オピニオン
共産党と全体主義、なぜ政権取れば人権無視か
《 記 者 の 視 点 》 国民民主党の玉木雄一郎代表が18日の記者会見で、同党と連合が締結した政策協定の「左右の全体主義を排し」との文言について「共産主義、共産党のことと認識している」と述べたことと関連し、共産党の志…
能代で街おこし
「人」大切にして 支援の輪 「ときめ木マルシェ」実行委員会代表 能登 祏子さんに聞く 街おこしの取り組みが各地で行われている。秋田県能代市で4年目となる「ときめ木マルシェ(市場)」もその一つ。今年は6月から11月までの…
緊急事態拡大 資源総動員し医療崩壊防げ
持てる医療資源を最大限活用し、医療崩壊を防がねばならない。新型コロナウイルス感染症対策として東京都など6都府県に発令中の緊急事態宣言が、きょうから京都、兵庫、福岡など7府県に拡大される。期限は9月12日まで。6都府県も…
クオモ米NY州知事の醜聞
アメリカの民主党に対して、昔から「無能な連中」「腐敗だらけの行政」「有権者を騙(だま)す」「強引な政治」などの批判がある。もちろん、その一部は、共和党系の支持者、メディアによる「党派的」なものだが、あいにく、今月に入っ…
自然の中で余暇と仕事を 大月市市長 小林信保氏
山梨県大月市市長 小林信保氏 東京に近いながらも豊かな自然に恵まれた山梨県大月市は近さと自然を生かしたグリーンワーケーションを打ち出している。複数の職業を持つ「複業人材」も登用している。実際に都会から移り住んだ若者たち…
8月豪雨被害、警戒レベル4で避難の周知を
西・東日本の太平洋側に延びる前線が1週間ほど停滞しており、各地で記録的な大雨による土砂災害や河川の氾濫が相次いでいる。時限的に観測史上最高の雨量となる地域もあり、以前にも増して気象庁・自治体の警戒レベル情報を基に命を守…
カブールとサイゴン 元協力者救出が重大な勝負だ
アフガニスタンが反政府勢力タリバンに征服された。今年4月、バイデン米大統領が撤退予定を発表するとすぐ、元米軍通訳らが「帰らないで。ベトナム戦争の二の舞い(敵側勝利と大混乱)になる」と訴えたが、訴え通りになってしまった。…
米陸軍士官学校でマルクス主義授業
学生の社会・政治的行動に影響 米軍の将校らを育成するウェストポイント陸軍士官学校で、マルクス主義を推奨する授業が複数、実施されていることが、軍当局者の話から明らかになった。とりわけ、「社会的不平等」「軍のリーダーシップ…
米韓軍事演習 北朝鮮への配慮で精彩欠く
米韓両国は朝鮮半島有事を想定した定例の合同軍事演習を開始した。だが、猛反発している北朝鮮に配慮して規模を縮小させ、実戦形式の訓練も見送られるようだ。対北抑止力の維持・強化を目的とする演習を、北朝鮮の顔色をうかがいながら…
強化ウイルス創出の危うさ
自然のしっぺ返し招く恐れ アニミズム的視点からの疑念 文明論考家、元駐バチカン大使 上野 景文 新型コロナウイルスの「出自」をめぐり論争が続く。主要争点は、武漢ウイルス研究所から遺伝子を操作された強化ウイルスが「流出」…
残虐非道なタリバン、ガニ政権関係者への報復も
本紙元イスラマバード支局長 石川仁 米軍がアフガニスタン撤兵を発表した時点で、こうなることは分かっていた。だからこそ、これまでに何度も撤退の動きがありながら延ばし延ばしにしていた。しかし、これ以上介入を続けても、犠牲者…
カブール陥落 タリバンの強権支配許すな
反政府組織タリバンが攻勢を強めていたアフガニスタンで、首都カブールが陥落。ガニ大統領は国外に脱出し、事実上、政権は崩壊した。 タリバン政権の復活は間違いないが、2001年までのような人権侵害やテロ支援などが起きないよ…
鮮明化する米中の覇権争い
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 一党独裁・専制主義の中国 自由と民主主義尊重する米国 中国と米国の対立は、より鮮明に、より激しくなってきているように思う。その中でチベット、ウイグルあるいは南モンゴルをは…
気候変動「存亡の危機」ではない
米コラムニスト ジョージ・ウィル 極端な変動シナリオに反論 信頼性低い国連報告 メディアは気候変動に関して強い確信を持っているようだ。今回の国連の報告も同様だった。ところが、気候変動に立ち向かおうとする今日の呼び掛けに…
終戦の日 国への奉仕を貶めた戦後思潮
76年目の終戦の日を迎えた。戦禍の犠牲となった300万同胞の御霊に鎮魂の祈りを捧(ささ)げたい。そして、先の大戦からの教訓を改めて問い直したい。 東京五輪開催にも影響 多大な犠牲を払い、かつて経験したことのない敗戦か…
杉山文野氏のJOC理事への就任に疑問
《 記 者 の 視 点 》 倫理問題あり、体は女性で心は男性のトランスジェンダー 東京五輪の開幕を1カ月後に控えた今年6月25日、体は女性で、心は男性のトランスジェンダーである杉山文野氏(40)が日本オリンピック委員会…
コロナ再調査 中国に要請受け入れを迫れ
世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスの起源に関する再調査をめぐって、中国など各国に生データを含む情報を提供するよう求める声明を発表した。ウイルスは中国・武漢の研究所から流出したとの疑いが強まっている。国際社会は…
コロナ禍に問う 日本人の死生観
人は死んでカミになる 浄土真宗本願寺派称讃寺住職 瑞田 信弘師に聞く 団塊世代が後期高齢期に差し掛かり、日本は多死社会になりつつある。さらにコロナ禍で死への関心が高まり、「メメント・モリ」(死を想え)が人々の頭をよぎる…
人口減少対策、首都機能移転を大胆に進めよ
総務省公表の住民基本台帳に基づく2021年1月1日現在の日本人の総人口は、前年比42万8617人(0・34%)減の1億2384万2701人で、12年連続の減少となった。 ただ一極集中が続いてきた東京都の人口増加率は、…
コロナワクチンをめぐる法的問題
大月短大名誉教授 小山 常実 「十分な説明と同意」不足 生命・身体の自己決定権を守ろう 4月末、新型コロナワクチンの接種券が届き、いよいよ接種するか否か決断しなくてはならなくなった。いろいろ悩んだが、「ワクチンで死ぬよ…
中国 偽文書拡散
ワシントン発 ビル・ガーツの眼 コロナ発生源工作でポンペオ氏演説捏造 中国は新型コロナウイルスの発生源は米陸軍とするプロバガンダを流布させてきたが、その一環として、米政府のものとする偽文書を国営のソーシャルメディア「微…
台湾代表機関 リトアニア設置を支持する
バルト3国のリトアニアが、台湾の代表機関「駐リトアニア台湾代表処」の設置を許可したことに中国が反発を強めている。「一つの中国」原則を理由に台湾との公式関係を絶つように求めて駐リトアニア大使を召還し、リトアニア政府にも駐…
温暖化報告書、全人類が危機感の共有を
国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第1作業部会が報告書を発表し、2021~40年の間に世界の平均気温が約100年前に比べて1・5度上昇し、異常気象や海面上昇などが深刻化する可能性が高いと警鐘を鳴らした。…