増 記代司 rss

代案なき安倍批判に終始し労組報道で産経の独壇場を許す朝日・毎日

◆脅しにスト使う労組  1カ月前のニュースと言えば、新聞でなく旧聞かもしれないが、ちょっと気になる記事があった。産経10月2日付に「JR東労組 専従7割減 3万人超え脱退 スト推進、東京ゼロに」との見出しで掲載された労組…

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辺野古めぐる県民投票 黙殺された「普天間返還」

《 沖 縄 時 評 》 恣意的民意づくり正当性なし ◆撤回理由に根拠なし  米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題は県知事選後、新たな動きを見せている。一つは県の埋め立て承認の撤回をめぐって国土交通…

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「ヘイト」のレッテル貼りと言葉狩りで言論抑圧する「エセ・リベラル」紙

◆保守論調に過剰反応  「私はあなたが言うことには賛成しないが、私はあなたがそれを言う権利を、死んでも守るだろう」  フランスの哲学者ヴォルテールの言葉として知られるが、最近のリベラル派の報道を見ると、すっかり忘れ去られ…

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閣僚の首を取ることに汲々とし野党議員の腐敗は大目に見る左派紙

◆生産性ない追及国会  明日から臨時国会が始まる。といっても、いま一つ心が動かない。何せ最近の国会といえば、政策論議よりも安倍一強への「追及国会」に終始し、それこそ生産性がない。  むろん議論すべき課題がないわけではない…

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佐々淳行氏の“遺言”スパイ防止法制定に触れなかった各紙の訃報記事

◆情報戦の重要性訴え  初代内閣安全保障室長を務め「ミスター危機管理」と呼ばれた佐々淳行氏がメディアから姿を消されて久しい。ご病気かと案じていたら11日付の各紙に訃報が載った。長年、警察で警備や外事に携わり、あさま山荘事…

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柴山文科相の教育勅語に関する発言の揚げ足を取り騒ぎ立てる朝毎

◆加地氏の道徳教育論  大阪大学名誉教授の加地伸行氏が産経コラム欄『古典個展』で道徳についてこう述べておられたことがある。  「小学校・中学校における道徳教育に対して、否定的に文句を言っている人が多いが、そのほとんどは、…

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マルクスの言う「妖怪」を想起させるLGBT支援派による言論つぶし

◆批判一切許容せず  かの有名なマルクスの『共産党宣言』(1848年)は「一個の妖怪がヨーロッパに徘徊している。共産主義という妖怪が」との書き出しで始まる。昨今のLGBT支援のマスコミ報道に接するたびに、この一文が脳裏を…

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中国企業を介しての中国当局への重要情報漏洩の危険性を警告する日経

◆重箱の隅つつく論議  この数週間、新聞の話題はもっぱら自民党の総裁選挙だった。結果は下馬評通り安倍晋三総裁が約7割の支持を得て、3選を果たした。党員票では安倍氏が55%、対抗馬の石破茂氏が45%獲得したが、これをめぐっ…

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自民党総裁選をめぐり慎重に石破氏を持ち上げモリカケ論争を煽る朝日

◆「天敵」の敵は味方  「敵の敵は味方」。孫氏の兵法では聞かないが、時に耳にする諺(ことわざ)だ。ネットのフリー百科事典「ウィキペディア」のパロディ版(アンサイクロペディア)はこんな風に書いている。  「敵の敵を味方に引…

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北朝鮮の脅威に重点を置く平成30年版防衛白書を素っ気なく報じた朝日

◆対照的な読売の報道  「白書」。政府が外交・内政など各分野の現状を明らかにし、将来の政策を述べるために発表する報告書のことだ。英国政府の報告書が白い表紙を付け「ホワイト・ペーパー」と呼ばれたことから、わが国では「白書」…

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辺野古埋め立て承認を「撤回」

辺野古埋め立て承認を「撤回」

《 沖 縄 時 評 》 県の撤回事由に根拠なし、知事選へのパフォーマンス ◆反辺野古派の断末魔  翁長雄志沖縄県知事の死去に伴う県知事選が13日に告示され、30日に投開票が行われる。自民、公明、維新が推す佐喜真淳氏(前宜…

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歴史教科書「大誤報」を認めず「書き換えさせた」と言い募る毎日・伊藤氏

◆外交問題にまで発展  いまだ、こんな誤報がまかり通っているのかと、いささか憂鬱(ゆううつ)になった。  毎日9月1日付の「時の在りか」と題するコラムで、編集委員兼論説委員の伊藤智永氏が「80年代、文部省が歴史教科書の『…

