オピニオン rss

【社説】自民党大会 国難克服へ覚悟持って対処を

 自民党が岸田文雄政権発足後初めて党大会を開催した。ロシアのウクライナ侵攻や新型コロナウイルス感染拡大という前例のない国難に直面している中で、夏の参院選に向けた総決起大会だ。岸田首相は「いかなる事態が起きても、国民生活を…

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【社説】露の対日挑発 増長許さぬ打撃を与えよ

 ロシア海軍の軍艦10隻が津軽海峡を通過した。北方領土の択捉島でもロシア軍のミサイル演習が行われた。ウクライナ侵略に制裁を科した日本に対抗する姿勢を示すものだ。日本は制裁強化を含め、ロシアに増長を許さぬ打撃を与える必要が…

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誰もが「性」の当事者で、人格が問われる

《 記 者 の 視 点 》 「LGBT」が問うものは、性をどう生きるのかという視点  自治体が同性カップルを公認する「パートナーシップ制度」導入を検討していたある自治体の首長と膝を交えて意見交換を行った時、政治家に「下半…

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【社説】韓国大統領選 尹氏当選で日韓友好の復活を

 5年に1度の韓国大統領選挙で保守系最大野党「国民の力」の尹錫悦前検事総長が当選し、戦後最悪と言われる日韓関係の修復に向けた機運が芽生えている。ロシアのウクライナ侵攻、台湾への武力的威圧を強める中国、頻発する北朝鮮の弾道…

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東日本大震災から11日で11年。東京電力福島第1原発事故の影響で避難指示が続く福島県双葉町の東日本大震災・原子力災害伝承館では10日キャンドルに火がともされ、集まった人が追悼や復興の祈りをささげた

【社説】東日本大震災11年 復興・創生の鍵は産業振興

東日本大震災11年  死者・行方不明者2万2000人の犠牲と家や働く場などへの甚大な被害をもたらした東日本大震災から11年が経過した。愛する人、かけがえのない家族を失った悲しみを新たにした人も多いはずだ。犠牲者の冥福を祈…

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【社説】非武装中立化 対日政策と同じロシアの要求

 ウクライナに軍事侵攻したロシアは停戦の条件として「非武装中立」を要求している。侵略して武装解除を突き付ける国際法違反に輪を掛けた横暴な要求だが、ロシアの前身である旧ソ連がわが国に対して中立化工作を行い、またソ連と親密な…

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【社説】米通商政策報告 TPP復帰を目指すべきだ

 米通商代表部(USTR)が、バイデン政権の2022年通商政策の報告書を議会に提出した。報告書は22年の重要政策課題として、近く発足させる「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」を取り上げた。 インド太平洋で中国牽制  報…

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インタビューに応じる国民民主党の玉木雄一郎代表 =7日午後、東京千代田区

トリガー条項 国民目線で政治判断を-国民民主党 玉木雄一郎代表

国民民主党 玉木雄一郎代表に聞く  国民民主党が衆院で政府の新年度予算案に異例の賛成票を投じ、与野党に波紋が広がった。同党はまた、昨年秋の衆院選以降、衆院憲法審査会でも与党側の幹事懇談会に出席しており、参院選を控え、その…

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今後の原発・エネルギー政策 諸葛宗男さん

東日本大震災11年 前東京大学公共政策大学院特任教授 諸葛宗男さん 原子力技術者の育成急げ 自給率向上へ新増設を  東京電力福島第1原発事故から11年になる。この間、再稼働した原子力発電はわずか10基。脱炭素化の動きが活…

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【社説】中国全人代 共産党の「赤い野心」に警戒を

 中国の全国人民代表大会(全人代)が北京で開幕した。今秋予定される5年に1度の共産党大会で、異例の党総書記3期目を目指す習近平国家主席にとって重要な節目となる大会だ。  軍事予算が26・3兆円  李克強首相は政府活動報告…

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米ハドソン研究所日本部副部長 ライリー・ウォルターズ氏

中国 侵攻の計算見直しかー米ハドソン研究所日本部副部長 ライリー・ウォルターズ氏

ウクライナ危機-識者に聞く 米ハドソン研究所日本部副部長 ライリー・ウォルターズ氏 台湾海峡への影響  ロシアによるウクライナ侵攻が国際秩序に激震をもたらしている。この危機をどのように捉え、対応していくべきなのか。識者に…

