中東・北アフリカ rss

物価高で国民は悲鳴

地球だより  エジプトで最近、物価の上昇が続き、国民の多くが悲鳴を上げている。会う人、会う人愚痴をこぼす。マッチは約2倍に、ガソリンは短期間で43%も上昇、飲み水は1・5倍、地下鉄料金は2倍に、にんにくなどは3倍。給料は…

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エルサレムのイスラム教聖地に金属探知機

対イスラエル抗議が拡大  エルサレム旧市街にあるイスラム教の聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)にイスラエル警察が金属探知機を設置したことにイスラム教徒が反発、反イスラエル抗議行動が拡大している。イスラエ…

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IS掃討作戦、北部タルアファルへ

イラク軍と有志連合  イラク軍と米軍主導の有志連合は、過激派組織「イスラム国」(IS)からの北部モスル奪還で勝利を収め、国内の他の地域を依然支配するIS殲滅(せんめつ)へ、イラク軍とともに戦術の移行を進めている。  IS…

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カタール・サウジ断交の背景

東京国際大学名誉教授 渥美 堅持 部族・家同士の抗争過熱 アルジャジーラも対立要因  最近起きたアラブ世界の情勢の中で世界の多くの人に不可解な印象を与えた出来事としてカタール首長国をめぐる問題は一つの典型的なものとして印…

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イスラエル治安部隊とデモ隊が衝突

パレスチナ人3人死亡、300人以上負傷  東エルサレムとヨルダン川西岸の数十カ所で21日、エルサレム旧市街のイスラム教聖地ハラム・アッシャリフ(ユダヤ教呼称「神殿の丘」)でのイスラエルの治安対策に抗議するパレスチナ人デモ…

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防衛で活躍する女性

地球だより  イスラエルには兵役義務があり、兵役中の約12万人のうち約4割は女性。満18歳から女性が約2年で、男性は約3年。ただし、女性は結婚していれば免除される。娘を軍隊に行かせたくない親が、高校卒業後の娘を嫁にやるケ…

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モスル奪還、宗派超え過激思想根絶を

 イラク軍は、過激派組織「イスラム国」(IS)から、同国北部の第2の都市モスルを奪還した。今後は、IS台頭の一因となった宗派対立をどのように乗り越え、国内をまとめていくかが課題だ。 3年で終わったIS支配  アバディ首相…

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モスル制圧を正式宣言

「ISの闇と蛮行への勝利  イラクのアバディ首相は10日、過激派組織「イスラム国」(IS)が支配していた北部モスルを完全に奪還したと正式に宣言した。モスルでテレビ演説を行った同首相は、「われわれの勝利は、ISの闇に対する…

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カタールで米映画が上映禁止に

イスラエル人女優が主演  世界で公開され話題を呼んでいる米映画「ワンダー・ウーマン」の上映がカタールで禁止された。禁止はレバノン、チュニジアに続く3カ国目で、主演のイスラエル人女優ガル・ガドット(32)が兵役経験があるこ…

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IS掃討で効果挙げる米新戦略

 米トランプ政権による新たな過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦が効果を挙げている。米国が支援するシリア民主軍(SDF)は5月、シリア北部のISの重要拠点タブカを制圧、ISの「首都」ラッカ攻略を進めている。  オバマ…

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ラマダンはひとときの和平の場

地球だより  24日夜、約1カ月続いたラマダン(イスラム教の断食月)が終わった。イスラエルのイスラム教徒の人口は148万8000人(2015年イスラエル中央統計局調べ)で、イスラエル人口の18%。ラマダンはイスラム教の戒…

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アラブ4カ国、カタールに同胞団との断絶要求

 サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)、エジプト、バーレーンの4カ国は23日、5日に断交したカタールに、関係改善の条件として、イスラム組織ムスリム同胞団や同胞団を母体とするパレスチナの過激派組織ハマスなどとの完全断…

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シリア情勢、主導権争いで不安定化招くな

 米軍主導の有志連合、ロシア、イランおよびシリアがシリア国内で過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦を展開する中、有志連合とシリアが交戦するケースが相次いでいる。  IS掃討後の情勢をにらんでの主導権争いが背景にあるが…

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ポストIS狙うシーア派

米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー イランとロシアが勢力拡大  米国はシリアの戦闘爆撃機を撃墜し、イランはシリア東部にミサイルを撃ち、ロシアはユーフラテス川の西を飛行する有志連合の航空機を攻撃すると威嚇した。何が…

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戦乱続く中東 ナイチンゲールが泣いている

 2004年5月末、米軍などの「イラク戦争」後も続く戦闘を取材中、武装勢力に惨殺されたビデオジャーナリスト、橋田信介さん(享年61歳)をしのぶ会が、今年も開かれた。彼と縁のテレビ、新聞、出版、写真などの関係者が、幸子夫人…

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中東政策担うユダヤ4人衆

獨協大学教授 佐藤 唯行 司令塔のクシュナー氏 イスラエル大使は顧問弁護士  先月トランプ米大統領が行った初の外遊。その最初の訪問先に中東を選んだのもトランプが同地域の安定を最優先課題としている証しだ。トランプの中東政策…

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IS「首都」奪還戦、テロ拡散の事態を見過ごすな

 過激派組織「イスラム国」(IS)が「首都」と位置付けているシリア北部の都市ラッカに、米軍の支援を受けるクルド人主体の民兵組織「シリア民主軍」(SDF)が突入し、奪還作戦は最終段階に入った。ISは全世界で見境なくテロを企…

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トランプ大統領と自撮りも

地球だより  先月のトランプ米大統領イスラエル訪問を前に、イスラエル側と米側のスタッフ間で食い違いがあったことが伝えられた。  トランプ氏のユダヤ教の聖地「嘆きの壁」訪問に当たり、イスラエル側はネタニヤフ首相の同行を希望…

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トランプ米大統領のサウジ訪問、イスラム諸国との関係強化確認

 トランプ米大統領は、大統領就任後の最初の外遊国にサウジアラビアを選んだ。反イスラムのイメージ払拭(ふっしょく)とともに、オバマ政権時代に冷却化した、アラブ・イスラム諸国、イスラエルとの関係強化を確認した。テロ防止では、…

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サウジから始まる中東和平

まずアラブとの融和を 米コラムニスト チャールズ・クラウトハマー  「神々がアラブ・イスラエル紛争を最初に解決しようすれば、破壊することになる」-アービング・クリストル  米国は中東和平を追求し続けているが、何ともこっけ…

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トランプ米大統領、中東政策で大胆な転換

「リヤド演説」に高い評価  トランプ米大統領の初外遊となった中東訪問は「伝統的な同盟関係を重視する姿勢を示した」(米メディア)ものになった。中でも21日にサウジアラビアの首都リヤドで行った演説は、オバマ前大統領の中東政策…

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トランプ氏外遊、中東和平へビジョン示せ

 歴代の米大統領が取り組みながら失敗してきた中東和平を実現できるのか。  トランプ米大統領は就任後初の外遊先に、中東のサウジアラビアとイスラエルを選んだ。オバマ前米大統領も就任後間もない2009年6月にサウジ、エジプトを…

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米大統領、パレスチナ議長と会談

中東和平の意義強調  トランプ米大統領は23日、ヨルダン西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムで、自治政府のアッバス議長と会談、イスラエルとパレスチナの和平が「中東全域に平和をもたらす」と和平への取り組みの意義を強調、アッバス…

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