今週の永田町 rss

臨時国会スタート 地方創生で国土強靭化を

 日本は昔から災害列島といわれた。何しろ日本の背中にあたる部分に火山脈が走っている。あの美しい富士山もそのひとつだ。美人は怒ると怖い。  日本のあちこちで火山が火を噴くと、日本人はその度に逃げ惑う。逃げるだけではなく、事…

続き

長期政権と政治力、在職1000日を超えた安倍首相

 政権は長ければいいというものではない。しかし政権の寿命はひとつの目安にはなる。政権の長寿は政権の政治力と正比例する。長寿であれば、政権がそれだけ安定かつ強力であるとの何よりの証拠になる。  そこで安倍政権を眺めると、ま…

続き

首相、女性活用で旗振り 数値目標設定には苦言も

 人間として男女の別はない。男女は法律の上でも同格だ。しかし最近は女性優遇論が流行している。男性顔色なしだ。  永田町でも女性がもてはやされている。こんどいつ衆議院が解散されるかは誰も分からない。分かっているのは女性候補…

続き

安倍改造内閣始動、女性閣僚の活躍に期待

 安倍改造内閣が3日にスタートした。新閣僚に選ばれた人たちの喜びはまだ消えそうもない。喜怒哀楽が一番顔に出るのは女性だ。女性大臣5人の喜びは口元に残ったままだ。まことに御同慶に堪えないが、個人的なことはさて置き、今週から…

続き

自民党の正念場 長期政権を目指す安倍首相

 今週は自民党の正念場だ。内閣改造と党役員人事が一緒に来るので大幅人事異動にならざるを得ない。安倍首相もこんどはお義理ではなく、自分自身の内閣を作ろうと意気込んでいる。  首相の最大の狙いは長期政権を築くことだ。新布陣で…

続き

内閣改造練り直し 石破氏は安保担当相辞退へ

 9月に予定されている内閣改造で一番揉めそうなのは安全保障担当相のポストだ。人が居ないわけではない。自薦他薦の候補者がわんさかといる。しかし、常識的に見て、新安保相に迎えるならこの人といわれる人物がいる。石破茂幹事長がそ…

続き

迫る内閣改造 目玉は多くの女性の起用

 8月も半ばを過ぎた。暦の上ではもう秋だ。ところが秋どころか、まだ猛暑の真っ最中だ。しかし、涼しいところが一カ所だけある。東京のど真ん中の永田町がそれだ。ほとんどの議員がお国に帰り、盆踊りや後援者回りに汗をかき永田町はも…

続き

肥大化する内閣府 改革の動きに族議員反発

 分かっているようで分からないのが内閣府だ。各省庁にはそれぞれの大臣が存在し、その大臣が首相につながっている。首相―各担当相の二重構造になっている。  内閣府はその特別仕立てのひとつだ。専任大臣不在のため首相直属の形を取…

続き

広がる女性登用論 成長戦略で安倍首相が音頭

 近頃急に永田町で女性登用論を耳にすることが多くなった。男女は平等だ。もし永田町だけで女性差別を受けているというなら、これは由々しき問題だ。  日本のあらゆる分野で、常に先頭を走っていたのは永田町だ。日本の中でも、分別が…

続き

秋にらみ静かなり 焦点は内閣改造・党人事

 このところ政治は一服気味だ。しばらくは何事もなく無事平穏のまま推移していくに違いない。しかし表面が波静かだから政治の中身も穏やかと思うのは大きな間違いだ。永田町では世間の常識は通用しない。  与野党を通じて、動きになら…

続き

総理総裁の弱み 閣僚・党内人事は諸刃の剣

 安倍首相にとっては人事は諸刃の剣だ。この諸刃の剣を巧みに使えば、党内のゴタゴタもうまく抑えることができる。しかし人事で躓くと総裁の権威はたちまち急落する。  自民党の総裁が一見強力かつ安定しているように思われるのは、総…

