増 記代司 rss

「首相準備マニュアル」を説きながら自らは「政策準備」が皆無の朝日

◆大局的な国会論議を  通常国会が始まった。言わずもがな、最大のテーマは「予算」である。昨秋には消費税増税もあった。それだけに税金の使われ方をしかと見届ける。それが国民の義務というべきだろう。  おさらいしておくと、令和…

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日米安保条約改定から60年、豹変を繰り返す朝日の支離滅裂な社説

◆中ソに同調して変心  60年前の1月19日、日米安保条約が調印された。昭和35(1960)年のことである。当時を知る人は随分、少なくなったように思う。  「団塊の世代」は小学生か中学生になったばかりで、条約の中身よりデ…

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日本の司法の異様さ印象付けゴーン被告逃亡を正当化しようとする朝日

◆新聞で唯一会見参加  日産前会長カルロス・ゴーン被告が国外逃亡したレバノンで記者会見を開いた。内容は「陰謀」「迫害」の持論の繰り返しで、新味に乏しいと各紙は酷評している(9日付)。  記者会見には「日本のメディアは多く…

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日本の精神を受け継ぐ人々に話を聞いた朝日の好連載「志エコノミー」

◆悪口雑言の元旦社説  2020年、令和2年が明けた。今年最初の本欄で元旦社説を俎上(そじょう)に載せようと思ったが、やめにした。4日付「産経抄」が代弁してくれていた。  「元日はすがすがしくワクワクした気分で過ごしたか…

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石垣市自治基本条例の「正体」 現代版ソビエトづくりが狙い

石垣市自治基本条例の「正体」 現代版ソビエトづくりが狙い

《 沖 縄 時 評 》 「地域の憲法」名乗り反基地闘争 起源はロシア革命に  沖縄県の石垣島は県庁所在地の那覇から410キロの南西に位置し、台湾からは270キロ。唯一の自治体、石垣市は尖閣諸島を所管しており、防衛上の要衝…

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カネばかりの陋習に陥り文明論的な視点が皆無の各紙の少子化論議

◆古代ギリシャと類似  「産めよ殖えよ地に満ちよ」。神は自らのかたちに似せて男と女とを創造され、彼らを祝福してこう言われたと旧約聖書の「創世記」にある。だから人類は元来、多産だった。その多産、いや出産そのものが揺らいでい…

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政府のスキャンダル追及に終始し「国民的利益」を顧みぬ野党とマスコミ

◆先人2人の至言想起  平成31年から引き継いだ令和元年。この1年の政治を振り返って、心に浮かんでくるのは先人の至言である。  一人はスペインの哲学者ホセ・オルテガ(1883~1955年)。「国民はときとして知的・精神的…

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北朝鮮帰還事業60年、共産主義幻想を引きずり反省のない朝日

◆「地上の楽園」と宣伝  「税金のない国、乞食のいない国」。1980年代に朝鮮半島の38度線(軍事境界線)を訪れた時、北朝鮮の特大の宣伝看板が目に留まった。それを見て韓国の軍人が笑って、こう解説してくれた。  「税金はお…

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反政府のマッチポンプである「基金賞」受賞に大はしゃぎの沖縄タイムス

◆紙面使い反基地闘争  沖縄県の地元紙、沖縄タイムス(以下、タイムス)が大変なはしゃぎようである。「平和・協同ジャーナリスト基金賞」を受賞したというニュースがこのところ、やたらと登場するのだ。  11月29日付社会面では…

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中曽根元首相追悼の社説は書かず「赤旗」ファンに評伝を書かせた朝日

◆他紙は全て社説掲載  元首相の中曽根康弘氏は戦後体制をしばしば「蒸留水」に譬(たと)えた。2006年に見直された教育基本法(旧法)はこんな具合だ。  「(内容は)世界で通用する立派なヒューマニスティックな教育基本法では…

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「壁」崩壊30年、国際社会を分断する中国の「壁」に警告を発した産経

◆いまだ分断の後遺症  「哲学者たちは世界をたださまざまに解釈してきただけである。肝心なのはそれを変えることである」。東ベルリンにあるフンボルト大学の入り口正面の踊り場の壁に、かの有名なカール・マルクスの一文が金文字で鈍…

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日本人拘束は小さく、解放は大きく扱う朝日はまるで中国の機関紙

◆二重基準露わな朝毎  新聞はニュースの順位付けをする。1面に載せるのは重要なニュース、さほど重要でなければ中面や短報。そんな具合に振り分ける。紙面という限られたスペースと、日刊なら1日という区切られた時間枠の中で、ニュ…

