Date archive for 2016

民主党の争点設定、1人区で反安保法共闘

格差解消の共生社会提唱  民主党の機関紙「プレス民主」2月5日号は党大会を扱った。夏の参院選に向けた決起大会でもあり、民主党が打ち出す選挙争点がうかがえる。同紙1面「民主党2016年度定期大会」「党のためではなく日本のた…

続き

自民「総活躍」を公約化、人口減少で「人」に着目

子育てなど民主と競合も  安倍晋三首相の施政方針演説に「参院選の争点つぶし」の声がでるほど政界は選挙モードに入っている。自民党の選挙公約も詰められようが、既に安倍政権はアベノミクス第2弾で「一億総活躍社会」を打ち出し、輪…

続き

民主に苛立つ共産党、安保廃止「法案と選挙は別」

日経「候補取り下げ」に抗議  日本共産党の機関紙「しんぶん赤旗」13日付2面に「『日経新聞』に抗議、訂正要請/共産党広報部」、「日経報道は『事実無根』/野党共闘 小池政策委員長が会見」(見出し)の記事が載った。12日付日…

続き

目立つ「安保」誤報 マスコミ報道を信じるな

間違った認識続く読者  今年になっても、筆者の「平和安全法制について」の全国講演が続いているが、未だにマスコミの誤った報道を信じている人の多いことに驚く。  それは、自衛官自殺率で、実際は一般男性と比較して少ないにも関わ…

続き

「紫式部は『源氏物語』の中で、物語の…

 「紫式部は『源氏物語』の中で、物語のすばらしさについて語っている」との記述に出合った(五味文彦著『中世社会のはじまり』岩波新書)。「そう言えばそうだった」と思い出して『源氏物語』の中ほどの「蛍」の巻を見ると、確かにそう…

続き

X線天文衛星「ひとみ」、宇宙の構造解明が楽しみだ

 X線天文衛星「ひとみ(アストロH)」を搭載したH2Aロケット30号機が打ち上げられ、衛星は地球周回軌道に投入された。ひとみは「すざく」に次ぐ日本の6代目のX線天文衛星。銀河が多数集まった銀河団やブラックホール、超新星爆…

続き

米大統領選、混迷状態のまま予備選中盤に突入

2016 米大統領選 共和トランプ氏、民主サンダース氏の勢い持続  米大統領予備選の行方は、緒戦のアイオワ州党員集会、ニューハンプシャー州予備選挙を経ても、ますます混迷を深めている。民主党も共和党も、勝敗の行方が確定する…

続き

項荘の剣舞

韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」  「力抜山気蓋世…」。力は山を抜き、気概は世をおおうという意味だ。垓下城で劉邦軍に囲まれて四面楚歌状態に陥った項羽。愛妾の虞との別れを悲しんで歌った垓下の歌の一節だ。“西楚の覇王”項…

続き

ブッシュ前大統領が選挙戦に復帰 George W. Bush returns to campaign trail to boost Jeb, defend legacy

 【ノースチャールストン(サウスカロライナ州)】辞職後7年以上がたつジョージ・W・ブッシュ前大統領が15日、選挙戦に戻って来た。自身のレガシー(遺産)を守り、苦戦する弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事を応援するためだ。…

続き

内外需の弱さにもかかわらず来春の消費再増税の是非に触れぬ各紙

◆構造改革求める日経  15年10~12月期の国内総生産(GDP)は、実質で前期比0・4%減と2期ぶりのマイナス成長だった。個人消費や輸出が振るわず、日本経済は依然足踏み状態である。  各紙の論評はどうか。社説の見出しは…

続き

万葉集には短歌や長歌だけでなく、仏足石歌体…

 万葉集には短歌や長歌だけでなく、仏足石歌体、旋頭歌、片歌などさまざまな形式の歌がある。が、その基本は5音と7音。片歌は5・7・7の形式だが問答の片方で、もとは2首一組。その片方という意味だ。  「長歌はその後衰えたので…

