コラム rss

少子化時代の人材確保

 平成26年度の自衛隊募集・援護担当者会議が先月10、11日の2日間にわたって防衛省内で行われた。この会議での主要テーマは、少子化に伴う人材確保の問題だ。  会議では冒頭、陸上幕僚監部募集・援護課長の兒玉恭幸1佐から、次…

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日立市(茨城県)で1人暮らし70代の無職…

 日立市(茨城県)で1人暮らし70代の無職女性が、電話で債権購入を持ち掛けられた末に総額1億4000万円余を騙し取られた詐欺事件が分かったのは9月18日のこと。今月4日には大津市(滋賀県)の無職男性(83)が、ダイヤモン…

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金正恩氏は“現代の奴隷市場”支配人

  北朝鮮の韓国向け宣伝サイト「わが民族同士」によると、北最高人民会議常任委員会は先月20日、「開城工業地区労働規定」条文を改正し、従業員の月間最低労賃50ドル制限を撤廃し、毎年、前年度の最低労賃の5%以上の賃金引き上げ…

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季節外れの台風で混乱するフィリピン

地球だより  昨年11月に大型台風が上陸し甚大な被害が出たフィリピン中部に、再び台風22号が接近し緊張が走っている。まさに現地のクリスマスムードを吹き飛ばすかのような状況だ。  昨年の台風で大きな被害を出し、依然として多…

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プーチン大統領の古典的な“弁明”

 ロシアのプーチン大統領は4日、クレムリンで年次教書演説を行ったが、その中で欧米諸国の対ロシア制裁を「根拠に乏しいロシア抑止政策であり、ロシアへの明らかな敵対行為だ」と主張し、「不法な欧米諸国の敵対行為を絶対甘受しない」…

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女子大の存在意義

 先月、公立の福岡女子大学に入学を希望した社会人男性が、男性であることを理由に入学願書が受理されないのは違憲として、大学側を提訴した。  栄養学科を選考できる県内の公立大学は福岡女子しかなく、費用的にも県外の大学に通うの…

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朝日新聞の新社長、渡辺雅隆氏は大阪の…

 朝日新聞の新社長、渡辺雅隆氏は大阪の就任会見で「全力で再生を決意」とリーダーシップ発揮を強調した。が、質疑応答になり一連の「慰安婦」問題の記事について質(ただ)されると、応答は広報担当に任せっきりだった。  韓半島で女…

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「商人に商人魂十二月」(小畑一天)。…

 「商人に商人魂十二月」(小畑一天)。12月というと「師走」や「年末」などの言葉が思い浮かぶ。他の月とは違う特別な感じもする。  街に出かけても、まだ年末商戦という雰囲気ではない。その前のクリスマス商戦が徐々に盛り上がっ…

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小中学校での「道徳」が早ければ平成30年度…

 小中学校での「道徳」が早ければ平成30年度にも教科化される。一部の新聞は「価値観の押しつけ」に繋がるなどと批判しているが、価値観こそしっかりと教えるべきものだ。もちろん教え方は十分、工夫を要する。  正岡子規は明治32…

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中国で来年「3退」総数が2億人突破

 当方は2011年8月、このコラム欄で中国で1億人の国民が中国共産党、中京青年団(共青団)と中国少年先鋒隊(少先隊)の3つの組織から離脱する国民の総数(3退)が1億人を突破したという情報を報告したが、来年中にはその3退の…

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今年の「紅白歌合戦」に出場する歌手が発表…

 今年の「紅白歌合戦」に出場する歌手が発表された。あらゆる選考の常で、選ばれる者とそうでない者の区別が生まれるのは避けられない。  「なぜこの歌手は選ばれなかったのか?」、逆に「これといったヒット曲もないこの歌手が毎年選…

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「聖職者の独身制」廃止への布石

 ローマ法王フランシスコが信頼を寄せるオスカー・ロドリゲス・マラディアガ枢機卿(Oscar Rodriguez Maradiaga)は2日、バチカン・インサイダーとのインタビューの中で「家庭問題を担当するバチカン聖省の長…

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報恩

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  “黒い目(文盲)”という言葉がある。文字を知らない人の意味で使われるが、「盲目の(雌)親烏」に由来する言葉だ。烏は卵を孵化(ふか)させ、ひな鳥を育てながら激しい産後の痛みによって目…

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ドゥマゴ文学賞の受賞作は毎年、「ひとりの…

 ドゥマゴ文学賞の受賞作は毎年、「ひとりの選考委員」によって選ばれる。選考委員の任期は1年で、対象は日本語の文学作品。昨年度の選考委員は評論家の松本健一さんで、選んだのは恩田侑布子さんの『余白の祭』だった。  松本さんに…

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「景気回復、この道しかない。」と題した…

 「景気回復、この道しかない。」と題した自民党の「政権公約2014」は大半が経済、その関連政策を説いていて、変型B5判25ページに文字がぎっしり。短期間によくぞまとめたものだという感じ。  アベノミクスは第1の矢(大胆な…

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1位でなきゃダメ?

地球だより  先日、韓国で全国一斉に大学入学試験「修能(修学能力試験)」が実施された。近年は学校の授業で習った範囲から出題するようにと大統領から厳しいお達しが出ているせいか、受験生にとっては比較的難易度が低い出題が多いよ…

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今年7月の週末に北海道小樽市で起きた小樽…

 今年7月の週末に北海道小樽市で起きた小樽ひき逃げ事件は、小欄(7月15日付)でも取り上げたので覚えておられる人もいよう。海水浴帰りの元高校同級生の女性4人がひき逃げされ、3人が死亡1人が重傷を負う痛ましい事件である。 …

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タイで受刑者を漁船員に

地球だより  労賃の安いミャンマー人やカンボジア人など外国人を漁船で奴隷労働させているとしてしばしば欧米メディアから批判を浴びているタイで、受刑者を漁船で働かせるという構想が浮上している。  タイの刑務所はどこも麻薬密売…

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オリンパスと言えば、カメラや内視鏡を…

 オリンパスと言えば、カメラや内視鏡を手掛ける名門光学機器メーカーだが、3年前に損失隠しの不祥事が発覚。「企業の内実は分からないものだなぁ……」と思っていささかショックだった。  同社の粉飾決算で損害を被ったとして機関投…

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消える中吊り広告

 円安を追い風に、日本を訪れる外国人観光客が増えている。今年は10月までに1100万人を突破。過去最高となった昨年の年間記録(1036万人)を既に超えてしまった。この調子だと、年末には1300万人に達するという。  東京…

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「水底の岩に落つく木の葉かな」(丈草)…

 「水底の岩に落つく木の葉かな」(丈草)。蛇口をひねって水道の水に手を浸すと冷たさが一段と強く感じられる。そろそろ手や顔を洗うにも、温水が欲しくなってくる。水温は季節の変わり目をよく示していると言える。  雨などはその代…

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中央アジアのウズベキスタンを4月に訪ねた時…

 中央アジアのウズベキスタンを4月に訪ねた時、美しいミニアチュール(細密画)が驚くほど安い値段で売られているので、土産に数枚購入した。飴色がかったつるつるした紙に描かれていたが、後でこれが「サマルカンドペーパー」であるこ…

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法王のトルコ訪問とその目的

 ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王は28日、3日間の日程でトルコ訪問を開始した。ローマ法王のイスラム教国トルコ訪問は2006年の前法王べネディクト16世以来で8年ぶりだ。28日に首都アンカラでエルドアン大統領らと…

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