コラム rss

“隔離”される韓国大統領

地球だより  先日、日本に帰国した際、民放の番組に安倍晋三首相が出演していた。外交や経済など日本が抱える諸問題について、すぐ横に座る司会者から質問や突っ込みを受け、安倍首相が答えるという討論方式だ。直接国民に語り掛けるよ…

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月刊「文藝春秋」12月号が朝日新聞の…

 月刊「文藝春秋」12月号が朝日新聞の20代、30代、40代以上の社員に緊急アンケートを行い、18人の肉声を一挙掲載している。「一連の『従軍慰安婦』と『吉田調書』をめぐる(朝日)記事について、どのように考えていますか」な…

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暮らしにくくなる季節

地球だより  「クリスマスまであと○○日です」。国民の気持ちを代弁するかのように、毎日夜のニュースの終わりにアナウンサーがうれしそうにカウントダウンを行う。もうすっかり慣れたが、9月ごろからカウントダウンが行われることに…

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母校の児童減少

 東北の片田舎にある筆者の母校(小学校)が今年3月、その歴史を閉じた。尋常小学校として開校してから125年。前身から数えれば141年になる。ごたぶんに洩れず、わが故郷も子供の減少に歯止めがかからなかったのだ。  子供の頃…

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中台貿易協定見直しを今春に成功させた台湾の…

 中台貿易協定見直しを今春に成功させた台湾の学生団体の運動と、現在香港で50日以上続く学生ら民主派のデモの違いはどこにあるか。小紙連載「揺れる香港 各派リーダーに聞く」(6~12日)で香港の陳淑荘・公民党副主席がインタビ…

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「大空の深きに落葉舞ひ上る」(高浜虚子)…

 「大空の深きに落葉舞ひ上る」(高浜虚子)。道筋に落ち葉が重なっている。見上げると落葉樹の多くは、紅葉の衣装を脱ぎ捨てて寒々しい印象。葉が落ちて針金のような枝だけが晩秋の光を浴びて黒く見える。  春や夏にあれほど青々とし…

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修道女たちが求めた「幸せ」とは

 結婚を断念し、神に生涯を捧げたローマ・カトリック教会の修道女たちの生き方を少し紹介する。  最近話題となった修道女といえば、イタリアのシチリア出身の修道女 Cristina Scuccia さんだ。彼女は今年6月の C…

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書店で『哀しき半島国家 韓国の結末』…

 書店で『哀しき半島国家 韓国の結末』(PHP新書)という新刊本のタイトルを目にした時は、また新しい嫌韓本かと思った。しかし、「『伝説の外交官』が冷徹な眼で描いた日本の国益に資する真の韓国論!」という帯の宣伝文句に釣られ…

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エジプトの顔がない遺跡

地球だより  エジプトの数ある観光名所を訪ねて、心痛く思うことの一つに、見事な彫像にもかからず、顔の部分だけが破壊されている像が多くあることだ。殊に、同国南部最大の観光都市ルクソールのルクソール神殿やカルマナック神殿に並…

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大学入試では、制度の変更や倍率の高低…

 大学入試では、制度の変更や倍率の高低などが話題になることはあるが、作問者の側が取り上げられることは少ない。こうした中、書評紙「週刊読書人」(11月7日号)が、長年受験産業に関わってきた稲田義智氏へのインタビューを載せて…

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「南北再統一が実現できますように」

 ウィーン市8区にある小さなギャラリーでウィーン音楽大学のイザベラ・クラップ教授(Isabella Krapf)の写真展が開催された。同教授は2011年からこれまで4回、平壌で北の学生たちにハーモニカを教えてきたが、訪問…

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釜山のカモメ

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  1984年秋、プロ野球、三星(サムスン)との韓国シリーズを控えたロッテの姜秉哲(カンビョンチョル)監督は記者会見場で「1、3、5、7回戦に崔東源(チェドンウォン)を投入して4勝3敗…

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「朝鮮通信使ゆかりのまち全国交流会」が…

 「朝鮮通信使ゆかりのまち全国交流会」が先週土曜日、埼玉県川越市で開かれた。会場となった市民会館ロビーでは、釜山や対馬の物産展のほか、朝鮮通信使随行画員展や写真展も開かれて賑わった。  福岡、山口、広島はじめゆかりの町の…

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那覇市長選2候補が論戦

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  翁長雄志前那覇市長の県知事選出馬に伴う同市長選は9日告示され、前副市長の城間幹子氏(63)=共産、社民、社会大衆党などが支持=と、弁護士で元県副知事の与世田兼稔氏(64)=自民、公…

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小笠原諸島近海にサンゴの密漁に来たと…

 小笠原諸島近海にサンゴの密漁に来たとみられる中国漁船団が確認されて1カ月以上経過した。当初十数隻だった漁船は約200隻に増え、海上保安庁の巡視船などとにらみ合っている。“公然たる密漁”だ。  中国の王毅外相は岸田文雄外…

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経済効果と安保懸念

 外務省は11月8日、中国人に対する「数次ビザ(査証)」の発給要件を緩和することを決定した。  現在、沖縄県の尖閣諸島をめぐる日中関係の冷え込み以降、航空路線の運休、減便も影響してか、中国からの旅行者数は減少したままの状…

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16年大統領選へ地ならしを

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 民主大敗の中間選挙 国民の支持失ったオバマ氏  【ワシントン】共和党に言っておきたいことがある。4日の夜は素晴らしかった。だが、忘れてはならないことがある。勝ったのではなく、民…

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朝日新聞が慰安婦大虚報や東京電力福島第1…

 朝日新聞が慰安婦大虚報や東京電力福島第1原発の吉田昌郎元所長の調書をめぐる誤報問題で大童の対応が続く中、ひとりの大先輩ジャーナリストが彼岸に旅立った。朝日の元常務取締役東京本社代表の青山昌史氏である。  と書くよりも、…

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ローマ法王の人事から見える風景

 バチカン放送独語電子版が8日公表したところによると、ローマ法王フランシスコは保守派代表の一人、レイモンド・レオ・バーク最高裁長官(枢機卿)を解任した。後継者の最高裁長官には、ドミニク・マンベルティ大司教が就任した。同大…

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タイの灯籠流し

地球だより  タイも雨期が終わり、日本の秋に相当するいい季節に入っている。雨もなく、朝夕には涼しい風も吹いてしのぎやすい季節だ。  タイでは11月から来年2月までベストシーズンを迎え、タイを訪問する外国人観光客もどっと増…

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「バラ園に冬の日暮が来りけり」(上野章子)…

 「バラ園に冬の日暮が来りけり」(上野章子)。関東地方は日中、肌寒くはなったが、それでもマフラーを首に巻いたり、厚着をしたりするほどではない。ただ早朝、顔を洗う水が刺すように冷たく、その時ばかりは冬の到来が近いことを実感…

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めぐみさんは2倍、可哀想だ

 先ず、産経新聞電子版の以下の記事を読んでいただきたい。  韓国紙・東亜日報は7日、日本政府の拉致問題対策本部が今年9月に韓国の「拉北者家族会」の崔成竜代表と共同で脱北者に対する調査を行った際の報告書を入手したと報じた。…

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柿の実がだんだん熟す頃となった。渋柿が…

 柿の実がだんだん熟す頃となった。渋柿が熟して甘くなったのを子供の頃よく食べた気流子など、鈴なりに実った柿の木には郷愁をそそられる。  「熟柿(じゅくし)が落ちるのを待つ」という表現がある。「熟柿主義」という言葉もあるよ…

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