増 記代司 rss

数字を水増しして大仰に報じ「民意」を演出する沖縄地元紙のトリック

◆警察発表やめさせる  「詭計(きけい)。奸策(かんさく)。ごまかし。たくらみ」。トリックを広辞苑で引いてみると、こうある。沖縄の地元紙を読んでいると、ついトリックという言葉が浮かんでくる。うっかり真に受けようものなら、…

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「御代」「血脈」の概念を持ち合わせず「自分だけ」の虚しい朝日の反元号

◆連続性直覚さす元号  新しい元号が1週間後に発表され、来たる5月1日から次なる御代へと移る。こうして国民は天皇を軸に時を同じくする。何という素晴らし伝統だろうか。  拓殖大学学事顧問の渡辺利夫氏は山梨県の生家を解体した…

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大阪ダブル選を批判する朝日・毎日の狙いは維新潰し・改憲潰しに

◆堺屋氏の大阪改革熱  2月に亡くなった評論家の堺屋太一さんの本名は、池口小太郎という。先祖が安土桃山時代に堺から大坂の谷町に移住した際、「堺屋太一」を名乗ったので、それをペンネームとした。堺は住民自治の都市国家、谷町は…

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沖縄県民投票の棄権票を切り捨て読売・産経を批判する毎日論説委員長

◆投票率に一切触れず  沖縄・辺野古埋め立ての是非を問う沖縄県民投票について毎日7日付の「社説を読み解く」が俎上(そじょう)に載せていた。論者は古賀攻・論説委員長。同欄は同日付で終了とあるから委員長自ら締めを担ったようだ…

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辺野古・県民投票分析、民意は移設容認にあり

辺野古・県民投票分析、民意は移設容認にあり

《 沖 縄 時 評 》 「6割が反対せず」に重み 「圧倒的」は事実誤認  「反辺野古の圧倒的民意を示す」。これが共産党や社民党などで作る「オール沖縄」のスローガンだった。米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を問う沖縄県…

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子供の学習教材にはお薦めできぬ朝日「いちからわかる!」ニュース解説

◆低迷の社民を俎上に  朝日朝刊に「いちからわかる!」と題した問答形式のニュース解説欄がある。「森の賢者・フクロウからの質問をわかりやすく解き明かす」というのが売りで、2月には同欄を切り抜いて貼るノートまで発売した。  …

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東京・望月記者の質問への官邸申し入れを言論弾圧のごとく報じる朝毎東

◆取材でなく決め打ち  なぜ今頃になって騒ぐのだろうか。昨年末、首相官邸の報道室長が「内閣記者会」宛てに東京新聞記者の質問を「事実誤認がある」と指摘し、「正確な事実を踏まえた質問」を行うよう申し入れた。その後、あまり取り…

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首相の自衛官募集発言を「事実をねじ曲げ」と批判する朝毎こそ事実を歪曲

◆資料提供拒む自治体  安倍晋三首相は自民党大会で「自衛官募集に都道府県の6割以上が協力を拒否している悲しい実態がある」と述べ、憲法への自衛隊明記の必要性を訴えた。これに対して野党や左派メディアは安倍首相が改憲の“口実づ…

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左派紙が麻生発言を批判し「暴言」呼ばわりするのは形を変えた家族潰し

◆問題は「少子」の方に  麻生太郎副総理の歯に衣着せぬ発言がまた、袋だたきに遭っている。歯に衣着せぬといっても、よくよく聞けば、常識的な発言なのだが、左派紙は「暴言」のレッテルまで貼っている。またも言葉狩り。そんな図であ…

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核不拡散条約が有効であるかのように主張する朝日の空想的平和主義

◆中国の軍拡に対処  「自由を与えよ、然(しか)らずんば死を」。アメリカ独立戦争の指導者パトリック・ヘンリーの言として知られる。  「鎖と隷属の対価で購(あがな)われるほど、命は尊く、平和は甘美なものだろうか。全能の神に…

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反安保勢力の政治闘争にすぎぬ県民投票を煽る沖縄2紙のフェイク報道

◆地元は条件付き容認  沖縄をめぐる最大のフェイクニュースは、「辺野古埋め立て反対は民意」というものではなかろうか。地元紙はそれを印象付ける編集手法いわゆる印象操作がお手の物。そう思えてならない。  例えば昨年12月に沖…