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内閣府世論調査報道で「生活満足」の結果を矮小化・抹殺する朝日・毎日

◆「満足」が過去最高に  内閣府の世論調査に「国民生活に関する世論調査」というのがある。今年は6月に行われ、8月24日に公表された。  同調査は新聞の世論調査と違って政治に関する質問がなく、生活に対する満足感や今後の生き…

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報道を「権力の敵」と規定し国家と国民の対立をあおる朝日「素粒子」

◆本音丸出しのコラム  朝日の夕刊題字下の時事寸評コラム「素粒子」は、朝日の本音をしばしば丸出しにする。例えば、幼児連続殺人犯の死刑を執行した故・鳩山邦夫法務大臣を「死に神」と呼んだ。死刑廃止を唱えているからだ。  その…

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現実的な核軍縮論を無視し代案も示さず安易に安保体制を否定する朝毎

◆批准進まぬ核禁条約  8月に入ると核をめぐる論議がにわかに高まる。広島、長崎と原爆の日が続くからだが、とりわけ今年は一部新聞に「核廃絶」の文字が躍った。  昨年、国連で核禁止条約が採択され、これを後押しした団体がノーベ…

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従来の学テ反対論を総括せず有効活用論に転向するも順位載せぬ朝日

◆成績向上しない大阪  小学6年と中学3年を対象にした全国学力テスト(学テ)の結果が発表された(各紙1日付)。夏の甲子園が始まるとあって、出身地の成績が気になった方もおられよう。  かく言う筆者は小中高とも大阪市立学校の…

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都合の悪いニュースは小さく扱い、その批判は容赦なく展開する朝日

◆「君が代訴訟」が決着  先のワールドカップ(W杯)ロシア大会では試合前セレモニーで、特大の国旗がフィールドに登場し、国歌が演奏されたことは記憶に新しい。  今さら言うまでもないが、国旗国歌はその国の歴史と伝統をシンボル…

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安倍1強批判に終始し国会で内政・外交の課題を論議させなかった朝日

◆眉唾モノの醜聞記事  通常国会が閉幕した。何ともすっきりしない、人民裁判のような印象の残る国会だったが、政府提出法案65本のうち60本が成立、成立率は92・3%だというから、どこでいつ、そんな審議をしていたのか、首をひ…

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2014年問題を特集するも事実に忠実、公正に向き合う姿勢見えぬ朝日

◆“信頼回復策”を自賛  朝日の2014年問題。そう言われてピンとくる人はなかなかのメディア通だ。朝日10日付オピニオン面の「あすへの報道審議会」(第7回会合、6月24日)の特集は、朝日自身の2014年問題についてこう記…

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オウム松本死刑囚らの刑執行に難癖をつけ死刑制度批判を展開する朝日

◆史上最悪の組織犯罪  かつて鳩山邦夫法相が宮崎勤死刑囚(東京・埼玉連続幼女殺害犯)の刑執行を命じたところ、朝日から「死に神」と呼ばれた(2008年6月18日付夕刊「素粒子」)。上川陽子法相はどうだろうか。  上川陽子法…

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李登輝氏の主張は沖縄の地元紙に「不都合な真実」

李登輝氏の主張は沖縄の地元紙に「不都合な真実」

《 沖 縄 時 評 》 李登輝氏の真意を伝えず、台湾の声を抹殺し抑止力を否定 ◆中国紙を引用し批判  『不都合な真実』とは地球温暖化をめぐるアル・ゴア元米副大統領のドキュメンタリー映画のタイトルとして知られるが、その意味…

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家族に関わる問題で「家庭再建」に沈黙する産経と正論を吐く朝日の「声」

◆45周年迎えた「正論」  産経オピニオン面に「正論」と題する論壇がある。スタートしてから45周年を迎えたというので、6月25日付に特集が組まれていた。執筆陣の一人だった作家の曽野綾子さんが「45年前頃の空気を知る人は、…

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児童虐待防止で家庭支援と調査機関の分離を提案する護憲学者の木村氏

◆先人の知恵を生かす  最近、若手の護憲学者として頭角を現してきた木村草太氏(首都大学東京教授)が目黒区の女児虐待死を受け「強制力を持つ調査機関が必要」と論じていて興味を引かれた(沖縄タイムス6月17日付)。国家権力に懐…

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