コラム
責任回避するオバマ大統領
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 政治に不安を抱く国民 繰り返される失敗と不祥事 【ワシントン】オバマ大統領は動揺している。それもかなり。苛立(いらだ)ち、怒っている。ニューヨーク・タイムズ紙は第1面で、政府…
昨年大フィーバーしたNHK朝の連続テレビ…
昨年大フィーバーしたNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の中で、印象深いシーンがある。母親の故郷東北の海辺町に東京から転校した能年(のうねん)玲奈(れな)演ずるヒロインの天野アキが、親友となる足立ユイ(橋本愛)と交わ…
フランスで健康食ブーム
地球だより フランスでの健康への関心は強まる一方のようだ。パリの自然食品店に足を運ぶ人々は年々増え続け、今では普通のスーパーでも有機野菜や、化学調味料を使用しない加工食品などを扱うコーナーが拡大する一方だ。 ワインの名…
自衛隊の覚悟と能力
北朝鮮による拉致被害者の再調査をめぐり、日本政府は担当者を北朝鮮に派遣することを決めた。果たして成果はあるのだろうか。答えは「NO」だ。 それでも派遣するのであれば、日本政府は相当の覚悟が必要である。拉致事件の全面解…
アーミッシュの思慮深さ
今月19日、TBSテレビのバラエティ番組で、米国のキリスト教一派「アーミッシュ」を紹介していた。世俗社会と一線を画して電気や車を使わずに自給自足で暮らすことで知られる。 筆者もワシントン特派員時代に、そのコミュニティ…
フィリピンのハイヤー配車アプリ
地球だより フィリピンの陸運許認可規制委員会(LTFRB)はこのほど、スマートフォンを使ったハイヤー配車サービス「ウーバー」を利用している車両を営業許可を持たない違法タクシーとして取り締まる方針を示した。 既にLTF…
「私たちが世界を知れば知るほど、未知の…
「私たちが世界を知れば知るほど、未知の世界へのフロンティアは、むしろ広がるのである」。宇宙は誕生初期に急膨張したとする「インフレーション理論」提唱者で、先日、文化功労者に選ばれた宇宙物理学者、佐藤勝彦さんの言葉だ。 …
「暇あれば暇ある時に冬支度」(稲畑汀子)…
「暇あれば暇ある時に冬支度」(稲畑汀子)。めっきり朝夕が寒くなって、暖を取る季節となった。物置や押し入れに仕舞っていた暖房器具を取り出し、ススを払いきれいに拭いて、スイッチを入れる。 ブーンとうなって発熱する瞬間がち…
慰安婦の映画「鬼郷」クランクイン
3人の娘さんをイスラエル軍の空爆で亡くしたパレスチナ人医者イゼルディン・アブエライシュ氏(現トロント大学准教授)は、「憎悪はがん腫瘍だ。そのまま放置しておくと繁殖し、死をもたらす」と語ってくれた。医者はしみじみと、「憎…
31日のハロウィーンを前に、デパートや…
31日のハロウィーンを前に、デパートやスーパーなどで菓子や仮装グッズなどが置かれるようになった。よく行くパン屋さんの棚に、ハロウィーンのカボチャを象(かたど)ったメロンパンが並んでいるのを見て、ここまできたかと思った。…
「死刑」と共に「終身刑」も廃止?
バチカン放送独語電子版をみていると、興味深い記事に出会った。ローマ法王フランシスコが23日、バチカンで国際刑事裁判官協会の使節団の表敬訪問を受けたが、その際、法王は「死刑を完全に廃止するだけではない。終身刑も廃止すべき…
「わかりやすさ」がテレビの命だ、とテレビ…
「わかりやすさ」がテレビの命だ、とテレビディレクターの佐々木健一氏が文芸雑誌「群像」(11月号)で述べている。が、「わかりやすさ」は制約でもある、とも付け加える。伝えるべき内容が十分に伝わらないのだ。 なぜわかりやす…
「シンデレラ物語」は日本でもよく読まれて…
「シンデレラ物語」は日本でもよく読まれてきた童話。そのハイライトは、シンデレラが時間の約束を守らなかったために、魔法がとけて、美女からもとの娘に変わってしまうところだ。 真夜中の12時を過ぎてはいけないと、厳しい注意…
韓国は「言論の自由」を遵守すべし
ウィーンに本部を持つ国際新聞編集者協会(IPI)の言論自由マネージャー、バーバラ・トリオンフィ女史は22日、当方とのインタビューに応じ、産経新聞前ソウル支局長の在宅起訴問題と朝日新聞の慰安婦報道の誤報について、その見解…
赤十字社総裁の強弁
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 人事の専横を警戒する時に必ず言及されるのが、西晋の皇帝、司馬倫と宋の太祖、趙匡胤の故事だ。司馬倫はクーデターを起こして帝位を簒奪(さんだつ)した後、民心を収拾するため官職を大盤振る…
那覇空港や那覇港を国際ハブのクラスター目指し
沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ) 沖縄国際ハブクラスター・キックオフフォーラムが8日、那覇市のホテルで開かれた。沖縄県は、東アジアに近い地の利を生かしたアジアゲートウェイを目指し、那覇空港や那覇港をハブとした国際物…
政府が早期の再稼働を目指す九州電力の川内…
政府が早期の再稼働を目指す九州電力の川内原子力発電所1、2号機(鹿児島県)。再稼働には地元住民の理解が欠かせず、その説得は基本的に自治体の役割だが、そのハードルは決して低くない。 1970年代、新設原発の立地をめぐり…
最良の夫婦関係は退職後
地球だより 男女カップルの関係(結婚と同棲関係の両方を含む)に関する興味ある世論調査結果が最近発表された。それによると、「いつが最良の関係の時か」との問いに対して、「退職後」と答えた人が20%で最も多く、以下「関係が始…
違法でないと認識し、たばこ感覚で気軽に…
違法でないと認識し、たばこ感覚で気軽に「危険ドラッグ」を吸引して車を暴走させて起こす交通事故が、今年6月から7月にかけて相次いだ。東京・JR池袋駅前で暴走車が8人を死傷させた事件は記憶に新しい。 つい4カ月前のことだ…
個人主義の源流
先日、よく立ち寄る古本屋に面白そうな本があったので、さっそく買って読んだ。チャールズ・ビーアド博士とメアリ夫人共著の『アメリカ精神の歴史』(岩波現代叢書)で、高木八尺、松本重治両氏の翻訳で1954年に出版された。 近…
下村博文文部科学相が「自己否定感を持つ…
下村博文文部科学相が「自己否定感を持つような子供をゼロにする教育をしていきたい」と話している(小紙16日付インタビュー記事)。 今、小・中学校で道徳の時間に偉人や孝行を尽くした人物の伝記などを読んでいるが、人生を肯定…
インドで初となるサッカーリーグ開幕
地球だより クリケットが圧倒的な人気を誇るインドで、初となるプロサッカーリーグ「インディアン・スーパーリーグ」が10月初旬、開幕した。国中の原っぱでクリケットに興じている少年ばかりのインドで、サッカー旋風が起きるのかど…
「教会は同性愛者を歓迎する」
今月5日から開催中のローマ・カトリック教会の特別世界司教会議(シノドス)は18日、参加者の発言などを総括した最終報告書をまとめ、2週間の協議日程を終えた。世界から191カ国の司教会議議長や専門家たちが結集して、家庭に関…