韓国・北朝鮮
文大統領、東京五輪開会式出席見送り
韓国紙セゲイルボ 雰囲気変えた日本公使発言 東京五輪(開会式)出席を韓日関係復元の契機にするという文在寅(ムンジェイン)大統領の訪日構想がついに消え去った。大統領府は開会式4日前の19日、交渉決裂を公式発表して大統領の…
水は苦労して手に入れろ?ー韓国から
地球だより こちらにも本格的な暑さが到来した。この時期、日本と同じように熱中症で救急搬送される事故も起きていて、天気予報では普段より多めに、細目に水分を摂取するよう呼び掛けている。かつて日本では安全保障に無頓着な人たち…
中朝“同盟”3度目の更新
北経済難で中国に存在感 核武装・半島統一では隔たりも 北朝鮮が1961年に米韓による軍事攻撃を危惧して中国と締結した「中朝友好協力相互援助条約」が今月60周年を迎え、今回で3回目となる20年ごとの自動更新がなされた。更…
李俊錫氏の登場と政界の変化
2030世代の老害への反発 韓国大統領選の幕が開け、与野党ともに候補者が名乗りを上げて、事実上、大統領選がスタートしている。大統領の被選挙権は40歳からだ。つまりそれ以下では立候補できないのだが、36歳の若者が注目を集…
日韓関係改善の条件 まずは重要性の認識から
文政権の「理念偏重」姿勢が問題 韓国の中央日報社が出す総合月刊誌月刊中央(7月号)が特集「韓日関係改善の必要十分条件」を組み、2人の外交専門家に意見を聞いている。いずれもアジア太平洋地域での日韓関係の重要性に目を向け、…
大韓民国を明かせ
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 人の最期の言葉はその人の人生を雄弁に物語る。(南)大西洋の孤島で流刑生活を送ったナポレオンは永眠にあたっても祖国フランスを忘れなかった。彼は「余が愛したフランス国民に囲まれてセーヌ…
尹錫悦・大統領選候補の成功条件
韓国紙セゲイルボ 最初の関門は道徳性検証 来年3月に行われる21代大統領選挙に与党「共に民主党」は9人、野党「国民の力」は13人の候補者が出馬の意向を示し、各政党は候補者選びを興行させて支持率を上げようと全力をふりしぼ…
北朝鮮情勢 国際社会は民主化を促せ
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は党中央委員会の政治局拡大会議で、新型コロナウイルスと関連し「重大事件」が発生したとし、一部の最高幹部の責任を問い解任した。北朝鮮では今年に入り党の重要な会議が頻繁に招集され、そのたびに厳…
ピマッコル金属活字
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 ピマッコル。ソウル鍾路通りの裏通りだ。その歴史は朝鮮時代に遡(さかのぼ)る。大通りを行き来する高官たち。平民と下級官吏たちは彼らと出会わないようにしようと、裏通りを好んで使った。そ…
勇将だった検事・尹錫悅の敵は自分自身
韓国紙セゲイルボ 国民の中に入る政治家へ 自身の誤りに対する態度は概して二通りに分かれる。誤りを正すのと正さないこと。詳しくみると、後者も二つに分かれる。知らずに正せない場合と知っていても正さない場合だ。どちらの方を選…
極端な選択が減らないワケ 韓国から
地球だより オンラインゲーム漬けの毎日を過ごし、友達と遊び回って家に何日も戻らない兄とは違い、勉強ができる妹は両親の期待を一身に背負っていた。ところが、学校の先生からも太鼓判を押されていた難関大学受験に失敗。妹は不合格…
「左派独裁」 退場か継続か 韓国、大統領選モードに
保革両陣営で出馬表明 来年3月の韓国大統領選挙に向けた動きが本格化している。保革両陣営から有力候補が相次いで出馬表明するなど、国内は「大統領選モード」に突入。最大の焦点は強権的な内政と理念偏重の外交を繰り返した文在寅政…
21世紀の文字の獄
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 中国の明を建国した洪武帝(朱元璋)は出身が卑賤だった。彼は自分の芳しくない過去を思い起こさせる文章を書いた人々を全て処刑した。皇帝の徳を称賛した文人は、坊主頭の僧侶を連想させる「光…
指導者クラスの政治家と「責任倫理」、誤り認め応分の責任を取れ
韓国紙セゲイルボ 政治家、特に指導者クラスの政治家が正しく留意しなければならない問題がある。他でもない責任倫理だ。いくら良い趣旨や正しい目的をもって事を遂行したとしても、結果が良くなければ弁解の余地なく、責任を取らなけ…
北朝鮮3代世襲に異常兆候
今年1月9日、朝鮮労働党第8回党大会で改正された党規約が最近、明らかになった。新たな党規約の特徴は、金日成・金正日の個人名が削除された点である。 「敬愛する最高指導者」と呼ばれる金正恩総書記の名前は、新しい党規約に一…
大統領の息子の自慢
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 (朝鮮時代に)郡守まで務めた土亭李之★(イジハム)(土亭は号)は家族の生計のため川で魚を釣っていた。ある日、彼の娘が父が釣った魚を市場に出して売った。娘は母にお金を見せながら、「父…
国交正常化56周年も遠ざかる韓日、容易でない信頼関係の回復
韓国紙セゲイルボ 最近主要7カ国(G7)首脳会議を契機とした韓日会談が不発に終わり、連日“相手のせい”にする攻防が続いている。事情がどうであれ、せっかく用意された機会をいかして、どんな形であれ自然に開かれると期待された…
15字の虐殺資料公開、韓国政府はより誠実な対応を
韓国のハンギョレ新聞によると、3月中旬、韓国大法院(最高裁)が「ベトナム戦争中の韓国軍の民間人虐殺」事件に関し、国家情報院保有の事件関連情報を公開すべしと判決した。4月上旬、国情院は初めて関連記録を公開したが、たった1…
政権交代へ大胆変革、韓国保守系野党
30代新党首、支持率上昇 反既得権の若者取り込み 韓国の保守系最大野党「国民の力」は先日の党大会で、新しい党首に36歳の李俊錫氏を選出、大胆な変革に乗り出した。世論の反応は上々で、来年3月の大統領選で政権交代を目指す同…
青瓦台のミス
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 金泳三(YS)政権の任期末に大統領の次男である賢哲氏が国政介入事件で逮捕された。その頃、金融界の高位関係者は「青瓦台(大統領府)の報道資料に誤字が出ていることを見て、政権がダメにな…
2年連続G7参加で韓国の地位向上
韓国紙セゲイルボ 対中牽制参加には一線引く 韓国が2年連続、経済・政治的に「先進国クラブ」と呼ばれる主要7カ国(G7)首脳会議に招待され、一定の成果を上げることによって、国力の成長を対内外に標榜(ひょうぼう)する契機と…
朝鮮半島上空を飛び交う紙爆弾
宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 飛来恐れる北朝鮮指導部 銃で撃ち落とし韓国側を恫喝 今、話題となっている「韓国から北朝鮮へのビラ」の歴史は、朝鮮戦争当時、国連軍が北朝鮮や韓国内にばらまいたことに始まる。東西冷戦対立の…
元徴用工訴訟却下 手放しでは歓迎できない
韓国人元徴用工と遺族計85人が日本企業16社に損害賠償を請求した、元徴用工関連では最大規模の訴訟の一審判決がソウル中央地裁で言い渡され、原告の請求が却下された。 同様の訴訟で日本企業に賠償を命じた2018年の大法院(…