国際
でたらめな世論調査
昨年3月末の、ある世論調査機関の発表によると、金元鳳(キムウォンボン)の叙勲論争と関連し、勲章授与への賛成(60%)が反対(34%)を圧倒した。「日帝強制占領期の武装独立団体・義烈団の団長として活動し、解放後に越北した…
2019年の中国10大ニュース
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 習主席称え国内引き締め 経済苦境の言い訳を並べる 2019年は中国にとって内憂外患の多難な年であった。内憂外患の多くは米国との間で始まった貿易摩擦が影響している。外患は米国から貿易赤字解消…
「今日の香港」拒否し「明日」を選んだ台湾
韓国紙セゲイルボ “中国式統一”への恐怖が拡大 1949年、圧倒的な戦力差にもかかわらず蒋介石が率いる国民党軍は結局、毛沢東の赤軍に敗れて台湾へ逃げた。当時、蒋介石の軍隊は公式には約250万人だった。また米国が提供した…
米大統領弾劾裁判の審理始まる
証人招致めぐり攻防 トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる上院の弾劾裁判の本格審理が21日、始まった。トランプ氏や与党共和党が早期終結を図る一方、野党民主党は鍵を握るとされるボルトン前大統領補佐官(国家安全保障問題担…
イランがタリバンへの支援強化
アフガンの米兵攻撃か 米政府当局者は、イランが、米軍による精鋭コッズ部隊のソレイマニ司令官殺害への報復として、アフガニスタンの反政府組織タリバンへの支援を強化している可能性があると警告。アフガンが米国とイランの代理戦争…
米大統領弾劾裁判 きょう審理入り
ボルトン氏招致巡り攻防 トランプ米大統領のウクライナ疑惑をめぐる上院の弾劾裁判は21日午後(日本時間22日未明)、実質審理を始める。野党民主党は新たに証人招致や証拠提出を求めているが、与党共和党は早期の無罪判決を目指し…
民主党の「討論会」の瓦解ぶり The Democrats’ debate debacle
火曜日の夜、ミルウォーキーのウィスコンシン大学パンサーアリーナの大会で、沸き立つ聴衆に向けてトランプ氏は楽観論に満ちた演説を行ったが、その最後の30分は、アイオワ州デモインのドレイク大学に集まった民主党員らの陰気で、や…
いじめが増えてきた
地球だより スイス・インフォからニュースレターが届いた。その中に「スイスでいじめが増えている」という社会関係のニュースが目に飛び込んできた。経済協力開発機構(OECD)の「生徒の学習到達度調査」(PISA)によると、い…
欧州経済界が対中政策再考提案
中国の国家資本主義に懸念 欧州産業連盟(UNICE)は今月16日、中国の国家資本主義が欧州連合(EU)にも悪影響を与えているとして、改善を求める意見書を明らかにした。これまで中国との経済関係強化に動いてきたEUだが、米…
イラン情勢に向き合う原則
東洋学園大学教授 櫻田 淳 自由主義VS権威主義の構図 問われる日本の今後の対応 カーセム・ソレイマニ(イラン革命防衛隊所属コッズ部隊司令官)が米軍部隊の攻撃によって殺害された一件は、中東情勢の一層の緊迫を懸念する声を…
レバノンの首都ベイルートでデモ隊と警官隊が衝突し400人負傷
レバノン新政権の発足難航 反政府デモが続くレバノンの首都ベイルートで18日、デモ隊と警官隊が衝突し、仏メディアによると約400人が負傷した。デモ隊は、投石したり、金属製の防護棚を使用したりして警官隊を襲撃、それに対し警…
米国は中国の技術窃盗へ取り締まり強化
NEWSクローズ・アップ 米国は、米医療研究機関から先端技術を盗む中国の活動への取り締まりを強化している。モフィット国立がんセンター(フロリダ州)は先月、所長ら4人の辞任を発表した。4人は中国共産党が海外で活躍する研究…
トランプ政権3年、評価できる一連の対中政策
トランプ米大統領はきょう、就任から3年を迎えた。11月3日の大統領選に向け、与党共和党、野党民主党の激しいつばぜり合い、舌戦が既に演じられている。 支持層の心をつかむ 直近の調査では、トランプ氏の支持率44%に対し、…
ブラジルが新南極基地を開庁
副大統領ら式典出席 ブラジル海軍は15日、南極サウス・シェトランド諸島のキングジョージ島で新南極基地の開庁記念式典を行った。式典には、モウロン副大統領やポンテス科学技術相などが参加した。 ブラジルが同島に所有していた…
仏大統領選で右派ルペン氏が立候補表明
マクロン氏と再度対決か フランスの右派政党・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン党首が16日、2022年に予定される次期大統領選に出馬する意向を表明した。ルペン党首は報道関係者との新年互礼会で、21年の党大会で承認される…
イラン元国王の息子、デモ隊は体制崩壊を「感じている」 Former shah’s son says Iranian protesters ‘can smell’ regime’s downfall
亡命中の元イラン国王の息子が、イラン政府を揺さぶっている抗議デモは、聖職者支配体制を転覆させる可能性があると主張、デモへの支援を求め、政府が「普通の」政府のように振る舞うなどと思わないよう欧米の大国に呼び掛けた。 5…
トランプ氏、米中交渉で成果誇示
再選に向けアピール-第1段階署名式 トランプ米大統領は15日、中国との貿易交渉の「第1段階」の合意文書署名式で中国の劉鶴副首相ら代表団を脇で立たせたまま、約1時間にわたって成果を誇示した。大統領選に向けたアピールの場と…
米軍のアジアシフト困難に、中東・アフリカ情勢が緊迫
中東での緊張の高まりを受けて、中国との「大国間競争」に集中するという米国の国防戦略が見直しを迫られている。専門家らは、米軍は間もなく、中東とアジアのどちらかの選択を求められることになると指摘する。 テロとの戦いから、…
イスラエルで今年、大規模戦争の可能性
シンクタンクが警鐘 イスラエルの主要シンクタンクの一つであるテルアビブ大学の国家安全保障研究所(INSS)が、イランの大胆かつ攻撃的な行動の増加に伴い、2020年にイスラエルの北部国境沿いで大規模な戦争の可能性が高まっ…
汝矣島に高まる怨聲
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 「暗行御史の出頭(お出まし)だ!」 『春香伝』(朝鮮時代の説話で、全羅北道南原府使の息子・李夢龍と妓生の娘・春香の恋物語)で暗行御史(朝鮮時代に民情を探るため地方に派遣された王の…
地下鉄、乗り越すと罰金
地球だより カイロの地下鉄に乗り降りして、ほのぼのとさせられることが一つある。それは、若い学生や青年たちが、老人や女性に気さくに声を掛け、席を譲る姿だ。遠くにいる人に大声を掛けて知らせることも多い。ためらいや恥ずかしさ…
日本で新風『82年生まれ、キム・ジヨン』
韓国紙セゲイルボ 韓国の文学傾向を出版界が共有 チョ・ナムジュの小説『82年生まれ、キム・ジヨン』が日本で呼び起こしている新風が興味深い。この小説は既に韓国内で100万部をはるかに超える超大型ベストセラーだ。 日本で…
文大統領会見、協議体で徴用問題解決できぬ
韓国の文在寅大統領は新年の記者会見で、韓国大法院(最高裁)による元徴用工判決を機に悪化している日韓関係の改善に向け、原告弁護団や市民団体が提案した両国関係者による共同協議体に政府として参加する意向を示した。しかし、悪化…