続き

維新・結いの新党 党名決まらず遅れる恐れも

 目下進行中の結の党と日本維新の会の合同話が難航している。野党は政策についてはうるさい。ひとたび議論が始まると尽きるところを知らないほどだ。  本来は両党とも9月上旬の新党結成を目指していたが、このため大幅に遅れるおそれ…

続き

首相の政権運営 内閣改造は秋に先送り

 いま永田町でどの党が「これでよし」と自己満足しているかと問われると、やはり自民党の名前を挙げないわけにはいかない。  自民党はいうまでもなく政権党だ。政権党は数の上から言っても与野党を通じてナンバーワンの立場にある。群…

続き

通常国会が閉幕 与野党のチエの出し合いを

 永田町は一生懸命やっている。国民は永田町の刻苦精励を多とするに吝かではない。しかしそれでも何となく物足りない気持ちがする。それはやっぱり見当違いの方向を見ながら力を籠めているからだろう。  国民が永田町に望むのは国民の…

続き

集団的自衛権 自公、出口を塞いで真剣勝負

 自民党と公明党は友党同士だ。ともに連立政権を作って政局運営に当たっている。しかし一心同体ではない。いろいろな点で両党の行き違いが目立ち、主張が噛み合わずスレ違う。  一見して永田町は平穏だ。与党第一党の自民党と連立相手…

続き

睨み合う自公 後で「しまった」では遅い

 今、永田町で随一のモテモテ政党は公明党だ。それでも集団的自衛権をめぐり自民、公明両党の間がギクシャクしている。気の早い一部の勢力は一種の期待感を込めて、自、公の関係悪化を囃(はや)し立てている。  しかし、そんなことは…

続き

日本の民主主義 官僚の智恵も借り改革を

 永田町の与野党関係は時の流れとともに千変万化する。しかし永田町の与野党対立の基本的な構図は万古不易だ。保革の政党の睨み合いは、終戦以来今日まで延々と続き尽きるところを知らない。日本の経済は世界トップクラスだ。これは皆が…

続き

近づく内閣改造 女性起用を好む安倍首相

 安倍首相は「女性好き」と言ったら天下の安倍ファンは目を剥くかも知れない。しかしウソではない本当だ。  安倍内閣にはすでに2人の女性閣僚が任命されている。それだけではない。自民党三役のうち2人までが女性だ。内閣始まって以…

続き

政党同士の付き合い 公明の出方に手を焼く自民

 安倍内閣は自民党と公明党の連合政権だ。この両党の付き合いは長くて古い。何度も政権を共にしている。兄弟政党といっても差し支えない。お互いに気心は知り尽くしているし、政策もツーカーの関係にある。  しかし、この古い仲も心を…

続き

連休明け国会 安保体制確立へ論戦を期待

 大型連休も終わり、国民もゆっくり骨休みすることができた。さあ仕事に復帰する番だ。元気溌剌、腕が鳴る。こんな調子で仕事に向かえば大型連休の効果があったというわけになる。  しかし正直なところ、大型連休のプラス面よりマイナ…

続き

集団的自衛権 国益の視点で真摯な議論を

 日本国民には自虐趣味がある。日本国民でありながら日本嫌いが結構多い。特に政治に対しては厳しい。民主政治は政治の形態としては最高のものだが、日本の民主政治は国民の受けが悪い。マスコミは特に政治に対しては挑戦的だ。  大抵…

続き

国会議員の外遊 見聞広め政治の質向上を

 この大型連休に日本国民は浮き足立っている。浮き足といっても逃げ腰になったわけではない。いかにこの長期休暇を楽しむか、その楽しい予想や計画で頭がイッパイだ。  永田町も例外ではない。政治家は常に国会対策と、選挙区対策で頭…

続き

日米首脳会談 TPP失敗なら首相批判へ

 日本は世界で最も不可思議な国のひとつだ。日本は先の大戦で大敗した。それまでは日本の国柄を世界無比と信じ、世界のリーダーを本気で目指した。  しかし敗戦後はガラリと変わってしまった。日本は強国ではない。アジアの片隅の小国…

続き