国際
教科書よりひどい「指導書」の歴史歪曲―韓国
建国否定する社会主義礼賛 韓国で韓国史教科書の国定化をめぐって相変わらず論争が続いている。大規模な街頭デモも起こり、政府への抵抗が強い。こうした国民の強い反発が予想される中で、政府があえて国史教科書の国定化に踏み切った…
平和協定は北朝鮮を利するだけではない
韓国紙セゲイルボ 最近、南北韓の平和協定問題がイシューとして浮上している。北朝鮮は積極的だが、韓国政府は非常に懐疑的だ。しかし本当に平和協定は韓国の利益にならず北朝鮮だけの議題なのか。 北朝鮮は冷戦が終息した1990…
犯罪急増の背景に「警察叩き」
萎縮する警官、揺らぐ法秩序 治安悪化の犠牲者は黒人自身 昨年8月に米ミズーリ州ファーガソンで黒人青年が白人警官に射殺されたことをきっかけに、「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大切)」(BLM)と呼ばれる警察に対す…
サマータイム制
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「昼光節約ということが現在、欧米の様々な国でも実施されており、夜より昼が長い夏季にあたって朝早く仕事を始め、昼早く終えて仕事の能率を高めるように時間を1時間早くしているという」 …
共和党、パリ気候変動会議めぐりオバマ氏を攻撃/Republicans move to undermine Obama on Paris climate deal
オバマ政権当局者らがパリの気候変動会議で話し合いを行う一方で、気候変動に懐疑的な有力者らは、テッド・クルーズ上院議員が開催する上院小委員会の公聴会で証言する。 このタイミングは偶然ではない。オバマ大統領は、パリ会議で…
パリの夢/Paris dreaming
「世界を救え」という文句は、漫画本の中心テーマであるが、一部の有名人のエゴがそのファンタジーにはしっかり根を下ろしている。それにはローマ法王でさえ含まれているのだ。「地球温暖化」というはやり言葉は、世界の注目をパリの国…
軍配属はママが決める?
地球だより 「マザコン?」と疑いたくなるほどママに弱く、これといったスポーツ系の部活もなく育つ韓国の青年男子たちにとり、兵役は「男になる」ため欠かせないという話をよく聞く。家計を支えなければならなかったり、身体的な問題…
イスラム教徒改革運動、過激派を非難/Muslim Reform Movement decries radical Islam, calls for equality
イスラム過激派に公然と反対するのは勇気のいることだ。イスラム教徒であっても勇気がいることだが、イスラム教徒だからこそなおさら勇気がいることなのかもしれない。 アスラ・ノマニさんに聞いてみた。ノマニさんは10人ほどのイ…
露年次教書、ISとの戦いで足並み乱すな
ロシアのプーチン大統領は、恒例の議会向け連邦年次教書演説を行った。 演説の約4分の1が過激派組織「イスラム国(IS)」に対する掃討作戦および領空侵犯を理由とするロシア軍機撃墜で一気に悪化した対トルコ関係に費やされた。…
台頭する北朝鮮新興富裕層
党幹部と癒着、建設投資で儲け 北朝鮮版「赤い資本家」とも称される首都・平壌に居住する新興富裕層の台頭が著しいという。彼らは党幹部と癒着して高層マンション建設の投資で一儲(もう)けしたり娯楽施設でエンジョイするなど、食う…
二世官僚登用の是非
地球だより ベトナムのメコンデルタの一角を占めるキエンザン省でこのほど、省レベルの共産党大会が開催され省の新書記に、グエン・タン・ズン首相の長男グエン・タイン・ギ氏(39)が選出された。南中部沿岸地方ダナン市共産党委員…
人民元の国際化、世界が納得する改革進めよ
国際通貨基金(IMF)が、通貨危機などに備えた準備資産「特別引き出し権(SDR)」の構成通貨に中国の人民元を加えることを決めた。故毛沢東主席の肖像が印刷された人民元は、ドルやユーロ、円、英ポンドと並ぶ「国際通貨」のお墨…
朝鮮語で演説した北大使の狙い
ご存知のように、国連では英語、ロシア語、フランス語、中国語、スペイン語、そしてアラブ語の6か国語が一応、公用語となっている。国連関連の会議ではこの公用語で演説するのが基本だ。アフリカやアジア出身の外交官は国連では英語か…
イランは核査察官らを欺いている-反体制組織が警告/‘Top secret’ Iranian committee lying to nuclear inspectors, dissidents warn
イラン反体制派組織は、イラン政府が、今夏の核合意を実施する国連査察官をあざむこうとしており、「極秘委員会」を設置し、査察機関である国際原子力機関(IAEA)ににせ情報を提出したと指摘した。 イラン国家抵抗委員会(NC…
ぶっきらぼうと深い人情
地球だより モスクワを訪れた出張者らに話を聞くと、やはりロシアの評判は芳しくない。空港でも駅でもどこでも職員の態度がでかいとか、面会相手が時間を守らないとか。 以前に比べれば随分良くなったと思うが、筆者もあえてそれは…
ロシア爆撃機撃墜事件、露・トルコが非難の応酬
トルコ領空を侵犯したとされるロシア軍の爆撃機が11月24日、トルコ軍の戦闘機に撃墜されたことを受け、ロシアのプーチン大統領は28日、トルコに経済制裁を科す大統領令に署名した。プーチン大統領は、撃墜はトルコが過激派組織「…
金第1書記、軍事偏重から民生経済に転換か
韓国紙セゲイルボ 金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党第1書記の動静が著しく変化を見せている。今年前半は過度なほど軍部隊視察に偏重していたが、8月の地雷事件を機に南北間に8・25合意が結ばれた以後、注目すべき変化が現れて…
動員の思い出
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「大統領一行を乗せたボーイング707特別機が歓迎式場の方に近づいてくる間、京畿女子高の合唱団約1000人は『大統領賛歌』を合唱した。 空港の歓迎式が終わった後、大統領専用車がソウ…
軍用犬の帰国・引き取り容易にする新法成立へ/New legislation facilitates military dogs’ return to U.S., adoption by battlefield handlers
米軍は「誰も置き去りにしない」ことに誇りを持っているが、軍用犬となるとそうばかりでもない。 軍用犬が、戦場に仕掛けられた爆弾を発見し、数多くの命を救ってきたことは間違いない。しかし、さまざまな理由から、長いテロとの戦…
ロシア軍機撃墜、対IS戦線にほころびも
トルコ軍機が「領空侵犯」を理由にロシア軍機を撃墜した事件は、過激派組織「イスラム国(IS)」壊滅に一致して動こうとしていた国際社会の一体化を破壊する方向に向かう懸念を生じさせている。 (カイロ・鈴木眞吉) 中東でロシア…
金正恩氏は北の外交を殺した
国連工業開発機関(UNIDO)第16回総会が30日から今月4日まで5日間の日程でウィーン本部で開催中だ。ウィーンの国連機関の中でも花形の国際原子力機関(IAEA)総会とは違い、閣僚級参加数は少なく、総会をフォローするジ…
古い歴史の地での新たな危機/A new crisis in an old place
昨今は、恐ろしい時代である。未来への誤算は、すべての人が代価を払わなくてはならない高価なものになり得る。一人の皇太子の射殺だけで、第1次世界大戦が勃発した。また、日本の軍国主義者らは、軍備がしっかりしていない(厭戦〈え…
シリア難民で窮地の共和党
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 原因は米外交の失敗 自身の責任認めないオバマ氏 【ワシントン】シリア難民の問題が全米を騒がせている。発端は大統領にある。必死で外交政策の失敗から注意をそらし、安全地帯に逃げ込…