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国際社会の現実を顧みず「幻想」を振りまく毎日のインタビュー記事

◆抑止力あっての平和  米中新冷戦を探る本紙連載のタイトルに「『幻想』から目覚めた米国」とあった(7~14日付)。米国は中国が経済発展すれば、いずれ政治も自由化していくという「幻想」にとらわれてきたが、ようやく目覚めた。…

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自らのフェイクを棚に上げ首相のサンゴ発言をフェイクと断ずる沖縄紙

◆社説で知事を後押し  「どっちがフェイクか」と思わず唸(うな)ってしまった。安倍晋三首相が6日のNHK番組「日曜討論」で、米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の埋め立てについて「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは…

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日本の歴史と伝統を顧みず女性・女系天皇容認論に固執し続ける毎日

◆皇室像を問うた毎日  今年は平成から新しい御代(みよ)へと移る節目の年だが、元旦から6日までの各紙社説で御代替わりを取り上げたのは毎日と産経、本紙の3紙だけで、いささか寂しい年明けとなった感がする。  昨年、大嘗祭への…

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辺野古めぐる県民投票 正当性なき「政治闘争」

辺野古めぐる県民投票 正当性なき「政治闘争」

《 沖 縄 時 評 》 地元無視、中立性からも逸脱 設問で異なる結果に  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設をめぐって沖縄県は2月24日に県民投票を行う予定だ。だが、県民投票は「地元」の普天間や辺野…

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個人社会か伝統的家族を守るのか高まるリベラル紙と保守紙の論争

◆平成を回顧する特集  平成から新たなみ代へと移る歴史的な年が明けた。新時代の一歩を刻む、希望溢(あふ)れる新年としたいものだ。  年末の新聞には平成30年間の回顧モノが溢れたが、目を引いたのは毎日30日付の「平成という…

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中国の軍拡黙認し日本の防衛力強化に反対する朝日社説は「必負」の勧め

◆中国側の主張と一致  「敵を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」。中国春秋時代の軍事思想家、孫子の言である。「敵を知らずして己を知れば、一勝一負す。敵を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し」と続く。  その意味は―…

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「反基地無罪」叫び沖縄で違法行為繰り返す過激派を支援する左派紙

◆左翼のノスタルジー  今年、1968年の回顧モノが話題になった。この年、フランスではパリのカルチェラタンを舞台にした5月危機、わが国では全共闘やベトナム反戦運動などが高揚し、ヒッピーなどの反体制文化がもてはやされた。そ…

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大嘗祭国費支出に反対し宗教狩りのように完全政教分離を主張する朝・東

◆一度もない違憲判決  来年の大嘗祭(だいじょうさい)への公費支出をめぐって秋篠宮殿下が「宗教色が強い大嘗祭を国費で賄うことが適当かどうか」と述べられ、国家と宗教の関わりについて論議を呼んでいる。  各紙社説を見ると、朝…

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代案も示さず専守防衛のお題目を唱える左派紙の無責任な空想的平和主義

◆空母保有論に物言い  政府は新たな「防衛計画の大綱」を年末に閣議決定し、中国や北朝鮮の軍事脅威に備えようとしているが、これに左派紙が噛(か)みついている。  東京は10月29日付社説で「国際情勢の変化に応じて防衛力を見…

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辺野古地元住民の意向を無視し「政治操作のデマゴギー」を流す沖縄紙

◆地元が米軍基地誘致  沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の代替施設の移設先は、言わずと知れた名護市辺野古だ。その辺野古に米海兵隊基地「キャンプ・シュワブ」がある。だから、辺野古問題の核心は同基地を拡充し普天間の受け皿と…

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NATO加盟の独伊との違い無視し日米地位協定改定を主張する沖縄紙

◆「血の同盟」NATO  「戦争と革命の世紀」。ドイツ出身の米思想家ハンナ・アーレントは20世紀をこう呼んだ。戦争と革命は別物ではなく、「暴力」が両者の公分母になっているとも言っている。とすれば、21世紀もまた「戦争と革…

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外国人労働者受け入れ拡大で「中国人問題」に関心示さぬ親中リベラル紙

◆国防義務持つ中国人  2020東京五輪の聖火リレーまで12日であと500日。都道府県の担当者はルート選びに頭を悩ましているという。走る距離が東京五輪と比べて短縮されており、年末までの選定に向けて調整が難航しているそうだ…

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