増 記代司 rss

「緊急事態条項」を語らず改憲論議を自ら封印した読売の「緊急提言」

◆パンチ力乏しい内容  新型コロナウイルス禍を受けて読売が7項目の緊急提言を発表した(22日付)。編集局や調査研究本部、論説委員会の専門記者が検討を重ね、有識者へのインタビューを踏まえ策定したという。  内容は「PCR検…

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大胆な社説と全国世論調査、低調な都知事選報道で独り気を吐く毎日

◆人気投票の様相呈す  東京都知事選挙が告示されると、毎日は早々と“人気投票”をやった(毎日・社会調査研究センター=20日実施、全国世論調査=21日付)。  それによると、「都知事にふさわしいと思う人」は小池百合子氏51…

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横田滋さん死去、スパイ防止法整備に沈黙するメディアは今も死んでいる

◆無視されたスクープ  横田滋さんが87歳で召天された。愛娘のめぐみさん(当時、13歳)が中学校からの帰宅途中に行方不明となって43年、人生の半分を離別の苦しみと闘ってこられた。北朝鮮による拉致と判明した1997年以降、…

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「9月入学」見送りに至る一連の経緯を歪曲し安倍首相を批判する朝日

◆高校生の発信が契機  全国紙の電子新聞(デジタル版)は沖縄を除く全ての地方版を読めるので重宝している。朝日の福島版(6日付)にこんな記事を見つけた。  安倍内閣の支持や安倍首相の好感度を尋ねると、会津若松市は福島県下の…

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コロナ対策で読むに値する読売の「教訓」、政府の足引っ張り続けた朝日

◆罵声に近い安倍攻撃  新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言が全面解除された。途端に第2波の襲来か、東京や北九州市で感染者が増加している。コロナ対策は道半ばだが、各紙はひとまず政府の対応を総括している。  朝…

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マージャン相手は記者ではないと言い張り報道と無関係を装う朝日

◆“事件”暴いた週刊誌  作家、司馬遼太郎は新聞記者についてこう語っている。  「私のなかにある新聞記者としての理想像はむかしの記者の多くがそうであったように、職業的な出世をのぞまず、自分の仕事に異常に情熱をかけ、しかも…

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スターリンと安倍首相を同列に置く水島氏用い検察定年延長批判する毎日

◆厳粛な検察官の仕事  「文明とは正義の普(あまね)く行われていること」。明治維新の元勲、西郷隆盛の言である。果たして戦後日本はより文明的になっただろうか。元検事の佐藤欣子さんはそう問うた。  正義を体現する検察官のバッ…

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戦前・戦中は戦争を煽り、今は反安倍を煽る朝日の変わらぬ煽り体質

◆憎悪むき出しの特集  社会学者で僧侶の故・大村英昭氏がこうおっしゃったことがある。  「現代人は、欲望や情念を煽り追い立てる『煽(あお)りの文化』にとらわれています。それに対し、日本人古来の文化は『鎮(しず)めの文化』…

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国民の生存権を守るための権限を国に与えず義務は果たせと言う朝日

◆権利制限は国際常識  新型コロナウイルス禍を制する緊急事態宣言が5月末まで延長された。国民は引き続き外出自粛や休業を求められる。さて、どう踏ん張るか、思案顔の読者も多かろう。気を緩めれば元も子もない。ここは工夫を凝らし…

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現行憲法無謬論の「護憲信者」にすぎぬ左派紙の名ばかりの立憲主義

◆立憲の支持率が急落  新型コロナ禍をめぐる安倍政権の対応はどう評価されているのか。朝日の世論調査を見ると、「評価しない」53%、「指導力を発揮していない」57%、「緊急事態宣言を出すタイミングが遅すぎた」77%と手厳し…

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中国共産党政権「成果の誇示」のお先棒を担いだ朝日の武漢現地取材

研究所から流出疑惑  新型コロナ禍のウイルスはどこから来たのだろうか。  当初、中国・武漢のシビエ(野生の鳥獣肉)を扱う海鮮市場とされた。新型ウイルスは大概、動物を介して感染するからだ。マレーシアでは養豚業者がコウモリ生…

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「信頼の礎は情報開示」と論じながら身内の感染情報開示に消極的な朝日

◆「責任と義務」自覚を  安倍晋三首相は先週、「緊急事態宣言」を発令した。緊急事態? そんなの憲法にないぞ、と護憲学者も言わなくなった。戦後憲法は実に影が薄い。言わずもがな緊急事態条項を設けない「平時憲法」は用なし、なの…

