コラム
4分間の渾身の演技を終えた浅田真央選手の…
4分間の渾身(こんしん)の演技を終えた浅田真央選手の眼に涙が溢れた。暫く涙は止まらなかったが、やがて笑顔に変わり大歓声の観客に手を振った。「笑顔で終わりたい」という浅田選手の願いは果たされた。 ソチの応援席にいた日本…
ロシアで羽生選手の好感度アップ
地球だより ロシアはいまソチ冬季五輪の真っ最中だ。さまざまな競技の中でも、最も熱い話題となるフィギュア・スケート。今回、日本男子で初の金メダルを獲得した羽生結弦選手の人気がモスクワでも沸騰している。 今回のソチ五輪は…
「末は博士か大臣か」という言葉がある。…
「末は博士か大臣か」という言葉がある。かつては、博士が大臣並みに希少価値を持っていた。今や、博士号を持っていても就職先がなかなか見つからない時代になってしまった。 明治44年2月20日夜10時ごろ、「文学博士号を与え…
朴大統領の食膳論
韓国紙セゲイルボ 王の食膳には12種類のおかずが載る。ご飯と汁、醤油(しょうゆ)を除いた数だ。陰陽五行説によると陽は伸びて突出する性質があり1、3、5、7、9が陽数だ。王の健康のためにおかずの数はこの数に合わせる。9が…
水墨画家の傅益瑤さんは1980年に中国から…
水墨画家の傅益瑤(ふいやお)さんは1980年に中国から来日して以来、日本で絵画の研究と制作を続けてきた。当初から深い関心を持って全国各地で取材してきたのが、日本の祭礼文化である。 中国にももちろん祭りはあるのだが、ほ…
水牛車で対立する竹富島
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 石垣島からフェリーで約15分の距離にある竹富島(八重山郡竹富町)。観光で成り立っている島の経済を牽引(けんいん)するのは、水牛車観光だ。牛車に乗って赤瓦の古民家の集落の景色をゆっく…
宇宙空間を飛び交い、地球に飛来する…
宇宙空間を飛び交い、地球に飛来する高エネルギーの放射線(宇宙線)が発見されたのは約100年前の1912年。以後、宇宙や物質の構造解明の武器として大変活躍している。宇宙線の大部分は陽子をはじめとする荷電粒子だが、それらは…
オバマケアが雇用に悪影響
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 損なわれる労働意欲 保守派は5年前から警告 【ワシントン】医療保険改革法(オバマケア)をめぐってごたごたが続いている。民主党は、大統領の恣意的な判断で修正される同法を「国法」…
真冬の“梅雨”にうんざり
地球だより 北大西洋上から次々にやって来る低気圧のせいで、この2カ月間余り英国は風雨の日が2、3日ごとに繰り返されている。まさに真冬の“梅雨”といった感じであり、うんざりする。冬場の氷雨は寒々とした気持ちになるが、幸い…
最近の新聞から。舛添要一氏が圧勝した先の…
最近の新聞から。舛添要一氏が圧勝した先の東京都知事選の結果分析と解説は、2週続きで列島を襲った大雪とソチ冬季五輪など目を引くニュースに押し退けられて、いつもより目ぼしいものが少なかった。 元首相コンビは共産党など推薦…
謝罪は民族の痛みを初期化できるか
ウィーン大学に通う知人と韓国の反日問題を話し合っていた。知人は「韓国はせいぜい40年余り、日本の植民地下にあったのだろう。アイルランド民族は数百年間、英国の植民地下にあった。独立したのは20世紀に入ってからだ。北アイル…
曻地三郎先生の思い出
昨年11月末、曻地三郎さん(享年107)の訃報に接して、10年前にお会いした時の慈愛に満ちた眼差(まなざ)しを思い出した。 福岡市の自宅近くに、私財を投入して知的障害児施設「しいのみ学園」を創設したのは日本にまだ養護…
フィリピン人は外見よりユーモア重視
地球だより このほどバレンタインデーを前に発表された世論調査によると、多くのフィリピン人が異性に対して、顔などの外見よりもユーモアのセンスを求めていることが明らかとなった。 調査は約1500人の成人を対象にしたもので…
関東甲信の大雪で、交通機関が乱れトラブルが…
関東甲信の大雪で、交通機関が乱れトラブルが続出。東名高速の上り線は車列が何時間も動かなかったし、東急東横線の追突事故も雪の影響とみられる。積雪は都心で27㌢に達したほか、甲府市などで観測史上最多を記録した。 救いは、…
「残雪の上に傾きとまるバス」(新谷氷照)。…
「残雪の上に傾きとまるバス」(新谷氷照)。大雪が再び首都圏を直撃した。東京では昨日昼頃までには雨に変わったが、スリップ事故や交通機関の運休、遅延などが生じたことは前回と同じ。 大雪は科学が発展した現代でも、天候のまま…
「ソチで地震を」と祈るテロリスト
ソチ冬季五輪大会(2月7日~23日)は幸先がいい。ウインター・スポーツ国オーストリアの話だ。アルペンスキーの男子滑降でマティアス・マイヤー選手が金メダルを獲得するなど、大会6日目で既に金1、銀4を獲得した。国民もホッと…
東京の国立劇場で久しぶりに人形浄瑠璃・文楽…
東京の国立劇場で久しぶりに人形浄瑠璃・文楽の公演を観た。演目は「御所桜堀川夜討(ごしょざくらほりかわようち)」と「本朝廿四孝(ほんちょうにじゅうしこう)」。平日夕方の公演だったが、席は9割方埋まっていた。 「本朝廿四…
過保護な休校措置
地球だより 今年の冬は本当に寒い。昨年12月から断続的に強い寒波が米各地を襲い、厳しい寒さが続いている。 筆者が住む南部バージニア州でも、寒波や降雪の影響で学校が休校になったり、始業時間が遅れる日が相次いでいる。生徒…
音楽であれ美術であれ、芸術作品には贋作問題…
音楽であれ美術であれ、芸術作品には贋作問題がつきまとう。先ごろ別人による代作問題が発覚した佐村河内守氏の作品もその一例だ。「著名な作曲家として社会に迎えられたい」という願望を人が抱くことはある。 普通はその方向に向か…
五輪の金メダル
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 冬季オリンピック90年の歴史上、最も心温まる場面は断然、2010年バンクーバー五輪の男子スピードスケート1万㍍の表彰式だ。金メダルを首にかけた大韓民国の李承勲(イスンフン)をそれぞ…
第6回恵比寿映像祭が東京都目黒区の…
第6回恵比寿映像祭が東京都目黒区の東京都写真美術館を中心会場に、今月23日まで開催されている。展示、上映、ライブ・パフォーマンス、トークセッションと盛りだくさんで、“トゥルー・カラーズ”という総合テーマの下、多様な世界…
韓国版「朝日・毎日」
地球だより 韓国の新聞市場は日本以上に競争が激しく、中央日刊紙と呼ばれる全国紙が約10紙ひしめいている。保守系の朝鮮日報、中央日報、東亜日報でシェア60%を占め、保守による寡占のように見えるが、数字以上に影響力があるの…
拡張続ける那覇空港
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 日本航空(JAL)が東京・羽田と那覇を結ぶ路線が5日、就航60周年を迎えた。 JALの5番目の路線として羽田-那覇便が就航したのが1954年2月5日。当初は週2便だったが、現在は…