国際
ロシアの愛する「ウィーン外交」
ロシアのプーチン大統領は5日、オーストリアを訪問した。欧米の制裁下にあるが、4期目の大統領就任後、初の西欧訪問先にオーストリアが選ばれたということもあって、ロシアのトップを大歓迎した。(ウィーン・小川 敏) 制裁解除訴…
核搭載可能の新型ICBM 中国、配備間近か
中国が5月27日に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)DF41の試験発射を実施したことが明らかになった。昨年11月に続く試射は10回目となり、核搭載可能で大型のDF41の完成は間近とみられている。 米国防当局者によると…
軍のAI計画は「悪」ではない
米コラムニスト マーク・ティーセン グーグルが離脱を表明 平和守る米国の優位性 グーグルは従業員からの圧力に屈し、「メイブン計画」からの離脱を表明した。メイブンは、人工知能(AI)を利用して、無人機からの映像をより分け…
中国のキリスト教徒迫害、毛沢東時代以来で最悪 Chinese persecution of Christians worst since Mao
監視団体によると、中国でキリスト教徒やその他の宗教マイノリティーに対する迫害が文化大革命以来、最も激しくなっているという。過去数十年間では見られなかったペースで、教会が閉鎖され、聖書が没収され、信者が逮捕されている。 …
北が米中間で二股外交へ
北朝鮮外務省の崔善姫副相は5月24日、核問題のリビア方式の処理を主張したペンス米副大統領を「間抜け」と非難し「米朝首脳会談を物乞いしない」と発言した。この発言が引き金となり、トランプ米大統領は5月25日、米朝首脳会談を…
ドローンの脅威で新法の制定求める治安当局 Security officials plead for new laws to seize, shoot down drones
攻撃型ドローン(小型無人飛行機)の米国への脅威は増しているが、連邦政府はその脅威に対応できていない。国土安全保障省と連邦捜査局(FBI)の高官らは6日、連邦議会で、政府がドローンを捕獲または撃ち落とせるようにする新法の…
浮かぶ原発「ロモノソフ」
地球だより 国土が広く極寒の厳しい気候に覆われたロシアでは壮大な発想が生まれるようだ。ソ連時代、世界初の有人宇宙飛行はその代表例だが、最近ではロシア極北ムルマンスクで、5月19日に報道陣に公開された世界初の海に浮かぶ原…
芒種と顕忠日
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 芒種は昔の人々が農耕の道しるべと見なしていた24節気の9番目の節気だ。漢字としては、のぎを表す芒とタネを表す種からなる。のぎはイネやムギの実の殻についている尖(とが)った毛を意味す…
世襲、留任、露新内閣に批判
期待しぼむ大統領の経済指令 ロシアのプーチン大統領は、世界5位以内の経済大国を目指し、経済や社会福祉を飛躍的に発展・強化することを柱とする「5月指令」を発表した。野心的な目標に国民の期待が高まったが、その後に発表された…
「体制安全保証」実現を不安視する金正恩氏
韓国紙セゲイルボ 第2回南北首脳会談の翌日の27日、文在寅大統領は、「金正恩労働党委員長にとって明らかでないのは非核化の意思でなく、自分たちが非核化する場合、米国が敵対関係を終結させて、体制安全を保証するということを確…
国民食的なドーナツ
地球だより 米国に赴任して半年ほど経(た)つが、こちらに「ドーナツの日」という記念日があることを知った。この日は、多くの専門店やスーパーなどでドーナツが無料で配られたり、割引になったりする。毎年、6月最初の金曜日で今年…
和平合意の是非が争点 コロンビア大統領選、17日決選投票
南米コロンビアで今月17日に大統領選挙の決選投票が実施される。ノーベル平和賞の対象ともなった和平合意の是非をめぐる戦いだが、現状は合意見直しを主張する候補が優勢となっている。 (サンパウロ・綾村 悟) 対ゲリラ強硬派ド…
米上院がチベット支援決議
拓殖大学国際日本文化研究所教授 ペマ・ギャルポ 中国による干渉を拒否 ダライ・ラマの訪米招請も 今回は久しぶりにチベット問題について若干報告したい。まず良いニュースとしてアメリカ合衆国の上院議員が4月25日、与野党満場…
統一と分断の岐路でなすべきこと
韓国紙セゲイルボ 政府・政界は憲法に従う道進め 「大韓民国は、統一を指向し、自由民主的基本秩序に立脚した平和的統一政策を樹立し、これを推進する」。憲法第4条の統一条項だ。 大統領はまた憲法第69条に基づき、就任時に「…
気候変動に備える国防総省
政府は取り組みに否定的 トランプ米大統領は昨年「パリ協定」からの離脱を表明、政権交代後、環境保護局(EPA)、エネルギー庁など政府全体でも気候変動への取り組みに否定的だ。だが、米軍は依然、政府の干渉を受けることなく、水…
信仰理由に同性婚ケーキ拒否 カップルに職人勝訴ー米最高裁
米コロラド州のケーキ職人が信仰上の理由から同性カップルへのウエディングケーキ作りを拒否する是非が争われた裁判で、連邦最高裁判所は4日、ケーキ職人側の主張を支持する判決を下した。性的指向による差別を禁じた州法に違反すると…
ぎりぎりで守られた信教の自由―米同姓婚ケーキ拒否
米連邦最高裁が同性カップルのウエディングケーキ作りを断ったケーキ職人の信教の自由を擁護する判決を下したことに、保守派・宗教界から歓迎の声が上がっている。米国では同性愛者の急速な権利拡大に伴い、結婚は男女間のものと信じる…
ベネズエラの崩壊 The destruction of Venezuela
今月の大統領選は茶番劇だった。毒をまき散らす現職、ニコラス・マドゥロに代わろうとした、ほぼ合法的と見なされた候補者らはすべて出馬を妨げられた。そのような候補者になるはずだった多くの者は刑務所に入れられた。メディアは、異…
現代の両班は働き過ぎ?
地球だより 今から二十数年前、初めて韓国を訪れた際、大の男たちが真昼間からブラブラしている姿をあちこちで見掛け、驚いたのを覚えている。最初は悠々自適に生活を楽しんだ朝鮮王朝時代の両班を気取っているのかなと思ったりしたが…
シンガポールでの米朝首脳会談、韓国合流説が急浮上
今月12日にシンガポールで開催される史上初の米朝首脳会談に韓国の文在寅大統領が合流する可能性が急浮上している。トランプ米大統領が朝鮮半島の終戦宣言に初めて言及したことによるものだが、北朝鮮の非核化を厳しく詰めることなく…
犯罪組織を擁護する民主党
米コラムニスト マーク・ティーセン トランプ氏発言に反発 「ギャングは動物」曲解 犯罪組織MS13のメンバー2人が昨年、悪魔へのいけにえとして10代の少女を殺害した。検察によると、「ディアボリコ」として知られるリーダー…
王朝護持と保身に走る正恩氏
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 習氏に「後ろ盾」を依頼 文氏には米との橋渡し懇願 北朝鮮の朝鮮労働党委員長・金正恩とアメリカ大統領トランプとの“舌戦”ならぬ、“リトルロケットマンと老いぼれオオカミの化かし合い劇”に世…
インドがインドネシアに軍港新設の計画
中国牽制へ米国が支援 インドのモディ首相は、中国に対して「連携」を呼び掛けるなど、融和的姿勢を取る一方で、中国の周辺地域への軍事的、経済的進出に対抗するために、米国の支援を受けてインドネシアに軍港を新設する計画を発表し…