コラム
安倍政権の人気度 国民のふところ具合が左右
国民は「ふところ」が温かくなると政治を批判したり、政治家の悪口を言ったりはしなくなる。いまが丁度その時期だ。なにしろ給与を上げろと首相や閣僚たちが民間の経営者の重い尻を叩いている御時勢だから、働く者にとってはこんなに有…
論文作成者の未熟な人間性が浮き彫りになった…
論文作成者の未熟な人間性が浮き彫りになった「STAP細胞」に関する不祥事。このほど開かれた理化学研究所関係者らの記者会見で、川合真紀・理研理事が「早急に理研の倫理風土を改めるべくアクションを起こす」と話した。 半面、…
「ものの芽のほぐるゝ風とにくからず」…
「ものの芽のほぐるゝ風とにくからず」(坊城董子)。春になると、木や草の芽が萌え出る光景を見るようになる。俳句の歳時記には「ものの芽」「草の芽」「牡丹の芽」「桔梗の芽」などの季語が載っている。 冬の時期には土の中で眠っ…
京都市の祇園祭、岐阜県高山市の高山祭、…
京都市の祇園祭、岐阜県高山市の高山祭、福岡市の博多祇園山笠など、日本には各地に豪華な山車(だし)や屋台が町を巡る祭りがある。文化庁はこれらのうち32件の祭りを一括して国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の候補と…
米国東部の安全神話崩れる
地球だより 2月に入って、週末2回連続で東京を含む関東地方が45年ぶりの大雪に見舞われ、それぞれ700便以上の航空便が欠航になった。丁度その時、海外から東京に到着した知人の話では、成田空港から東京都内にタクシーで出よう…
「カルチャーセンターの女性たち、あるとき、…
「カルチャーセンターの女性たち、あるとき、私のこと嫌ってね、ずいぶんいなくなった」と、昨年10月に亡くなった文芸評論家の秋山駿氏が、没後刊行された著書(『私の文学遍歴』作品社刊)の中で語っている。 カルチャーセンター…
改名ブーム
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 名前に対する韓国人の関心は格別だ。名前で吉凶禍福を占う姓名学の影響が大きい。朝鮮時代には大逆罪人と名前が同じなら、門中会議(氏族の長老会議)を開いて改名したという。それでも足らず、…
ヨーロッパ諸国では今、俳句が非常に盛んだ。…
ヨーロッパ諸国では今、俳句が非常に盛んだ。去る1月、ベルギーのブリュッセルで国際俳句交流協会(有馬朗人会長)の創立25周年記念シンポジウムが開催された。 参加した俳人の恩田侑布子(ゆうこ)さんによれば、15年くらい前…
震災3年で“右傾化”?
地球だより 「東日本大震災から3年」のニュースはこちらでも大きく取り扱われ、避難生活が続く被災民の様子や復興に向けた動きなどをリポートしていたが、ある大手紙は東京発で「3年で後退した日本」という見出しで、例によって安倍…
沖縄は特攻隊の「聖地」
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 2日夕方より、那覇市内の県立博物館・美術館「講堂」で「自虐史観、被害者史観から脱却し、誇りある沖縄へ」と題した集会(主催・沖縄対策本部)が行われ、約150人が集まった。 沖縄では…
観光立国の一つに中東のトルコがある。…
観光立国の一つに中東のトルコがある。東京ではトルコ航空などが協賛して毎月1回「トルコの朝ごはん」と題したイベントが行われ、同国の文化が紹介されている。先日、西新宿のトルコ文化センターで開かれたこの“朝食会”にメディア関…
クリミア侵攻招いた弱い米
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 支援頼みのウクライナ 金融制裁を心配するロシア 【ワシントン】ロシアのプーチン大統領は幸運な男だ。この幸運はさらに3年間続く。 プーチン氏がクリミアを奪取すると、オバマ大統…
<故郷やどちらを見ても山笑ふ>子規 例年…
<故郷やどちらを見ても山笑ふ>子規 例年なら山々の木々が淡い緑の若芽を吹いて、やさしく明るい色を帯び、山全体が微笑むように春の訪れを喜ぶ季節。土の湿り気に眠っていた虫が穴から這い出すころをいう啓蟄は6日だったが、どちら…
フィリピンで拳銃を向けられた知人
地球だより マニラ市にトンドという場所がある。かつてスモーキー・マウンテンという巨大なゴミ集積場があった地域で、今でも国内有数の貧困地区として知られており、この一帯の治安は極めて悪い。 先日、そこに住む知人と会う約束…
海外の大麻合法化の波紋
米国コロラド州で今年1月、大麻が合法化となった。同国内で、大麻を嗜好(しこう)品として解禁したのはワシントン州に次いで2州目。「子供の頃、大麻を吸った」と言って憚(はばか)らないオバマ大統領は1月、米誌上で「(大麻は)…
戦後、ストライキを繰り返し政治闘争に明け…
戦後、ストライキを繰り返し政治闘争に明け暮れた日本教職員組合(日教組)に嫌気がさし、脱退した現役教職員らが昭和59年「全日本教職員連盟(全日教連)」を結成。今年30周年を迎えた。 それまでの教職員運動の在り方を決然と…
「犬耳を立て土を嗅ぐ啓蟄に」(高浜虚子)。…
「犬耳を立て土を嗅ぐ啓蟄に」(高浜虚子)。俳句の春の季語に「啓蟄」という言葉がある。この字を初めて見た時は、何と読むのかも、何の意味かも分からなかった。難しい漢字で、強い印象を受けたのを覚えている。 啓蟄の意味は「土…
「歴史は繰り返す」というが、確かに歴史を…
「歴史は繰り返す」というが、確かに歴史を振り返れば同じような出来事が、その時代と主役を替えて起きてきた。ロシアの「クリミア併合」への動きに似たものとしては、1938年のヒトラーによるズデーテン併合がある。 プーチン大…
「悪いのは米とイスラエル」
地球だより エジプトに長く滞在して、国民が共通して持つ異常な感覚に時々ぶつかることがある。それは、常に「自分たちが問題なのではなく、イスラエルと米国に問題があるのだ」と主張する姿勢だ。 1997年に、邦人10人を含む…
全国で数百あると言われる文学賞の中でも、…
全国で数百あると言われる文学賞の中でも、芥川賞・直木賞の注目度は高い。特に芥川賞はそうだ。「文藝春秋」(3月号)では「芥川賞150回」の記念特集を組んでいる。が、そこは主催者だから、都合の悪いことは書かれていない。 …
「京平サッカー」復活?
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 わが国にサッカーが伝わったのは1882年、高宗(コジョン)(朝鮮第26代王)の時代だ。済物浦港(今の仁川にあった港)に入港した英国軍艦フライング・フィッシュ号の乗組員たちが埠頭(ふ…
日本で昨年8月に公開された米映画「最愛の…
日本で昨年8月に公開された米映画「最愛の大地」は、アカデミー賞女優アンジェリーナ・ジョリーさんが初監督を務めた作品。ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を舞台にしていた。 ジョリーさんは10年間、国連難民高等弁務官事務所(U…
自分の半生を音楽に合わせて語る「セルフ・…
自分の半生を音楽に合わせて語る「セルフ・ストーリー・オペラ」。世界130カ国を旅した歌手AKIRAさんが創り出した新しい芸術ジャンルだが、東京都大田区出身の佐藤誠司さん(47)はその語り手の一人として活躍している。 …