中東・北アフリカ
マンゴーに亡き人を思うーイスラエルから
地球だより 8月の半ばを過ぎて、ひどく暑かった毎日も朝晩には過ごしやすくなってきた。日本にいればお盆の季節なので、自分の親族のお墓参りの代わりに、昨年ご主人を亡くした友人を訪ねた。 花と一緒に、ご主人が何が好きだった…
IS崩壊2年 いまだ暗躍
イラクとシリア 国連専門家が警告 過激派組織「イスラム国」(IS)がイラクとシリアで樹立を宣言した「国家」の崩壊から2年がたつが、戦闘員1万人以上が依然としてこの地域で活動している。国連のテロ対策専門家が明らかにした。…
核査察協力を要請、イランにIAEA事務局長
国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は25日、イランのサレヒ原子力庁長官と会談し、未申告の核関連施設への査察協力を要請した。イラン学生通信(ISNA)が同日、報じた。 昨年12月の就任以来初めてイランを訪問し…
イ・UAE国交 中東安定への一歩となるか
イスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)が国交正常化で合意した。いがみ合ってきたアラブ諸国とイスラエルとの間の関係に風穴を開ける「歴史的合意」(トランプ米大統領)であり、中東安定化への一歩となることを期待したい。 イラン…
イスラエル・UAE合意 中東の経済・技術発展にプラス
予想されるイランの妨害 米国が仲介したイスラエルとアラブ首長国連邦(UAE)の国交正常化の合意により、イスラエルの国際的、戦略的地位は飛躍的に引き上げられ、中東地域が経済・科学技術面で大きな発展を遂げる扉が開いた。また…
欧米観光客減りブルキニ解禁ーエジプトから
地球だより エジプトのビーチ事情が変わってきた。観光・地方発展省が先月末、国内のいかなるホテルも観光地も女性が全身を真っ黒な色の生地で覆う水着、ブルキニの着用を禁止する権利を持たない、との特別声明を発表したからだ。 …
「爆発の原因は怠慢」 レバノン、デモ暴徒化
高まる政府への不信感 大規模爆発で多数の死傷者が出たベイルートでは連日、市民数千人が爆発の原因は政府の怠慢にあるとして、大規模な反政府デモを続けている。8日にはデモ隊の一部が暴徒と化し治安部隊と衝突。数十人が外務省や政…
レバノン 爆発事故で内閣総辞職
怠慢、腐敗に批判 デモ収まらず レバノンのディアブ首相は10日、内閣総辞職を発表した。 アウン大統領はこれを承認し、ディアブ氏に対して新内閣発足までの間、暫定政権を率いるよう指示した。レバノンの国営通信(NNA)が同日…
レバノン爆発事故 「政府に金を渡すな」
市民が仏大統領に懇願 フランスのマクロン大統領が6日、大規模爆発で壊滅的被害を受けたレバノンの首都ベイルートを視察した。爆発後、外国からの首脳訪問は初めて。マクロン氏は被害現場で歓迎を受けるとともに、レバノン政府に対す…
首都に非常事態宣言 レバノン 港湾管理者を自宅軟禁
米報道 爆発原料はロシア船から レバノン政府は5日、首都ベイルート港湾地区の倉庫で4日に発生した大規模な爆発を受け、首都の治安維持を軍が担う2週間の非常事態を宣言した。また、爆発のあった港湾地区の倉庫の安全などを管理す…
レバノンで爆発 100人超死亡
4000人負傷 化学物質引火か レバノンの首都ベイルートの港湾地区で4日、大規模な爆発が連続して起き、少なくとも100人が死亡、4000人以上が負傷した。倉庫に保管されていた硝酸アンモニウムに引火した可能性が指摘されて…
タリバンの攻撃急増 アフガン
1週間で治安部隊291人死亡 アフガニスタンの反政府勢力タリバンは、米国との和平合意にもかかわらず、治安部隊への攻撃を行っていることが、米政府のアフガン再建特別監察総監(SIGAR)の最新報告で明らかになった。国際テロ…
多目的駐車場-イスラエルから
地球だより 先日、アパートの入り口に張り紙がしてあったが意味がよく分からず日付だけが読み取れた。以前も同じようなことがあり、知らずに過ごしていたら、実は駐車場をウエディング会場として使うというお知らせだった。他の住民は…
コロナ感染第2波のイスラエル
首相辞任求め市民らデモ 権限強化の新法案に反発 専門家「解決策は完全封鎖」 新型コロナウイルス感染の第2波に見舞われているイスラエルでは、政府の対応に不満を募らせる市民らがネタニヤフ首相の辞任を要求し、連日の全国的な…
長引く自粛、体力に衰え-イスラエルから
地球だより イスラエルでは、新型コロナ第2波が始まったようだ。学校や幼稚園が全面的に再開され、レストランやパブなども徐々に制限が緩和されていたが、エルサレムの高校でのクラスター発生を皮切りに、都市部の多くの学校が再閉鎖…
イスラエル 西岸併合計画見送り
コロナ禍、国際社会も反発 米和平案にも暗雲 スーダンは「技術面で合意」 イスラエルのネタニヤフ首相は、ヨルダン川西岸の一部の併合計画を進めている。併合案は、1月に和平案を発表した米トランプ政権からお墨付きを得て、7月1…
世代で評価分かれるパスタ-トルコから
地球だより わが家で餅を好むのは、家内と私ぐらいで子供たちはそれほどでもない。 古い世代は昔、おやつ代わりに食べていた餅だから、胃袋だけでなく心も満足するものだが、新世代の人々は洋菓子も和菓子もいろいろあるうちの一つ…
イスラエルの西岸併合計画 ハマス「実行なら宣戦布告」
5月に発足したイスラエル政権による、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地とヨルダン渓谷を併合する計画をめぐる問題で、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム根本主義組織ハマスやイスラム聖戦は併合に反発し、武力闘争も辞さない…
ルールは守って-イスラエルから
地球だより コロナ禍の規制緩和が進むイスラエルでは、レストランやパブ、カフェも開店し、待ってましたと言わんばかりに人々が押し寄せにぎわっている。しかし、マスクを着けた客はほとんどおらず、ソーシャルディスタンスはどこへ行…
腕自慢の伸びーるアイス-トルコから
地球だより トルコ最大の都市であるイスタンブールは、暑くなってきたこの時期、そこら中にドンドルマ売りが道にあふれる。しかも売り子は男性ばかりで、ますます暑さが増してくる。 このドンドルマとはトルコ風アイスのこと。公園…
ネタニヤフ大連立新政権発足 ユダヤ人入植地併合に意欲
新型コロナウイルス危機に対応するため、与野党大連立政権を樹立したイスラエルのネタニヤフ首相は、選挙公約でもあるヨルダン川西岸に建設されたユダヤ人入植地の併合に向けた動きを進めている。 一方パレスチナ自治政府のアッバス…
武漢ウイルス禍後を占う中東欧の位置
東洋学園大学教授 櫻田 淳 問われる中国への「抗性」 「一帯一路」の「潮目」に変化も 武漢ウイルス禍収束後、日米両国や西欧諸国のような「西方世界」諸国が本格的に問われることになるのは、中国と向き合う論理である。 これ…
マスクは正しく着けよう
地球だより イスラエルは4月29日、72回目の独立記念日を祝った。外出や公園でのバーベキューが禁止されたが、多くのイスラエル人は住宅のベランダで恒例のバーベキューを楽しみ、高層住宅は香ばしい煙に包まれた。 現在、新型…