続き

時代を開く「愚か者」であれ

名寄市立大学教授 加藤 隆 自他混然の愛に生命力 分別知溢れ「意地悪」な現代  スティーブ・ジョブズが2005年にスタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチは、最後に「Stay hungry, stay foolish」…

続き

日米中G3体制と韓国の危機

韓国紙セゲイルボ 国家利益が犠牲になる公算も  2012年9月、中国大陸では反日運動が燎原の火のように広まった。日本の尖閣諸島国有化措置が導火線だった。尖閣海域には両国の船舶と航空機が対立し、一触即発の戦雲が漂っていた。…

続き

「そうりゅう型」採用が有力 豪潜水艦受注競争で米専門家

日米豪の対中抑止力を強化  【ワシントン早川俊行】米有力シンクタンク、ハドソン研究所のアーサー・ハーマン上級研究員は、世界日報の取材に応じ、日本とドイツ、フランスが受注を争うオーストラリアの次期潜水艦開発計画について、豪…

続き

米ASEAN、連携強化で航行の自由守れ

 米国と東南アジア諸国連合(ASEAN)による首脳会議が米カリフォルニア州の保養施設サニーランズで開かれ、中国が進出する南シナ海情勢を念頭に、航行と飛行の自由の確保、紛争の平和的解決、軍事拠点化回避などを盛り込んだ共同声…

続き

国との三つの裁判抱える翁長雄志沖縄県知事

国との三つの裁判抱える翁長雄志沖縄県知事

辺野古埋め立て申請承認取り消し 普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に伴う埋め立て申請承認を取り消したことで、翁長雄志知事は国を相手に三つの裁判を抱えている。それに加え、辺野古移設をめぐって宜野湾市民が訴訟を起こし…

続き

今井さんの参院選出馬に衝撃

沖縄発のコラム:美ら風(ちゅらかじ)  夏の参院選で、歌手グループ「SPEED」のメンバーで沖縄県出身の今井絵理子氏(32)が自民党の比例候補で立候補することがこのほど決まった。地元では大きな衝撃が走っている。  今井氏…

続き

オーストラリアに向かう移民の高潮 Australia’s migrant tide

 世界中の移民の大波は、南から北に向かうものだけではない。移住者はオーストラリア(豪州)にも大挙して向かっているのである。そこで、豪州の最高裁判所は、欧州や北米で起こっているような移民危機が起こるのを恐れて、一時的休止措…

続き

<春は名のみの風の寒さや/谷の鶯歌は思えど…

 <春は名のみの風の寒さや/谷の鶯歌は思えど……>。唱歌「早春賦」の冒頭である。関東に春一番が吹いたと思ったら、直ぐに冬の気温に逆戻り。水戸では雪が降るなど、春浅い今の季節、この歌を口ずさみたくなる。  日本PTA全国協…

続き

「オバマ氏は意図的に米国に損害」

共和ルビオ氏主張 発言重複に批判も保守派は支持  オバマ大統領は意図的に米国にダメージを与えた――。政権奪還を狙う共和党の大統領候補たちはオバマ氏批判を展開しているが、中でもこう主張しているのが、マルコ・ルビオ上院議員だ…

続き

来春の消費再増税は延期を

 昨年10~12月期の国内総生産(GDP)は物価変動の影響を除いた実質で前期比0・4%減、年率では1・4%減と2期ぶりのマイナス成長になった。  大方の予想通り、個人消費や輸出が振るわず、日本経済が依然として足踏み状態に…

続き

米を支配するポピュリズム

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 失われる政治への信頼 背景にオバマ政権の影響  【ワシントン】今年の大統領選は左右の両方からの反エスタブリッシュメントの反乱と言われてきた。ニューハンプシャー州予備選はまさに、…

続き

山を越えた中国軍事改革

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 陸軍の牙城に習氏メス 司令部機構再編で5戦区に  中国の大規模な軍事改革は、昨年11月の中央軍事委員会(軍委)改革工作会議で決められたが、軍部の既得権に切り込む改革の実効性が注目されてきた。…

続き