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【社説】北のミサイル 身勝手な振る舞いを許すな

 北朝鮮が弾道ミサイルを発射した。ロシアによるウクライナ侵略に乗じ、こうした挑発を行うことは断じて容認できない。  ロシアによる侵略を擁護  5日に発射された弾道ミサイルについて、岸信夫防衛相は最高高度550㌔で約300…

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【社説】まん延防止延長 追加接種柱に出口戦略示せ

 新型コロナウイルス感染防止対策として、きょう6日を期限としていた「まん延防止等重点措置」が18都道府県で21日まで延長される。  東京など9都県は2回目の延長となり、期間も2カ月に及ぶことになる。重点措置の効果には疑問…

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3日、米ホワイトハウスで開いた閣議でウクライナ情勢について発言したバイデン大統領(UPI)

バイデン米政権とロシアのウクライナ侵攻

《 記 者 の 視 点 》 戦争を招き寄せた「弱さ」  ロシアがウクライナからクリミア半島を併合したのは、オバマ米政権時代の2014年のこと。今回のウクライナ侵攻はバイデン政権下で起きた。だが、トランプ政権時には、ロシア…

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【社説】露の原発攻撃 全人類への重大な背信行為

 ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポロジエ原子力発電所がロシア軍の攻撃を受け、火災が発生した。原子炉は損傷せずに停止したが、爆発すれば大惨事を引き起こしていたに違いない。  原発への攻撃は言語道断で許し難い暴挙だ。…

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【社説】核の共有論議 先入観排し安保政策再検討を

 安倍晋三元首相が米国との核兵器の共有(ニュークリア・シェアリング)に言及した。日本には非核三原則(「持たず、つくらず、持ち込ませず」)があるが、世界の安全がどのように守られているかの現実を直視し、こうした議論をタブー視…

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【社説】一般教書演説 指導力が問われるバイデン氏

 バイデン米大統領が、今後1年間の内政・外交全般の重要政策課題を議会に説明する初の一般教書演説を上下両院合同会議で行った。演説では、ウクライナを侵略したロシアのプーチン大統領を「独裁者だ」と非難した上で「米国はウクライナ…

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【社説】国連安保理 中露に常任理事国の資格なし

 国連安全保障理事会はロシアのウクライナ侵略を非難し、即時撤退を求める米国主導の決議案を採決に付したが、ロシアの拒否権行使で否決され、紛争解決の役割を果たせずにいる。安保理を機能不全に陥らせているロシアや、同調する中国に…

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ウクライナ侵攻で思う 中露民兵の不気味な役割

山田寛の国際レーダー  世界がまだ大猛獣暴れるジャングルであることを思い知らされたプーチン・ロシアのウクライナ侵略。その侵略の中で見落とせないのは、下ごしらえをしてきた民兵集団=民間軍事会社(PMC)の不気味な役割だろう…

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【社説】経済安保法案 脅威に対処し国益を守れ

 政府が半導体など重要物資のサプライチェーン(供給網)強化支援などを盛り込んだ「経済安全保障推進法案」を閣議決定した。  覇権主義的な動きを強める中国やロシアなどを念頭に、安保上重要な物資の安定供給確保や先端技術の強化を…

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【社説】北方領土 今こそロシアの非を鳴らせ

 ロシアのウクライナ侵略を受け、岸田文雄首相は日露間の懸案である北方領土問題はいったん棚上げにせざるを得ないとの考えを示した。  もちろん、決して領土返還をあきらめてはならない。日本は侵略を強く非難するとともに、今こそロ…

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【社説】ウクライナ侵略 「ソ連帝国」を復活させるな

 ウクライナ侵略を強行したロシアのプーチン政権は、2008年にはジョージア(グルジア)に侵攻し、14年にはウクライナ南部クリミア半島を併合するなど、暴力で自国の意志を押し通す手法を繰り返してきた。しかし、国際秩序破壊の常…

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25日、ウクライナの首都キエフの住宅に墜落した航空機の残骸(AFP時事)

用意周到に図られたロシアのウクライナ侵攻

《 記 者 の 視 点 》 次は台湾? 不気味な中国の存在感  用意周到に図られたロシア軍によるウクライナ攻撃・侵攻。サイバー攻撃で通信環境を混乱させ、その間にミサイル攻撃でウクライナの防空体制を無力化し、3方向(ウクラ…

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