国際
イランがウクライナ旅客機撃墜で複数の逮捕者
抗議デモが3日連続 イラン司法府報道官は14日、ウクライナ旅客機撃墜に関与した複数の人物を逮捕したと発表した。ただし、逮捕された人物の役職や容疑は明らかにしていない。 首都テヘランなど数都市では、イラン政府がウクライ…
「最大限の圧力」が有効 The power of ‘maximum pressure’
トランプ大統領のイスラム国家の邪悪なムッラー(イスラムの宗教指導者)らを扱う戦略は明瞭で、単純である。つまり、最大限の圧力をかけることだ。直近の敵意の応酬から判断すると、それは、効いているように見える。 トランプ氏は…
台湾総統選 警戒要す中国の巻き返し
台湾総統選 吹いた蔡旋風(下) 台湾の呉釗燮・外交部長(外相)は総統選投開票日前の9日、海外メディアと記者会見し、今回の総統選に向け、「フェイクニュースやネットメディアなどさまざまな方法で中国が介入している」と「紅(あ…
ロシア民間軍事会社の実情
ロシア研究家 乾 一宇 利潤追求の現代版「傭兵」 GRU系とFSB系で違いも 大規模戦争生起の公算が低くなる一方で、世界各地で紛争や内戦が絶えない。 紛争などに関与する西側諸国では、人的犠牲や財政負担の拡大、あるいは…
今も主流は数え年
地球だより こちらでは年が明けると一斉に年齢が一つ上がる数え年を使っている。古くから日本でも数え年が使われてきたが、もう満年齢に統一されて久しい。数え年は生まれた瞬間に1歳なので、同い年でも満年齢の人より2歳上の期間が…
文政権への捜査遮断する“道具”? 韓国で高位公職者捜査機関設置へ
昨年末、韓国国会で強行採決の末、可決・成立した「高位公職者犯罪捜査処(公捜処)設置法」(今年7月前後施行予定)が物議を醸している。公捜処は文在寅大統領をはじめ政権に近い高位公職者に対する捜査・起訴権を有する独立機関で、…
台湾総統選 大陸も照らす民主の灯台
台湾総統選 吹いた蔡旋風(上) 台湾総統選は現職の蔡英文総統が、過去最高の817万票を獲得し再選を果たした。しかも投票率は75%という高さだ。台湾の民主主義の結実でもある今回の総統選の結果は、台湾併合を狙う中国への牽制…
台湾総統選挙 中国「拒否」した民意と連帯を
台湾総統選挙で与党・民進党の蔡英文総統が過去最高の得票で再選し、立法院選挙でも同党が過半数を制した。共産党独裁体制の中国が「一国二制度」による統一に向けた戦略を進める一方、香港のデモに対しても弾圧をいとわない強硬姿勢で…
台湾総統選 台北座談会 香港危機が蔡氏圧勝後押し
中国の統一攻勢の風圧が高まる中、台湾の運命を決する総統選が行われた。蔡英文氏再選の背景と展望をテーマに、総統選のたびに現地に足を運んできた平成国際大学教授の浅野和生氏とアジア問題ジャーナリストの日暮高則氏を交え、台北で…
台湾への武力使用反対決議を
平成国際大学教授 浅野 和生 国会に対中牽制を求む 平和主義国家日本の姿勢示せ 1年前、2019年1月2日、中国の習近平国家主席が、「台湾同胞に告げる書40周年」の重要演説において、台湾を「一国二制度」で統一しようとす…
白人労働者票がトランプ氏再選のカギ
アメリカの選択 展望2020大統領選(7) バージニア大学政治センター カイル・コンディック氏 2020年米大統領選の見通しについて、選挙分析に定評があるバージニア大学政治センター政治アナリストのカイル・コンディック氏…
台湾総統選 蔡英文氏が圧勝再選
台湾の総統選挙の投開票が11日、行われ与党・民進党の現職蔡英文総統(63)が地滑り的圧勝で、再選を果たした。対抗馬の最大野党・国民党の韓国瑜・高雄市長(62)は準備不足と「親中派」の印象が払拭(ふっしょく)できないまま…
