国際
オバマ大統領の前にはもっと多くの仕事がある More work ahead for President Obama
レジェプ・タイップ・エルドアン・トルコ大統領の政権が抑圧的な独裁政権に転落したことは、正しくバラク・オバマの「べからず集」に入っていないといけない代物だ。エルドアン氏は、アンカラをたつ時、彼の殺し屋を連れて行きさえする…
大統領選で共和分裂の危機
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 健闘するクルーズ氏 結束強いトランプ氏支持者 【ワシントン】ウィスコンシン州の予備選で一番の話題は、テッド・クルーズ氏が13ポイントの差をつけて勝利したことだ。これによって、…
銃密輸作戦の資料提出でオバマ氏が態度を軟化 Obama relents on Fast & Furious executive privilege, turns records over to Congress
オバマ政権は8日、判事の命令を受け入れ、失敗した「ファスト・アンド・フュアリアス」銃密輸作戦の資料を議会に提出した。下院監視委員会が1年前に出した召喚命令を受けた措置だ。 オバマ大統領は、大統領権限を主張し、資料の議…
迷惑な選挙キャンペーン
地球だより フィリピンでは正副市長や町議会などローカルと呼ばれる選挙のキャンペーンが解禁され、近所はお祭り騒ぎのような賑(にぎ)やかさが続いている。 賑やかと言えば聞こえがいいかもしれないが、日本だったら完全に苦情レ…
複数の文化共存するバングラ
首相顧問のリズヴィー教授が講演 タリバンの影響力を排除 イスラム社会だがイスラム国家ではない 来日中のバングラデシュ首相顧問のガウハー・リズヴィー教授は7日、都内で「政府は消えうせるのか―ガバナンスの将来」と題し講演し…
イスラム国がイラクで自爆テロ、楽観的な国防総省 Pentagon upbeat even as Islamic State suicide bombers strike Iraq
オバマ政権からイラクに関して楽観的な報告が出ている中で、「イスラム国」はバグダッド近郊の政府支配地域内、戦争で荒れ果てたイラクの至る所で爆弾テロを繰り返している。 (イスラム厳格派の)サラフィストのスンニ派組織による…
国家的失敗に直面する北の核兵器保有戦略
韓国紙セゲイルボ 北朝鮮は核保有戦略で一貫している。国際社会の激烈な反対と圧力にもかかわらず、先軍政治と首領体制擁護という一念で、民生を犠牲にして核開発に全投入してきた。その結果、核兵器は保有することになったが、安保は…
欧州のイスラム化 加速の恐れ
EUとトルコ、移民・難民送還始まる ビザなし渡航6月までに実現 欧州連合(EU)とトルコは3月18日、移民・難民の送還で合意、4月4日、送還が始まった。合意には、トルコのEU加盟交渉の加速化と、トルコ国民のEU諸国への…
北朝鮮は現実の脅威 衝動的な攻撃に備えよ
非難・制裁も顧みず 1982年1月8日生まれが正しければ北朝鮮の金正恩第一書記は現在34歳である。 聞知するところによれば、少年期にスイスに留学。帰国後、北朝鮮の最高学府である金日成総合大学と高級将校の教育機関である…
寛容なイスラム復活を
地球だより イスラム教の聖典コーランに対するイスラム教徒の信仰心はこんなにも強いのかと思わされることは多々あるが、教祖の預言者ムハンマドに対する尊敬心も、ここまで強いのかと思わされる出来事が、最近エジプトであった。 …
内助の女王
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 国会の要職を経験したある政治家の夫人は夫の月給をリュックに入れた。夫が国会の役職を得て最初の月給だ。還暦が近い夫人はリュックを背負ってしばらく歩き回ったという。生涯政治家の夫からも…
共和党はガーランド判事指名に断固反対-上院院内総務 McConnell says no weakening among Republicans in opposition to Garland
共和党のミッチ・マコネル上院院内総務は5日、最高裁判事に指名されたメリック・ガーランド氏の承認公聴会への反対で党は結束していると述べた。 マコネル氏はラジオのヒュー・ヒューイット・ショーで「何も問題はない。ブルーステ…
「アメリカ第一」のトランプ氏
韓国紙セゲイルボ 米国の孤立主義傾向を反映 「米軍2万5000人が韓国を守っているが、韓国は一銭も出していない」 米共和党のドナルド・トランプ氏が2011年に言ったことだ。当時、韓国は米軍駐留費として7億㌦を出してい…
イスラム過激派の暴挙は増えている More radical Islamic outrage
野球には筋力と同様、頭脳も必要だ。そして、タンゴには、卑猥(ひわい)さが感じられないエロチシズムがある。米国の大統領は、それが誰であれ、その両方に夢中になる資格はある。三塁のベースラインの後ろで野球のシーズンを、あるい…
安保理解しないトランプ氏
米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー 大統領選、4人の戦いへ 米の復活目指すクルーズ氏 【ワシントン】数多くの接戦が繰り広げられ、劇的な展開あり、露骨な反則ありの選挙戦の末、候補は4人にまで絞られた。サンダース、…
共和党委員長、無党派出馬示唆するトランプ氏にくぎ RNC chief Priebus moves to steer Trump away from third-party bid
ラインス・プリーバス共和党全国委員長は、ドナルド・トランプ氏ら共和党大統領候補が、指名獲得に失敗した場合に、第三党から出馬することはないと思うと述べた。しかし、第三党から出馬する候補がいた場合、共和党は対処する用意があ…
監禁事件と臆測報道
地球だより 日本で2年間拉致監禁された女子生徒(15)が自力で逃げ出して解放された事件が明らかになり、国民に大きな衝撃を与えている。この事件を聞いて、オーストリアで10年前の2006年8月、8年間の監禁後、解放されたナ…
パリとブリュッセルのテロ事件、密接なネットワーク浮上
ブリュッセル国際空港(ザベンテム空港)および地下鉄マールベーク駅で3月22日に発生した連続爆破テロ事件では、35人が死亡、200人近くが負傷した。ベルギー捜査当局はフランス当局との合同捜査により、昨年11月にパリで起き…
風紀委員
地球だより ベトナム政府はこのほど、都市に生活するマンション住民に対して通達を出した。 その通達というのは、マンション住民は「汚い言葉を使ってはならない」「テレビを大音量で視聴してならない」とかいった「え?」と思うよ…
比のイスラム過激派アブサヤフ、近隣諸国に活動範囲広げる
インドネシア人船員10人拉致 別の事件でも身代金要求 フィリピン南部で誘拐事件が相次ぎ、治安当局が対応に追われている。イスラム過激派のアブサヤフが洋上でインドネシア人の船員10人を拉致したほか、昨年に誘拐した4人の外国…
中国を怒らせた金正恩政権
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 緊迫する中朝国境警備 巨費を核より人民に用いよ 筆者は3月末に中朝国境調査に行く予定であった。ところが、いつも案内してくれる中国の朝鮮族から「今は来ない方がいい。国境の警備が北朝鮮側だ…
台湾・国民党の質的変化
平成国際大学教授 浅野 和生 主席選で教義派が勝利 主流の世俗派破った洪女史 「台湾国民党に初の女性主席」とは、3月27日の読売新聞朝刊が9面で、国民党主席選挙の結果、洪秀柱が、1919年の結党以来初の女性主席に選出さ…
エピローグ、課題は国家エゴの克服
ASEANの夜明け アジアハイウエー7000キロルポ(11) 東南アジアを旅すると元気が出る。町中が建築現場のような活力や、子供が多く笑顔が絶えない路地裏があるのも一因だが、それだけではない。一番の理由は血縁や地域の絆…