国際
米国の対テロ戦は名ばかり
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 熱意欠けるオバマ氏 真の連合目指す仏大統領 【ワシントン】分からないのだが、自爆犯はパスポートを持って何をしていたのだろう。どこかに行こうとしていたわけではないだろう。私は宗…
東南アジアが「イスラム国」の有望な新兵調達源に/Islamic State eyes fertile recruiting ground along Southeast Asia smuggling route
テロ組織「イスラム国」は世界各地に手を広げ、シリア、イラクの「カリフ国家」に進んで参加したいという人材を探し、混乱を拡大させようとしている。 陸軍のシンクタンクの報告によると、東南アジア、とりわけインドネシアが、多く…
韓国大統領選へ実績作り? 国連総長訪朝めぐり諸説紛々
潘基文国連事務総長が訪朝のため北朝鮮と協議中であることが明らかになった。実現すれば国連事務総長としては22年ぶり。今この時期になぜ訪朝するのか、訪朝したら最高指導者・金正恩第1書記との会談は実現するのかなど観測、臆測が…
「私はパリ」は戦争宣言だ
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による「同時テロ」事件で少なくとも129人の犠牲者を出したフランス国民は今、そのショックから立ち上がろうとしている。今年1月7日に起きたイスラム過激派テロリストによる仏週刊紙「シ…
ご利益ペンダント
地球だより 多くのタイ人は、胸にジャラジャラと何やら付けている人が目立つ。車の運転席前に置いているケースも多い。 いずれもプラクルアンという、仏像や僧侶をかたどった小さなお守りだ。タイ人は、これをペンダントのように身…
APEC首脳会議、テロ行為への非難で一致
対「イスラム国」の構図鮮明に マニラ首都圏で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議は、直前にパリで起きた連続襲撃事件を受け、イスラム過激派組織「イスラム国」によるテロ活動を強く非難する首脳宣言を採択し…
社会主義者の米ユダヤ系議員
獨協大学教授 佐藤 唯行 サンダース氏は3人目 民主党大統領予備選で健闘 米民主党の大統領選予備選で首位に立つクリントンを一時、窮地に追い込む勢いを見せ、現在でも第2位を占めているのがバーニー・サンダース上院議員だ。サ…
「力の空白」を突く中国、日米機軸に地域連携が緊要
緊張 南シナ海(5) 安倍晋三首相は19日、ともにアジア太平洋経済協力会議(APEC)参加のためフィリピン訪問中のオバマ米大統領と会談し、「盤石な日米同盟をアジア太平洋、国際社会の平和、安定、繁栄のために一層活用してい…
ISはアッシリア王国の再現?
イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)はアッシリア王国の再現という話を聞いた。実証が難しく、思い付きの域を出ない感じがするが、新鮮な観点なので読者に紹介する。 アッシリア王国はメソポタミア(現在のイラク)北…
鄧小平以来の内海計画 中国、核戦力で覇権狙う
緊張 南シナ海(4) 中国は、南シナ海の島しょの領有権と海底資源の排他的権利を一方的に主張しながら、周辺沿岸国から武力で強引に奪う無法行為を繰り返している。 中国は、ベトナムから1974年に南シナ海北西部のパラセル(…
ISISとの地上戦へ陸軍、海兵隊増強を-新ブッシュ・ドクトリン/The new Bush doctrine: Expand Army, Marine Corps for ground fight vs. ISIS
共和党大統領候補ジェブ・ブッシュ氏は18日、強まるテロの脅威に関して国家安全保障の問題点を指摘、米地上軍を投入して、テロ組織「イスラム国」を「殲滅」することを求めた。 ブッシュ氏は、サウスカロライナ州チャールストンの…