明確な最有力候補不在の米民主党指名争い Democrats lack clear front-runner
米民主党の大統領候補指名を目指す者たちは、夏に開催される全国党大会で候補を決定する「ブローカード・コンベンション(仲裁党大会)」または「コンテステッド・コンベンション(争われる党大会)」に直面する可能性が現実味を増して…
蔡氏の対中慧眼を評価
再選の立役者は中国 蔡英文総統再選の立役者は中国だ。 蔡氏は、中国の一国二制度による台湾併合を断固、拒否する姿勢をぶれることなく堅持した。 半年前に始まった香港の民主化を求める反政府デモの嵐が、中国が半世紀不変と約…
天下分け目の韓国総選挙 「銃を持たない内戦」状態
自由統一か赤化統一かの選択 韓国で4月に総選挙(国会議員選挙)が行われるが、現地では今後の“国体”を決する「天下分け目の決戦」と捉えられている。何がそれほど重要な選挙なのか。 東亜日報社が出す総合月刊誌新東亜(1月号…
宗教自由委、高まる反ユダヤへの対応求める Panel head calls for action against rise of anti-Semitism in U.S.
超党派の信教の自由に関する委員会の委員長が8日、全米で反ユダヤ主義が強まっていることに対して、言葉ばかりでなく、具体的な措置を取るよう求めた。米国際宗教自由委員会のトニー・パーキンス委員長は、議会での公聴会で「私たちが…
対イラン政策が争点化も
アメリカの選択 展望2020大統領選(6) 「イランは(さらなる攻撃を)抑制しているようだ。これは関係者全員や世界にとって非常に良いことだ」 ペンス副大統領やエスパー国防長官、米軍幹部が立ち並ぶ厳粛な雰囲気の中、ホワ…
韓国メディアの「日本引用」
自ら言えない内容を代弁 韓国メディアはしばしば日本メディアを引用する。自ら言えない内容を代弁させるためだ。何かと問題の多い文在寅政権に対して、面と向かって批判することは、政権からの圧力や、その意を受けたマスコミ労組が強…
きょう台湾総統選、蔡氏が再選か
立法委員選でねじれも 再選を目指す与党・民進党の蔡英文総統(63)と、最大野党・国民党の韓国瑜・高雄市長(62)による事実上の一騎打ちとなった台湾総統選が11日、投開票される。総統選は蔡氏が韓氏を大きくリードし、再選を…
注目集めた女性主導政府
地球だより 世界のメディアがめったに注目することがないフィンランド政府が、昨年の暮れに世界のメディアの注目を浴びた。それは、世界最年少の首相が誕生したからだ。それも女性。 社会民主党のサンナ・マリン首相は、34歳で五…
露とウクライナ、天然ガス通過料契約更新で合意
ロシアとウクライナの関係に新たな動きがみられる。親露派武装勢力との紛争が続いていたウクライナ東部での停戦と捕虜交換、兵力引き離しで合意したことに続き、ウクライナを経由しロシア産天然ガスを欧州に運ぶパイプラインの通過料契…
ゴーン被告、「自画自賛のショー」「怒りをぶちまけた」
記者会見で仏メディア 日本から保釈中に国外逃亡したゴーン被告(65)が9日、レバノン・ベイルートで行った記者会見の様子を仏メディアは一斉に報じた。仏国際ニュース専門チャンネルのフランス24は「ゴーンのショーだった」との…
黒人票を狙うトランプ氏
アメリカの選択 展望2020大統領選(5) 米国でも「ブレグジット」が進行中――。こんな議論が米国内で出ている。 ブレグジットとは英国の欧州連合(EU)離脱のことを指すが、米国で起きているのは「ブラック・エグジット」…