[東日本大震災11年]
「次に備えよ」伝えたい、岩手で災害FMを開局
震災の際に放送局を立ち上げ、ラジオの重要性を実感 「『次に備えよ』が私の伝えたいこと」。東日本大震災の際、岩手県宮古市で臨時災害放送局を立ち上げ、被災者向けに情報を発信し続けた佐藤省次さん(72)はこう話す。「地震や津…
被災地の青空を彩る、250枚の黄色のハンカチ
「いわき震災伝承みらい館」、エールや追悼の思い掲げる 10日、東日本大震災の記憶や教訓を伝える「いわき震災伝承みらい館」(福島県いわき市)では、復興へ向けたエールや追悼の思いが書かれた黄色いハンカチ約250枚が掲げられ…
東日本大震災から11年、記憶と教訓を次世代に
各地で追悼式、「復興成し遂げる」「支援が心の支えに」 東日本大震災から11年となった11日、岩手、福島、宮城3県で追悼式が行われた。地震発生時刻の午後2時46分に黙とうがささげられ、参加者らは教訓や記憶をつなぐと誓った…
11年「あっという間」、教訓を後世へ決意新た
宮城・福島で発生時刻に黙祷、「当たり前の暮らしが一番」 またあの日が巡ってきた。家族を、友人を無慈悲に奪い去った巨大な揺れと津波。東日本大震災から11年となった11日、東北各地の沿岸部では、地震発生時刻の午後2時46分…
名取市の閖上地区、ハト型風船を飛ばして慰霊
追悼のつどい開催、故人へのメッセージを風船に託して 東日本大震災の発生から11年。宮城県では震災で9544人が亡くなり、今も1213人が行方不明だ。県内各地の追悼行事を追った。名取市閖上(ゆりあげ)地区の「閖上の記憶」…
楽天の田中将大ら、震災11年に思いをはせる
プロ野球界も被災地へ祈り、「東北を背負って戦っている」 東日本大震災から11年を迎えた11日、プロ野球選手らも、被災地に思いをはせた。 仙台市に本拠地を置く楽天は、遠征先の静岡草薙球場でDeNAとのオープン戦前に黙と…
「家族の思いを背負い」、震災不明者を捜索
岩手で1110人 宮城で1215人不明、両県警が捜索を実施 東日本大震災から11年を迎えるのを前に、岩手、宮城両県警は10日、両県の沿岸部などで行方不明者の捜索を実施した。福島県警も11日に捜索する。 岩手県では2月…
防げ!災害時の大渋滞、規制の見直しから10年
15時間にわたり交通網がまひ、警視庁「車の利用控えて」 東日本大震災の際、震度5強を観測した東京都内では、一般道に車があふれる「グリッドロック(超渋滞)」が発生し、約15時間にわたって交通網がまひした。通行状況を映す警…
【社説】東日本大震災11年 復興・創生の鍵は産業振興
東日本大震災11年 死者・行方不明者2万2000人の犠牲と家や働く場などへの甚大な被害をもたらした東日本大震災から11年が経過した。愛する人、かけがえのない家族を失った悲しみを新たにした人も多いはずだ。犠牲者の冥福を祈…
震災の語り部を「生業」に、自治体も資金支援へ
伝承の担い手を次世代へ、資金面や後継者不足が課題に 発生から11年を迎える東日本大震災の被災地では、持続的な伝承活動の在り方を模索する動きが広がっている。資金面や後継者不足が大きな課題で、自治体も支援に乗り出した。 …
原子力は総合科学技術 第四世代原子炉の選択も
東日本大震災11年 東日本大震災の津波による停電で起きた福島第1原発事故から11年。わが国は1955年に国民総意で原子力基本法が制定され、すぐ予算が付けられたが、「将来におけるエネルギー資源を確保し、学術の進歩と産業の…
今後の原発・エネルギー政策 諸葛宗男さん
東日本大震災11年 前東京大学公共政策大学院特任教授 諸葛宗男さん 原子力技術者の育成急げ 自給率向上へ新増設を 東京電力福島第1原発事故から11年になる。この間、再稼働した原子力発電はわずか10基。脱炭素化の動きが活…