コラム rss

ローマ法王の“パパストロイカ”の行方

 世界に約12億人の信者を有するローマ・カトリック教会最高指導者、ローマ法王フランシスコの要請を受け、世界の司教たちが「家庭と教会の性モラル」(避妊、同性婚、離婚などの諸問題)に関して信者たちにアンケート調査を実施した。…

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「山一つあなたに春のある思ひ」(高浜虚子)…

 「山一つあなたに春のある思ひ」(高浜虚子)。少しばかり暖かい日が続くと春が近いと感じるが、外に出てみると、まだ風が頬に冷たい。ふと「春は名のみの風の寒さや」という唱歌「早春賦」(吉丸一昌・作詞、中田章・作曲)の一節を思…

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「理系女子」を意味する「リケジョ」なる言葉が…

 「理系女子」を意味する「リケジョ」なる言葉が、メディアをにぎわしている。その輝かしい代表、小保方(おぼかた)晴子さんをリーダーとする理化学研究所の研究ユニットが快挙を成し遂げた。  マウスの細胞を弱酸性液に浸して刺激を…

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コロラド州とワシントン州のマリフアナ解禁

地球だより  米国では今月から、コロラド州で、マリフアナ(大麻)の娯楽用を含めた販売、使用が解禁になった。ワシントン州でも今年、マリフアナの販売が開始される。がんや緑内障患者などへの医薬用使用として解禁されているのは、2…

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今年の大学入試センター試験は、国語で…

 今年の大学入試センター試験は、国語で『源氏物語』からの出題があった。難解とされる作品だけに、受験生は戸惑っただろう。全6問中、文法問題は1問。「今でもまだ文法問題が出るのか?」とも思うが、センター試験以外では比重はもっ…

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大都市で蘇るプマシ

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  美しい価値を持った韓国語の中に「プマシ(pumasi)」がある。プム(pum)は手間、アシ(asi)は交換という意味で、互いに労力を貸し借りして助け合うことだ。似た言葉に「トゥレ」…

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東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、いつ…

 東京都武蔵野市にある井の頭恩賜公園は、いつ行っても家族連れやカップルや子供たちで賑わっている。日曜日に訪れてみると、大勢の人々の視線が池にそそがれていた。  水がないのだ。周囲にオレンジ色の網が張られている。「かいぼり…

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北朝鮮の「反日レベル」

地球だより  韓国人女性客の射殺事件で北朝鮮の金剛山観光が中断される前、韓国に駐在する外国報道機関でツアーを組み、金剛山を訪れたことがある。有名な「九龍の滝」に向かって登っていく途中、所々に配置された若い女性案内員を囲ん…

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インフルエンザに注意

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  沖縄本島中部のある小学校はこのほど、集団感染性胃腸炎で学級閉鎖になった。原因はまだ特定されていない。浜松市と広島市でノロウイルス集団感染が報告されたばかり。油断は禁物だ。  インフ…

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マルハニチロホールディングスの子会社…

 マルハニチロホールディングスの子会社アクリフーズ群馬工場製の冷凍食品に農薬マラチオンが混入された事件で、捜査当局は同社の契約社員の男(49)を逮捕した。給与面などで、会社への不満があったとみられている。  当局は、農薬…

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中韓の反日攻勢に異なった対応を

 中国黒竜江省のハルビン駅で20日、「安重根義士記念館」が一般公開された。同記念館開設は中韓両国が反日攻勢で連携を強めてきた結果と受け取られている、しかし、両国の反日活動はけっして同一の目標を追及しているものでないことが…

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カナダの期待裏切る米政府

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 油送管建設で判断保留 左派に取り入るオバマ氏 【ワシントン】カナダの外相は最近、米商業会議所に対して、落ち着いた調子で、ストレートに不満をぶつけた。米国は、キーストーンXLパイ…

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日中の衝突煽る英メディア

地球だより  安倍首相はスイスで開かれた世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で初の基調講演を行ったが、海外メディアとの懇談会の場で誘導質問に引っ掛かった。  「日中関係が軍事衝突(戦争)に発展する可能性はないか」と質…

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最近の新聞から。「舛添氏先行、細川氏追う」…

 最近の新聞から。「舛添氏先行、細川氏追う」(日経27日付)、「舛添氏リード/細川氏ら3氏追う」(朝日27日付)、「舛添氏が序盤リード/細川・宇都宮氏追う」(産経25日付) 、「舛添氏が先行/追う細川、宇都宮氏」(毎日2…

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バイク2人乗り禁止で波紋のフィリピン

地球だより  マニラ首都圏ではバイクを利用した強盗や殺人が急増し、警察が取り締まりに頭を痛めている。犯人がバイクに2人乗りして犯行を行うことが多いため、「ライディング・イン・タンデム(2人乗り)」という言葉が、バイクを利…

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通常国会が開幕 活発な与野党論戦に期待

 日本で一番エラい者は誰かという質問に対して、大抵の人は総理大臣と答える。これは間違っていないけれど正確でもない。その総理大臣は通常は与党第一党の党首が選ばれる。そうすると与党の党首が一番エラいということになる。  しか…

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知性的な言葉の魅力

 東大本郷キャンパスの小柴ホールで、このほど、リサ・ランドール・ハーバード大学教授の「宇宙の扉をノックする」と題した講演会があった。  主催はカブリ数物連携宇宙研究機構。「宇宙は数学という言葉で書かれている」(ガリレオ)…

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免疫抗体の構造研究で名高い医学者の石坂公成…

 免疫抗体の構造研究で名高い医学者の石坂公成を取り上げた岸本忠三他著『現代免疫物語』(日本経済新聞社刊)に「科学者が光り輝く時期は人それぞれだ」とある。  「己が狙いを定めた標的と向かい合い、研究が佳境にさしかかった時に…

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小社の部屋の窓から外を眺めると、隣の公園…

 小社の部屋の窓から外を眺めると、隣の公園との境に赤い花が散らばるように咲いている。椿(つばき)に見えるが、山茶花(さざんか)にも似ている。果たしてどちらなのだろうか、と同僚と議論になった。  椿と山茶花は近縁種なので、…

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安倍晋三首相の靖国神社参拝で、米国政府や…

 安倍晋三首相の靖国神社参拝で、米国政府や議会、メディアの中に、日本に軍国主義の芽があるのではとの憂慮が生まれているという。小紙「ビューポイント」欄で、アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員の加瀬みきさんが伝え…

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過去に恬淡、情に厚いロシア人

地球だより  「ロシアのいいところは何ですか」。日本から来た人に、こんな質問をされた。即答できなかった。  日本のいいところなら、すぐ挙げることができる。「世界一安全」「国民の礼儀正しさ」「きれいな水が豊富」「田舎までイ…

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江戸幕府の運営は、家康の時代は別として…

 江戸幕府の運営は、家康の時代は別としてほぼ老中が担った。老中は将軍に報告する義務があるが、山本博文著『江戸城の宮廷政治』(読売新聞社)によると、そこには微妙なものがあった。4人前後いる老中たちは、将軍への取り次ぎに当た…

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押し寄せる“旅客”

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  20年ほど前をみても、世界の有名観光地は日本人たちでいっぱいだった。ピラミッドがあるエジプトのギザはもちろん、世界のどこにいっても日本人がウヨウヨしていたが、近ごろは中国人に取って…

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