韓国の検察が、いわゆる従軍慰安婦問題を…
韓国の検察が、いわゆる従軍慰安婦問題を扱った学術書『帝国の慰安婦―植民地支配と記憶の闘い』の著者、世宗大の朴裕河教授を、名誉毀損罪で在宅起訴した。元慰安婦らが昨年6月、同書によって名誉を傷つけられたとして刑事告訴してい…
恐ろしい聖戦思想
地球だより 過激派組織「イスラム国(IS)」は、ロシアの旅客機墜落事件と仏の首都パリでの同時多発テロ事件を起こしたとみられ、改めて世界中を震撼させた。 エジプト人の「人懐っこさ」があだとなった空港の管理体制の甘さも指…
デモ隊は何のために決起したか
韓国紙セゲイルボ 目的より暴力性浮き彫りに 「傘!」。民衆総決起があった14日午後、前線で警察と対峙(たいじ)していたある参加者が記者を見て大声を張り上げた。 思わず差していた雨傘を渡すと、彼はそれを槍のようにして警…
テロと麻薬と「クリスマス市場」
「パリ同時テロ」事件以後、欧州全土でテロに対する不安を抱く国民が増えてきた。同時に、大規模なイベント、コンサート、サッカー試合などがキャンセルされる一方、欧州へ旅行する観光客が減少してきている。 ウィーンで13日夜、…
米基地にNOの比、危機には米軍頼む現実主義
緊張 南シナ海(3) フィリピンはソ連が崩壊した1991年、米軍駐留に「NO」を突き付け、国内の米軍基地を撤廃した。当時、上院で米軍の駐留に反対票を投じた12人の議員は、「マグニフィセント(尊厳) 12」と呼ばれ、国の誇…
国連総長訪朝、核・人権解決の覚悟問われる
潘基文国連事務総長が北朝鮮を訪問する可能性が取り沙汰されている。実現すれば最高指導者の金正恩第1書記との会談が予想されるが、国際社会は核開発や人権侵害などの諸懸案でどこまで突っ込んだ話し合いをするのか注目している。 …
ISの反撃、パリ同時多発テロ イスラム指導者は過激思想排除を
過激派組織「イスラム国(IS)」は10月末、エジプトでロシア機を墜落させ、11月中旬には、フランスのパリで同時テロを引き起こした。犯行声明では、イスラム教徒が聖典とするコーランの章句を引用、イスラム信仰に基づく行為であ…
準備なき南北統一は「大当たり」ではない
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮の対中貿易依存度は2000年20・4%から13年89・1%にまで上がった。鉄道、地下資源にも中国の影が深く入り込んでおり、北朝鮮の対中依存度は高まっている。 もし北朝鮮で急変事態が起これば、北…
国際テロには「中立」はない
アルプスの小国オーストリアは中立国であり、冷戦時代は東西両欧州の架け橋的な役割を果たしてきた。同国の首都ウィーンには30を超える国際機関の本部、事務局が存在し、観光の街としても世界から多くの観光客が毎年訪れる。 音楽…
科挙の合格証(紅牌)
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 高麗時代の紅牌が再び姿を現した。全羅北道・扶安にある全州崔氏(全州は本貫)門中の斎室「留節庵」で発見されたという。今度の紅牌は1389年、高麗33代の昌王の時に科挙に合格した崔匡之…
及び腰のオバマ米政権、対立回避優先で中国を増長
緊張 南シナ海(2) 南シナ海をめぐる緊張は、一方的に人工島を造成した中国に責任があるが、対立回避を優先するオバマ米政権の及び腰が、中国の行動を加速させた側面があることは否めない。 オバマ政権は先月末、人工島周辺に駆…
議会が宇宙法案を承認、企業の小惑星資源所有に道/Congress OKs Space Act, paves way for companies to own resources mined from asteroids
SFのようなことが米国の法律になろうとしている。連邦議会が宇宙法案を承認したため、民間企業が小惑星から採取した天然資源を所有できる道が開けてきたからだ。 巨額の利権が絡む可能性があるこの法案について未来学者らは、米国…