タイ軍部のクーデターら4年、懸念される中国傾斜


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来年2月総選挙の再延期も

 軍事政権は18日、タクシン元首相派のタイ貢献党の記者会見を政治集会に当たるとして党幹部を告発した。タイ貢献党は「言論の自由は憲法に保障されている」と反発しているが、強権で威圧しなければ平穏を保てないという現状は「微笑みの国」タイらしくない。自然な微笑みであってこそ美しくあり、強制された微笑みは微笑みではない。

 バンコク市民からはさすがに、「そろそろ総選挙をして民政復帰して欲しい」という声も出始めている。学生を中心とした人々が今春、バンコクの中心部で集会を開き、選挙の早期実施を求めた。


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