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“ジュゴン絶滅”を辺野古工事の仕業にしようと躍起の沖縄タイムス

◆居場所変えた可能性  「本島周辺ジュゴン絶滅か」。先月、沖縄タイムスにこんな見出し記事が載った(12日付)。翌日の社説には「ジュゴン絶滅か 工事を止め全県調査を」とあった。工事とは米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺…

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辺野古移設工事の課題 超軟弱地盤の埋め立て可能

辺野古移設工事の課題 超軟弱地盤の埋め立て可能

《 沖 縄 時 評 》 羽田も関空も見事やり遂げた ◆ヘドロと格闘し克服  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設をめぐって、沖縄県は辺野古沖に超軟弱地盤が広がっていることを理由に建設工事に異議を唱えている…

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ドイツの改憲の意義を歪曲し改憲無用論を展開する朝日の同行取材記

◆自ら水差す安倍内閣  わずか1週間で閣僚が2人も辞め、加えて萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言と大学入試の英語民間試験の延期。安倍内閣、負の連鎖である。9月の内閣改造が本当に適材適所だったのか、長期政権の緩みなのか。…

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政教「完全」分離を唱え「即位の礼」に注文を付ける朝・毎・東の時代錯誤

◆社民・共産と同意見  風雨から一転、日が差し、空に虹が懸かった。こんな空模様の移ろいはそうそうない。先の「即位礼正殿の儀」。高御座(たかみくら)の帳(とばり)が開き天皇陛下のお姿が初めて見える「宸儀初見(しんぎしょけん…

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いつの間にか消費税推進派に転向しながら懲りずに対立軸を描く朝日

◆以前は反対の急先鋒  台風禍ですっかり話題に上らなくなった消費税増税。軽減税率やキャッシュレス払いでのポイント還元も気にしないで生活している? わずかの間に慣れたのか、メディアに溢(あふ)れる災害報道が消し飛ばしたのか…

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韓国の旭日旗批判に沈黙する朝日は社旗と新聞の矜持を捨て去るのか

◆本社屋上に社旗描く  昭和4(1929)年の秋晴れのある日、斎藤茂吉ら4人の歌人が朝日の本社機コメットに乗り込んで、「空中競詠」をした。それから90年、これにちなんで朝日の看板コラム『天声人語』の執筆記者が朝日ヘリに乗…

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スーパー台風襲来の問題提起しながら骨太の対策は語らぬ東京・朝日

◆児童犠牲の室戸台風  今週、また台風がやって来そうだ。そのたびに大阪出身の筆者は小学校での「台風授業」が蘇(よみがえ)る。吹く風は時計と逆回りだから、木々の揺れる方角を見て台風の位置を知りなさい。台風の目に入ると、風が…

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東電無罪判決、「安全神話」づくりに手を貸した朝日は「罪なき者」か

◆反原発で過激な闘争  「汝らのなか、罪なき者まず石をなげうて」(ヨハネ福音書)。福島第1原発事故をめぐって、業務上過失致死罪に問われた東京電力の旧経営陣3人に対して東京地裁は無罪を言い渡した。この判決を聞いて頭に浮かん…

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盛り上がり欠く改憲世論「拝啓 読売新聞社様 もっと国民に呼びかけよ」

◆責任の一端、読売に  安倍新内閣がスタートした。「第4次安倍再改造内閣」と新聞にある。改造を重ねた数から通年8年の長期政権の実感が改めて湧く。  共同通信(11、12両日の電話調査)によると、安倍内閣の支持率は55・4…

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ネット情報に飛びつき政権批判を行う朝日論説室は「たこつぼ」か

◆新聞は「排除」報じず  「ヤジを飛ばした市民の排除を是認するかのような閣僚の発言は、警察の行き過ぎた実力行使を助長しかねない。到底見過ごすわけにはいかない」と朝日社説が息巻いている(8月29日付「文科相発言 異論排除を…

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ジュゴンはなぜ死んだ 辺野古工事の影響なし

ジュゴンはなぜ死んだ 辺野古工事の影響なし

《 沖 縄 時 評 》 玉城県政の保護無策が災い 犯人は「エイ」と判明  沖縄本島周辺で確認されていた海洋哺乳類ジュゴンの1頭、通称「B」の死骸が発見されたのは今年3月のことだ。東シナ海側にある本部半島の今帰仁村(なきじ…

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