「信頼の礎は情報開示」と論じながら身内の感染情報開示に消極的な朝日


◆「責任と義務」自覚を

 安倍晋三首相は先週、「緊急事態宣言」を発令した。緊急事態? そんなの憲法にないぞ、と護憲学者も言わなくなった。戦後憲法は実に影が薄い。言わずもがな緊急事態条項を設けない「平時憲法」は用なし、なのである。

 だが、宣言で新型コロナウイルス禍を克服できるか予断を許さない。海外と違い「国民へのお願い」ばかりで、強制力が伴うのはごく一部、ロックダウン(都市封鎖)もできない。克服のカギは密閉、密集、密接の「3密」を防ぐ国民の行動だという。


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