉致被害者家族会や支援団体「救う会」などが都内で開いた「国民大集会」のこと…
厚生労働省は、白血病などの新しい免疫療法…
厚生労働省は、白血病などの新しい免疫療法製品「キムリア」に公的な医療保険を適用することを決めた。キムリアは1回の投与で治癒が期待できる革新的な薬だが、公定価格(薬価)は3349万円で過去最高額だ。 「助かる命が、所得…
5月の声を聞くと、自然の風物が若々しく…
5月の声を聞くと、自然の風物が若々しく感じられるようになる。こうしたイメージが形作られるのは、木々の若葉のきらめくような緑の光彩によるものだろう。 春は、冬から解放されて未来に向かって芽が吹き出すことで、希望的な感覚…
岩波文庫といえば、東西の古典や学術書…
岩波文庫といえば、東西の古典や学術書などを中心に、日本の教養主義を牽引(けんいん)してきた。かつて旧制高校の学生は読了した岩波文庫を積み上げてその高さを競い合ったという。 一方で『きけ わだつみのこえ』改変や清朝最後…
「女性の話はとかく回りくどい」との印象は…
「女性の話はとかく回りくどい」との印象は、男性にとって大方共通する。「だから何なんだ?」と聞き返したくなるケースも多い。何かの問題があるらしいということは分かっても、問題をどう解決すればいいのかが分かりにくい。 が、…
登山愛好家には四季を問わず山に登る人が…
登山愛好家には四季を問わず山に登る人がいるが、その一方で登山シーズンというのがあって、ある時期、ある場所に登山者が集中する。5月の連休や、土日、学校が休みの期間など。 谷川岳の一ノ倉沢などの岩場でも、一つのルートに複…
導入から21日で10年を迎える裁判員裁判に…
導入から21日で10年を迎える裁判員裁判について、小紙社会面で振り返っている。記事によると、これまでに37件の死刑判決が言い渡されたが、うち5件を職業裁判官だけで審理する二審が破棄し、無期懲役になった。 このうち、1…
痛ましい悲劇だ。事故は8日午前、大津市の…
痛ましい悲劇だ。事故は8日午前、大津市の県道丁字路交差点の横断歩道前で保育士に守られて信号待ちしていた園児の列に突っ込んだ軽乗用車によって起きた。無辜(むこ)の2歳園児ふたりの命が奪われた。 園児らは、この軽と右折し…
トヨタ自動車とパナソニックが住宅事業を…
トヨタ自動車とパナソニックが住宅事業を統合し新会社を発足させると発表した。「住宅着工の減少が見込まれ、次の局面を考えないと未来はない」(パナソニック幹部)と。統合、新会社設立の背景には世相の大きな変化がある。 今世紀…
ゴールデンウイークが終わってから、急に…
ゴールデンウイークが終わってから、急に暑さがやって来た印象が強い。汗ばむような暑さだが、梅雨入り前なので湿度はあまりない。その点では、過ごしやすいと言える。 俳句の季語では「薄暑」という。稲畑汀子編『ホトトギス新歳時…
上皇陛下が天皇退位を前に先月、伊勢神宮を…
上皇陛下が天皇退位を前に先月、伊勢神宮を参拝された時のNHKの報道がやり玉に挙がっている。「内宮は皇室の祖先の天照大神が祀られています」というくだりが、神話と史実を混同しているというのだ。 確かに他のメディアでは、例…
「阿部昭は忘れられていなかった!?」と思った…
「阿部昭は忘れられていなかった!?」と思ったのは、30年前に亡くなったこの短編小説の名手を思い出すことが時々あったからだ。 先月末、平成時代の最末期に阿部著『天使が見たもの』(中公文庫)が刊行された。幾つかの短編が収…
生物学者の今西錦司(1902~92)はスポーツ…
生物学者の今西錦司(1902~92)はスポーツ登山のパイオニアで、国内だけでも登った山は1552山に上る。1500山を達成した85年には、メディアにも登場し、人気者となった。 生物学者としてカバーした範囲は極めて広く…
10連休最後の6日は立夏で、暦の上ではもう夏…
10連休最後の6日は立夏で、暦の上ではもう夏。<卯(う)の花の匂う垣根に時鳥(ほととぎす)早も来鳴きて忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ>。佐佐木信綱作詞、小山作之助作曲「夏は来ぬ」の季節である。 明治29(1896)年…
小型の観測ロケット「MOMO(モモ)」…
小型の観測ロケット「MOMO(モモ)」3号機の打ち上げが成功した。日本で民間企業が単独開発したロケットが宇宙空間に達するのは初めて。北海道大樹町のベンチャー企業が手掛けた。 一般にロケット打ち上げには数十億円かかるが…
ゴールデンウイークももうすぐ終わり。こう…
ゴールデンウイークももうすぐ終わり。こう休日が続くと、きょうは何の日だったのか?と分からなくなることもある。ただ、きょうは「こどもの日」なので分かりやすい。昔から鯉幟(こいのぼり)や柏餅(かしわもち)などで祝ってきた記…
あまり好天には恵まれなかった10連休前半…
あまり好天には恵まれなかった10連休前半だったが、予報によると後半は全国的に好天が続きそうだ。天皇陛下の御即位の儀式があった1日の東京は朝から雲に覆われていたが、皇居で儀式が行われる頃は日が差していた。天皇晴れを目の当…
きょうは令和3日目。改元を期に、新元号の…
きょうは令和3日目。改元を期に、新元号の典拠となった「万葉集」への関心が高くなった。万葉集を前期と後期に分けた場合、前期の方が評価が高い点では大方の見解が共通する。 前期の代表者が柿本人麻呂だ。「大君は神にしませば天…
福島県の猪苗代町に野口英世記念館がある…
福島県の猪苗代町に野口英世記念館がある。2015年に展示館を一新して、いっそう子供たちに親しまれる記念館となった。新しくできたのは、細菌の世界をパネルや映像、ゲームで体験できるスペースと、米国での研究生活を紹介したコー…
きょうから令和元年。新元号は1カ月前に…
きょうから令和元年。新元号は1カ月前に決定した。この期間、全国各地で新元号にちなんだイベントが行われ、大いに世間の口に上った。それを冠した商品などもわれ先にとお目見えし、既になじみの感がある。 平成は30年余りだった…
きょうは平成、明日からは令和の御代である…
きょうは平成、明日からは令和の御代である。時代の変わり目に、月刊『Hanada』6月新元号の総力大特集テーマは「令和時代と皇室の危機」。<スクープ!>と銘打ったトップ記事は、今年1月3日付の小紙報道に関連する。 元旦…
「技術のマッチング(組み合わせ)」は近年の…
「技術のマッチング(組み合わせ)」は近年の科学技術製品の特徴だ。スマートフォンは典型例で、いろいろな機能が付けられて世に出た。デジタル技術で操作する情報家電なども急速に普及している。 マッチングは通信機器系だけではな…