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「新型コロナ面」特設も自社社員感染への「適切な対応」の中身書かぬ朝日

◆20年前医師会が警鐘  新型コロナ禍の拡大で「黒死病」を連想した。14世紀の西ヨーロッパで総人口の3分の1を奪った黒死病(ペストとされる)は、史上最大の生物医学的な災厄で、その後の世界史を塗り替えた。21世紀の新型コロ…

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地下鉄サリン事件25年、教訓が生かされていないと警鐘鳴らす産経など

◆危機感皆無の朝毎東  「これからの25年でも、予期しない大変な事態は起こるだろう。それは、新たな形での化学テロかもしれない。そのときに現実的に対応できるだろうか。思考停止を越えて、考え続けようと思う」  さる3月20日…

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各国が非常事態を宣言する中、改憲に反対する左派紙の空想的平和主義

◆「便乗論」と決め付け  新型コロナウイルス禍は収まりそうにない。マクロン仏大統領は「われわれは(ウイルスとの)戦争状態にある」(3月16日)と宣言し、トランプ米大統領は自らを「戦時下の大統領」(18日)と言った。欧州は…

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保守紙は今こそ堂々と憲法改正と緊急事態基本法の必要性を説くべし

◆まさに泥縄の特措法  つい辞書を引きたくなった。泥縄=事が起こってからあわてて用意をすること。付け焼き刃=一時その場を間に合わせるために、にわかに習い覚えること。後手=手おくれになること(いずれも広辞苑)。  新型コロ…

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「人命より説明」を優先させ政府の感染症対策の足を引っ張る朝日

◆「司令塔喪失」の教訓  大地震、大津波、原発事故の三重苦が襲った東日本大震災。それから明日で9年。新聞はその教訓を今回の新型感染症に生かそうとしているだろうか。  安倍首相は緊急事態を宣言して感染症を封じ込める法整備を…

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目覚めよ沖縄県民、対中融和は侵略を招く

目覚めよ沖縄県民、対中融和は侵略を招く

《 沖 縄 時 評 》 南西諸島防衛めぐる論争 闊歩する沖縄版「白旗・赤旗論」 ◆武力侵攻辞さぬ中国  白旗・赤旗論をご存じだろうか。かつてロンドン大学教授の森嶋通夫氏が「もしソ連が侵略してくれば、白旗と赤旗を掲げて降伏…

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新型肺炎対策で安倍政権の後手を批判するなら、まず憲法を改正せよ

◆「雨の降る前」に箱船  2020年は早くも3月を迎えた。列島は新型コロナウイルス禍で持ち切りだ。この人命を脅かす危機を年頭に予想した新聞はあっただろうか。少なからず新聞人は新年の展望を論じたが、感染症の話はついぞ聞かな…

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新型肺炎対策で「習氏先手」と報じる朝日はまるで「中国の宣伝機関」

◆政府の対応に後手感  マスクは売り切れ、学校は一斉休校。修学旅行を中止や延期した学校は全国で2000校に上り、京都や神戸の観光地や繁華街では客足が激減し大打撃を受けた―  これは2009年5月、豚インフルエンザから変異…

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「建国記念の日」に建国をしのぶ記事は載せず休みだけを満喫する各紙

◆国民の祝日と認めず  「消された建国記念日」。そんなフレーズが脳裏に浮かんだ。先週の建国記念の日の2月11日、各紙に目を通すと、産経と本紙を除いてこの日を祝う記事が紙面のどこにもなかったからだ。  朝日は1面題字横の日…

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いまだ毛沢東の策に嵌められ中国のスパイ活動に鈍感な日本のメディア

◆「千人計画」詳報せず  中国春秋時代の兵法家、孫子は「智将は努めて敵に食む」と説いた。毛沢東はこれを応用してこう言った。  「われわれの基本方針は帝国主義と国内の敵の軍需工業に依存することである」(『中国革命戦争の戦略…

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緊急事態への備えがなく国民を守れない現行憲法を守ろうとする朝毎

◆甘過ぎる日本の対応  新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている。2003年のSARS(重症急性呼吸器症候群)も新型コロナウイルスだった。はて、ウイルスとは? なぜ神はこんなやっかいなものを創り給うたのか、いぶかる御仁…

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