国際
ロシア寄り姿勢強めるトルコ
米政府は、ティラーソン国務長官をトルコに送り、シリア情勢などをめぐるトルコとの緊張の緩和に乗り出している。しかし、大統領選を来年に控えるトルコのエルドアン大統領は、国民に強い指導者であることを示そうと、米国との対決姿勢…
英研究所報告、懸念される中国の兵器近代化
英国際戦略研究所(IISS)は、世界各国の軍事力に関する恒例の報告書「ミリタリー・バランス2018」を発表した。報告書は、欧米に肩を並べうる中国とロシアの軍事力に焦点が当てられ、もはや米国とその同盟国はこれまでの優位性…
南アフリカの追放劇 Ouster in South Africa
今週、ネルソン・マンデラの釈放28周年記念日を祝った。水曜日(14日)、ロベン島の刑務所でのマンデラ氏の隣人の一人、ジェイコブ・ズマは任期を1年以上残して、国家の大統領を辞任した。 「辞任」とは、彼に起こったことに対…
徴兵制復活で移民教育?
地球だより フランスのマクロン大統領が新たな兵役制度導入の検討に入ることを政権関係者に指示したこともあり、兵役復活の議論が高まっている。 マクロン大統領の公約は、度重なるテロの脅威に備えるため、18歳から21歳の男女…
「なぜ北朝鮮制裁は効かないか?」元専門家パネル古川勝久氏が語る【PTV RADIO:010】
国連安保理の北朝鮮制裁決議は効いているのか? 北が南北対話を求め出したのをみれば効果が出ているともいえるが、実際には、決議を尊重もしていなければ、厳格には守っていない国がいくらでもある。国益が衝突する国連で北制裁委員…
ポーランドで「ホロコースト法案」施行へ
ポーランド上院は1月31日、「ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)に関する法案」(以下「ホロコースト法案」)を賛成57、反対23、棄権2の賛成多数で可決した。同法案では、ポーランドがナチ・ドイツに占領されていた時代のユダヤ…
実態覆い隠す北の微笑み攻勢
米コラムニスト マーク・ティーセン 代表の機嫌取るメディア 残虐な処刑や強制収容所 平昌五輪で北朝鮮代表の機嫌を取るメディアを見て、私の昔のボス、ラムズフェルド国防長官(当時)が、執務室のテーブルのガラスの下に入れてい…
一強体制を強化する習近平氏
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 武警を中央軍委管轄下に 軍隊化で国内外に新たな問題 中国では、昨秋の共産党第19回大会(19大)で習近平総書記に権力を集中する一強体制が確立した。それから5カ月が経(た)とうとしているが、…
トランプ米大統領が手掛ける地下高速鉄道敷設にケチつけるNW日本版
◆「土地収用権」で注文 トランプ米大統領が計画する、ニューヨークとシカゴ(約1200キロ)をトンネルで結び、5時間足らずで移動できる高速鉄道敷設について、ニューズウィーク日本版(2月13日号)が「『夢の超高速鉄道』は落…
予想以上に多かった胎児性アルコール障害 Fetal alcohol disorder widespread
胎児性アルコール・スペクトラム障害(FASD)にかかる子供がこれまで考えられていたよりも多いことが、最新の研究から明らかになった。研究で、発育不全、臓器や脳の損傷、認知・行動の問題などの症状を持ちながら、診断未確定の子…
ミット・ロムニー氏の上院選出馬で共和党が割れる恐れ Mitt Romney’s Senate run threatens to divide GOP
ミット・ロムニー氏のユタ州上院選への出馬はまだ正式になっていないが、既に共和党内で深刻な対立を生みだしている。 ロムニー氏をユタ州の保守的な有権者と乖離(かいり)し、党のリーダーであるトランプ大統領と対立する渡り政治家…
