編集局 rss

行き過ぎた警官ごっこ

地球だより  最近、警官の格好をした子供が拘束されたというニュースが世間を騒がせている。ただの警官ごっこならほほ笑ましいニュースなのだが、本物の警官をまねて、大人相手に恐喝まで行っていたというから驚く。  保護されたのは…

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初の人口減、「家族の価値」を問い直そう

 5年ごとに行われる国勢調査で初めて人口減が記録された。総務省が公表した2015年国勢調査の速報値によると、日本の総人口は約1億2711万人で、5年前の10年調査に比べて約95万人減った。調査が始まった1920(大正9)…

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「下萌や土の裂目の物の色」(太祇)。…

 「下萌や土の裂目の物の色」(太祇)。俳句の季語「下萌(したもえ)」は草の芽が土の中から出てきた状態で、厳しい冬から解放され、命が静かに、しかし力強く大地から現れてきたことを表現している。  稲畑汀子編『ホトトギス新歳時…

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40年超原発「合格」、運転延長で活用を進めよ

 原発再稼働の前提となる審査で、原子力規制委員会は運転開始から40年以上経過した関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)について「新基準を満たす」とする審査書案を了承した。原子炉等規制法が定めた原則40年の運転期間を超…

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中国の南シナ海の軍事拠点化を阻止せよ

 ケリー米国務長官はワシントンでの中国の王毅外相との会談で、中国による南シナ海の軍事拠点化を「南シナ海を通過する全ての人々の大きな懸念となっている」と批判した。一方、王外相は「南シナ海の島々は歴史的に中国領であり、中国は…

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米、係争地の比監視所の保護を検討 U.S. mulls pledge on disputed Philippines outpost

 太平洋管轄の米軍司令官は今週、米軍は、アジアでの領有権争いをめぐって中国が武力攻撃を実施した際に備えて、日本にもしたような安全を守る新たな約束をフィリピンにもすることを検討すべきだと主張した。  この発言の背景には、中…

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民主党と維新の党が来月中に合流し新党を作る…

 民主党と維新の党が来月中に合流し新党を作ることが正式に決まった。党名や綱領などを検討する実務者チームを設け、結党に向けた準備を本格化し、夏の参院選への態勢を整えるという。  しかし今のところ伝わってくるのは、綱領をどう…

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対北朝鮮制裁として自由市場に注目せよ

韓国紙セゲイルボ  北朝鮮の核・ミサイル挑発後、交渉で補償を引き出し、さらにまた挑発するという悪循環を断ち切らなければならない。それには北自らがこの悪循環から抜け出せるようにすることが最善の策だ。  国際社会は対北朝鮮制…

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欧米からの制裁で経済危機にあえぐロシア

「愛国主義」鼓舞するプーチン政権 国民の不満を外国に向ける  原油価格の下落でロシアの経済危機が深刻化し、国民の生活水準も低下しつつある。プーチン政権は愛国主義を鼓舞し、国民の不満を外国に向けさせることでこれを乗り切る構…

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英国とEU、離脱派にポピュリズムの影

 欧州連合(EU)に留(とど)まるか離脱するかを問う国民投票を、英国は6月23日に実施する。ブリュッセルで開かれたEU首脳会議でEU改革案が合意されたことを受け、キャメロン英首相が発表した。  域内第2の経済規模を持つ英…

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「××を映画にしてやるから、契約書のサインを…

 「××を映画にしてやるから、契約書のサインを原作者からもらってくれ」との電話が、その作家の担当編集者のところにかかって来た。電話の相手は、黒澤明監督の代理の者(息子)だった。  高橋一清著『芥川賞・直木賞をとる!』(河…

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ルーブル暴落と市民生活

地球だより  両替所に掲示されたルーブルとドルの換金レートをみて、ため息を漏らす人をよく目にする。ルーブル安が一層進み過去最安値を付け、一時、1㌦84ルーブルまで下落した。  これはドルに対して、この2年でルーブルの価値…

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最高齢の記録王

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  カエサル、リンカーン、エジソン、丁若鏞(チョンヤギョン)(朝鮮後期の実学者)。彼らの共通点は、とんでもないメモ魔だった点だ。地上の王座に就き、膨大な創作物を残した秘訣(ひけつ)はメ…

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両陛下、首相ら招かれ茶会

比訪問への尽力に感謝  天皇、皇后両陛下は24日午後、1月にフィリピンを公式訪問された際に尽力した人たちを皇居・宮殿に招かれ、茶会を催された。安倍晋三首相をはじめ、外務省や厚生労働省ほか各省庁の関係者など約330人が出席…

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南スーダンで来週にも国民統合政府発足

駐独南スーダン大使に聞く  駐独のシトナ・アブダラ・オスマン南スーダン大使は23日、訪問先のウィーンで本紙との会見に応じた。同大使は同日、オーストリアのフィッシャー大統領に信任状を提出した後、オーストリア商工会議所などを…

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核・ミサイルの次は対南テロか

韓国紙セゲイルボ 今国会で防止法の制定急げ  北朝鮮の第4回核実験と長距離ミサイル発射に続き、今度はテロに対する憂慮が大きくなっている。最近、国会の「緊急安保状況点検党政協議」で、金正恩(キムジョンウン)北朝鮮国防委員会…

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「歴史問題に戦略的反論を」

世日クラブ 拓殖大学学事顧問 渡辺利夫氏が講演  世界日報の読者でつくる世日クラブ(会長=近藤讓良・近藤プランニングス代表取締役)は24日、都内で、拓殖大学学事顧問(前総長)の渡辺利夫氏を講師として招き、「戦後70年とは…

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「言葉や行為だけで人間の心が伝わるなら、…

 「言葉や行為だけで人間の心が伝わるなら、物語を作る必要はないんですね。あえて作ろうとするのは、宗教家なども同じだと思うんですが、心が通じあえるのが難しいからなんです」。  先日亡くなった作家、津島佑子さんがインタビュー…

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民維合流新党、選挙ありきの野合でいいのか

 民主党と維新の党が3月に合流する見通しとなった。民主党の解党は行わず、新しい綱領を定め、党名を変えて3月に新党名での結党大会を目指す方向だ。折り合いがつかなかった新党結成の協議は、共産党が参院1人区での候補者取り下げの…

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那覇市施政方針に「辺野古反対」

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  那覇市の城間幹子市長が12日に発表した平成28年度施政方針では米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古への移設の阻止を掲げた。  「辺野古に目を向けると、国は『辺野古推進が唯一の…

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壁に突き当たっている中国 China against the wall

 主流メディアには――中にはこれを盲点と呼ぶ人がいるが――ありとあらゆる疑わしいことがあっても、中国の共産党員のことは、良い方に解釈してやるという習わしがある。盲人の王国では、一方の目が見える人を厚遇するというようなやり…

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シリア内戦、持続性ある停戦で流血停止を

 シリア内戦の停戦をめぐって協議していた米露が合意した。多くの死傷者、難民を出した内戦の収束の契機とすべきだ。 米露合意も先行き不透明  米露両国はシリア内戦で「敵対行為の停止」の条件で合意し、アサド政権と反体制派に受け…

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