国際
「非核化」認識に違い、トランプ氏北に譲歩せず
トランプ米大統領が米朝首脳会談の中止を公表したことで、朝鮮半島の非核化をめぐって米朝両国の認識の違いが改めて浮き彫りになった。ボルトン大統領補佐官(国家安全保障担当)やペンス副大統領は、北朝鮮の非核化プロセスについて「…
米朝首脳会談中止 トランプ米大統領、最大限の圧力維持
米、主導権確保狙う 北は対話継続求める トランプ米大統領は24日、ホワイトハウスで、6月12日に予定されていた米朝首脳会談を中止したことについて、「北朝鮮、世界にとって大きな後退」だと表明した上で、「かつてないほど厳し…
中絶支持派に有利なSNS新方針、アイルランドで国民投票 Google, Facebook’s new policy benefits pro-abortion side ahead of Irish vote, critics say
フェイスブックとグーグルが、25日に実施されるアイルランドでの中絶をめぐる国民投票を前に政治的広告を制限する措置を取ったことで、中絶反対派が反発を強めている。国民投票は接戦が予想され、反対派は、ソーシャルメディア企業が…
タイ軍部のクーデターら4年、懸念される中国傾斜
タイ軍部のクーデターが発生して4年が経過した。タイの社会情勢は一見、平穏だ。だが、5人以上の政治集会が禁じられたまま、強権下の平穏といった状況が4年続いている。懸念されるのは民政復帰を求める欧米諸国との溝が深まり、内政…
税関職員が密輸幇助
地球だより 何かと悪評が尽きないマニラのニノイ・アキノ国際空港で、今度は密輸未遂があり関与していた税関職員が逮捕された。 密輸の手口は海外から手荷物で持ち込まれた宝飾品を、税関職員が空港内で受け取って手荷物検査を通り…
リムパックから中国を排除 米、南シナ海軍事化で牽制
米国防総省は23日、中国が南シナ海の軍事拠点化を進めているとして、今年の多国間海上訓練「環太平洋合同演習(リムパック)」に招待しないことを明らかにした。貿易、北朝鮮の問題をめぐり両国間の緊張は高まっており、今後、いっそ…
構造的問題が育む暴力による潜在力抑圧
韓国紙セゲイルボ 中・高校生の頃、先生たちに本当にたくさん殴られた。自分自身が暴力に対して鈍感で、「なぜムチで打たれなければならないのか」と考えることができなかった。時々先生の誤解で殴られる時も「何発か殴られてしまおう…
米朝首脳会談の中止を通告、トランプ氏が正恩氏に書簡
トランプ米大統領は24日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に宛てた書簡を公表し、6月12日に開催を予定していた米朝首脳会談について、中止を通告したことを明らかにした。 将来の開催に期待も トランプ氏は、書簡で、北朝鮮が…
ハスペル米CIA長官が就任、拷問関与疑惑も手腕に期待の声
トランプ米大統領が中央情報局(CIA)長官に指名したジーナ・ハスペル氏が21日、就任した。同氏は、30年以上CIAに勤務してきたベテランだが、過去にテロ容疑者への過激な尋問をしていた施設の責任者だったことが問題視された…
ハリス駐韓大使内定者
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 ハリー・ハリス駐韓米大使内定者は米中央情報局(CIA)からメダル(SealMedal)を受けたCIAの功労者だ。CIAの情報収集活動に大きく寄与した非組織員に与えられる賞だ。CIA…
米朝会談、バラ色の幻想は禁物
韓国紙セゲイルボ 冷静に“非核化”の見極めを 外交界には、「失敗する首脳会談はない」という言葉がある。最高指導者間の会合だけに、数十回の事前調整で対立懸案を解決しておくという意味だ。来月12日、シンガポールで開かれる米…
米韓首脳会談、米朝仲介果たせなかった文氏