殺し屋を返り討ち
地球だより このほどマニラ首都圏で弁護士の男性がバイクに乗った殺し屋に襲撃される事件があった。 バイクに乗った3人組の殺し屋は、車で移動中の男性を待ち伏せして運転席に銃撃を加えた。ここでターゲットがお陀仏になるケース…
平昌五輪は必ず成功させなければならない
韓国紙セゲイルボ 五輪旗はアジア、アメリカ、欧州、アフリカ、オセアニアの五大陸が平和に手を握った姿を象徴している。五輪が始まった時代には競技期間、さまざまな都市が戦争を止めて和合した。そのように道義的名誉と価値を追求し…
米ペアにだけ拍手送らず、フィギュアで北応援団
ジャンプ着氷失敗に失笑も 韓国・平昌冬季五輪で訪韓中の北朝鮮応援団は15日、フィギュアスケートペアのフリースタイルに出場した北朝鮮のリョム・テオク、キム・ジュシク組を応援した際、他国ペアにも拍手を惜しまなかったが、唯一…
FBIが「孔子学院」を調査、中国のスパイ活動など加担か
米連邦捜査局(FBI)は、米国内でスパイ活動、宣伝活動に関わっているとみて、全米の中国政府系教育機関「孔子学院」数十校の調査を進めている。FBIのレイ長官が12日、上院情報委員会の公聴会で明らかにした。 学院は主に米…
ペルーでフジモリ派が分裂、次男ケンジ氏が姉ケイコ氏と決別
次期大統領選のダークホースに 南米ペルーで、フジモリ元大統領の恩赦が思わぬ波紋を広げている。次男ケンジ氏が最大野党のフジモリ派を離脱、2021年の大統領選に向けてダークホースとなりつつある。(サンパウロ・綾村悟) 調…
南北団体が暗黙の連帯 韓国平昌五輪
韓国の平昌冬季五輪で単一チームを結成した韓国と北朝鮮の女子アイスホッケー代表の応援で、反米反日路線で知られる南北の系列団体が暗黙の連帯をする姿が浮かび上がっている。 北側は応援団引率者に 南側、日本戦で統一旗4500枚…
北朝鮮の美女応援団
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 北朝鮮の「美女応援団」が平昌オリンピックで初の応援を行った。一昨日、女子アイスホッケー南北合同チームのスイス戦で朝鮮半島を描いた「統一旗」とタンバリンなどを使用して『パンガプスムニ…
持ち帰りにチップは必要?
地球だより 日本人にはなじみが薄いが、米国ではチップの文化が根付いている。レストランでテーブルサービスを受けた場合、代金の15~20%のチップを渡すのが相場とされるが、テークアウトで注文した際に渡すべきかについては、意…
露潜水艦がNATOの脅威に
海底通信網の破壊に懸念 ロシアが大西洋、北極海で潜水艦の活動を活発化させていることから、米軍の通信に欠くことのできない海底光ケーブル網が破壊される可能性が指摘され、トランプ政権は、対応を迫られている。 米シンクタンク…
駐韓米大使から“落馬”した対話派
韓国紙セゲイルボ 軍事選択を堅持する米政権 駐韓米大使に内定していたビクター・チャ・ジョージタウン大教授が“落馬”した。北朝鮮への「鼻血戦略」(制限的先制打撃)に反対し落馬したというのが定説だ。 しかし、韓米当局は彼…
4月末を過ぎたら手遅れに、「断油」が北を止める最後の道
どう見る北の脅威 米戦略国際問題研究所上級アソシエイト ラリー・ニクシュ氏(下) 北朝鮮の核・ミサイル開発を止める方法はあるか。 トランプ米政権がやらなければならないのは、石油の全面禁輸だ。石油の全面禁輸だけが、金正恩…
核搭載ICBM完成なら米で「融和論」広がる恐れ
どう見る北の脅威 米戦略国際問題研究所上級アソシエイト ラリー・ニクシュ氏(中) 米国が対北軍事攻撃に踏み切る可能性は。 極めて低い。トランプ大統領が軍事攻撃の可能性を示唆するのは、中国を心配させて北朝鮮に圧力をかけさ…