コラム
「政治家の資質」の面から鎌倉幕府3代将軍…
「政治家の資質」の面から鎌倉幕府3代将軍源実朝を見たらどうなるか。高い評価が下されることはなさそうだ。実朝を明確に批判した武士がいた。「将軍は歌や蹴鞠に熱中するばかり。これでは武芸は廃れてしまう」と述べたこの人物の名前…
「私にとって紛争地域の報道は主張の手段で…
「私にとって紛争地域の報道は主張の手段であり、自分の勇気の試金石でもあった。恐怖心をどこまでコントロールできるか探ることに酔ってもいた」。公開中の映画「おやすみなさいを言いたくて」のエーリク・ポッペ監督の言葉だ。 同…
ナッツと担架
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 1993年7月26日午後3時41分、アシアナ航空733便が木浦(モッポ)空港着陸直前にレーダーから消えた。飛行機には乗客と乗務員合わせて110人が乗っていた。3度着陸しようとして失…
ワシントン・ポスト紙の挑戦
独週刊誌シュピーゲル最新号(12月15日号)に興味深い記事が掲載されていた。米紙ワシントン・ポストの現状だ。オンライン通販の最大手アマゾン・コムのジェフ・ベゾス会長(Jeff Bezos)が昨年8月、2億5000万ドル…
歪められた民主党の議会報告
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 拷問支持した民主党員 尋問関係者の証言は取らず 【ワシントン】上院情報委員会の民主党議員らが作成した中央情報局(CIA)の尋問に関する報告は基本的に、ブッシュ前政権下での戦争…
仲井真前知事、毅然とした姿で退庁
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 8年間、沖縄県知事を務めた仲井真弘多(ひろかず)氏が9日、離任した。米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古沖への移設に伴う埋め立て承認で批判され続けたが、最後まで信念が揺らぐこ…
山脈が横断する四国はかつて、林業が盛ん…
山脈が横断する四国はかつて、林業が盛んだったが、近年はこの産業の人気が低下し、山林の手入れさえ思うに任せない所が多くなっているという。先日、愛媛県に行って林業関係者から聞いた。 木は放っておいても育つ、というのは素人…
日本共産党への警戒を緩めるな
日本で14日、総選挙の投開票が行われ、大方の予想通り、安倍晋三首相が率いる自民党が議席291、公明党と合わせて与党326議席と3分の2以上の議席を獲得して圧勝した。総選挙の結果を受け、第3次安倍政権がスタートする。 …
昨日の新聞から。第47回衆院選は与党の…
昨日の新聞から。第47回衆院選は与党の自公両党が3分の2以上の議席(326議席)を維持する圧勝を収めた。「宰相像について私たちは公示前、『選ばれて政権を委ねられた者は「多数派」だけではなく「すべての」国民の代表としてふ…
中国と結ぶタイの高速鉄道
地球だより タイ議会は4日、高速鉄道2本の建設プロジェクトを賛成多数で可決した。タイの鉄道は日本と同じ狭軌だが、中国の鉄道と同じ広軌でレールの幅は1435㍉となる。中国はラオス政府とも高速鉄道建設で合意しており、実現す…
「天下の朝日」の新しい友達探し
慰安婦問題と福島第1原発問題の報道で歴史的な間違いと意図的な偏向報道をしてきた朝日新聞は目下、国内のメディアばかりか政府、国民まで、あらゆる層からバッシングを受けている。自身が撒いた種だから、その結果を刈り取るのは当然…
まず隗より始めよ
中国の故事成語に「まず隗(かい)より始めよ」がある。「大事を始める時にはまず卑近なことから始めよ」とか「まず言い出した者から着手すべきだ」という意味だが、最近、改めてこの故事を見直すことがあった。 テレビ朝日の党首討…
「景気回復、この道しかない」とアベノミクス…
「景気回復、この道しかない」とアベノミクスへの支持を訴えた自民党、安倍晋三政権が衆院選で圧勝した。内憂外患の状況が続く中、国民の負託を受けた安倍政権には、思い切り知恵を絞って経綸(けいりん)に力を発揮してほしい。 た…
「街師走何を買つてもむだづかひ」(稲畑汀子)…
「街師走何を買つてもむだづかひ」(稲畑汀子)。12月というよりも、師走と呼ぶ方がしっくりくるのがこの時期だ。走るほど忙しい坊さんではないが、何となく気ぜわしいのも不思議である。 稲畑汀子編『ホトトギス新歳時記』によれ…
フランシスコ時代いつまで続くか
21世紀は本格的な高齢化社会を迎える。90歳、100歳の老人はもはや珍しくはない。世界に12億人以上の信者を有するローマ・カトリック教会総本山のバチカンでも高齢化は避けられない、というか、高齢者によって運営されている機…
衆院総選挙の投票が行われるあす14日は…
衆院総選挙の投票が行われるあす14日は、赤穂浪士討ち入りの日(元禄15年)である。大石内蔵助ら四十七士が眠る東京・高輪の泉岳寺では、毎年義士祭が行われるが、今年は少し様子が異なったものになりそうだ。 泉岳寺のすぐ隣で…
70代後半になってから、自分の病気について…
70代後半になってから、自分の病気について語ることが多くなった、と作家で日本芸術院長の黒井千次氏が書いている(『老いの味わい』中公新書)。 病気のことを話題にする時には話者の熱意がこもっているのが感じられる、とも言う…
20世紀が「エレクトロニクスの世紀」と…
20世紀が「エレクトロニクスの世紀」と呼ばれたのに対し、21世紀は「光の世紀」と言われている。光を利用する技術が急速に発達し、人々の生活に浸透しているからだ。光の技術利用の基本は「照らす」「見る」「はかる」。 東京・…
授賞式の価値
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 与える人もうれしく、もらう人はいっそううれしいのが賞だ。「秀でた業績や善良な行為を称賛するために与える証書や金銭や価値ある物品」である賞は、受賞者をいっそう奮い立たせる。小学校の卒…
ヒトラーはモンスターでなかった
ドイツでアドルフ・ヒトラーを主人公にした「帰ってきたヒトラー」(Er ist wieder da)という映画が製作中だ。2012年に発表されたティムール・ヴェルメシュの風刺小説の映画化だ。ヒトラーが現代社会に現れたらど…
大きい仲井真知事の業績
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 仲井真弘多氏は9日、知事として2期8年間の任期を満了し退任した。 退任の4日前にあたる12日、仲井真氏は米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設先、名護市辺野古沿岸部の埋め立て工事に向…
この日曜日、所用で名古屋へ行ったついでに…
この日曜日、所用で名古屋へ行ったついでに東山動植物園に足を運んだが、紅葉の見ごろは終わっていて残念。係員は「10日前がピーク。今年は美しかった」と惜しんでいた。 同園近くの、ここも紅葉が美しい名刹(めいさつ)八事山(…
クリスマス手当
地球だより フランスには家庭の経済を支えるさまざまな手当が支給されている。代表格は家族手当(子供手当に相当)で、欧州で最も高い出生率を支える手当として日本でも知られる手当だ。しかし手当には日本では考えられないような手当…