米国のトランプ大統領と韓国の文在寅大統領による首脳会談がワシントンで行われた。議題の大半は来月12日にシンガポールで開催予定の米朝首脳会談に関するものだったが、トランプ氏が延期の可能性に初めて言及し、北朝鮮非核化の方法…
トランプ氏、米朝会談の延期示唆
非核化めぐり正恩氏を牽制 トランプ米大統領は22日、開催が予定されている米朝首脳会談について「6月12日に行われないかもしれない」と述べ、延期の可能性を示唆した。ホワイトハウスで行われた韓国の文在寅大統領との会談冒頭で…
マドゥロ氏の当選認めず、米州14カ国が駐ベネズエラ大使召還
ブラジルなど米州14カ国は21日、非民主的な政治を続けているベネズエラのマドゥロ大統領が20日の大統領選挙に当選した結果を受けて、選挙自体の無効を主張すると同時に、抗議の意思を示すため、駐ベネズエラ大使を召喚した。 …
ジーナ・ハスペル、CIA長官に承認される Gina Haspel confirmed
ついに、抵抗運動は功を奏さなかった。躊躇(ちゅうちょ)する声がたくさんあったにもかかわらず、ジーナ・ハスペル氏の中央情報局(CIA)長官への指名が今週、上院を通過した。採決は54対45で、6人の民主党員が賛成に回った。…
「男無罪、女有罪」を糾弾
地球だより 先週末、ソウルで女性だけに参加を呼び掛けた異色の大規模デモ集会があった。発端はある美大の授業でヌードのクロッキー(速写)が行われた際、モデルの男女がケンカになり、女性モデルが密かに携帯カメラで撮影していた男…
深刻化する「ナクバの日」デモ
東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 パレスチナに世界が同情 関心集め資金獲得図るハマス まさか本当にはやるまいと思っていたことが現実に実行された。トランプ米大統領の選挙公約として登場したエルサレムへの米国大使館移転宣言は…
「南北融和」に脱北者は邪魔? 13人の韓国亡命 送還話が浮上
2016年4月に中国・浙江省にある北朝鮮レストランの従業員ら13人が韓国に集団脱北した事件をめぐり、韓国の親文在寅政権メディアや革新系弁護士団体が脱北は当時の情報機関による拉致だったと主張、政府も再調査をにおわし波紋が…
北朝鮮への圧力弱めるな
米コラムニスト マーク・ティーセン 米国の対北戦略は順調 演習への反発は焦りの証拠 北朝鮮が米韓軍事演習に反発し、トランプ大統領との首脳会談の中止を警告したことは、トランプ氏の北朝鮮戦略が順調に進んでいることの証拠だ。…
経済的観点に比重を置き過ぎたニューズウィーク日本版の「統一朝鮮」特集
◆対立の構図が崩れる 南北首脳会談、予定されている米朝首脳会談と朝鮮半島をめぐる情勢が激しく動いている。70年間も“対立”で固定されてきた関係が大きく変化しようとしており、周辺国はそれによる「恩恵」と「リスク」に高い関…
台日の友好関係は相互理解と信頼の上に 謝長廷氏
台湾特集 台北駐日経済文化代表処 代表 謝長廷 中華民国(台湾)の蔡英文総統は、5月20日に就任2周年を迎えました。この間、台日関係は各分野においてさらなる進展を遂げており、双方の人々の絆もより一層深まっています。今年…
台湾が中国の経済攻勢に対抗
台湾特集 人材引留めと映像産業育成 米連邦議会上下院でこのほど、米国と台湾の政府高官の相互訪問を解禁する「台湾旅行法」を全会一致で可決。トランプ大統領が署名し、正式に発効した。これで蔡英文総統のホワイトハウス訪問も可能…
マルクスの復活:社会主義者の肩書を受け入れて有権者の支持を得る民主党 Resurrection of Marx: Democrats gain voter support by embracing socialist label
1億人に死をもたらした政治思想は、もはや信用が失墜していると思うだろう。だが、社会主義が再び流行している。 カール・マルクスの誕生から200年を迎え、この共産主義理論家の思想を支持する動きが盛り上がっている。地方の公…