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崩壊の危機に瀕する検定制度

大月短期大学教授 小山 常実 過激な反日教科書登場 「学び舎」に数々の検定基準違反  昨年4月、中学校教科書の検定結果が発表された。歴史教科書では、「学び舎」という新たな教科書が検定合格した。「学び舎」は、平成23年度を…

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ユダヤ出自のペルー大統領

獨協大学教授 佐藤 唯行 独からの亡命者の子孫 各界に傑出した人材を輩出  7月末にペルー共和国大統領に就任したペドロ・クチンスキー(1938~)。その父親は著名な病理学者で、ナチス・ドイツの迫害を逃れ、1936年にペル…

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海洋秩序乱す中国への対応

 近年の中国による海洋での「力による現状変更」を図る行動は南シナ海に緊張をもたらし、ハーグの仲裁裁判所の裁定をめぐっては中国と国際社会との確執が続いている。中国は、仲裁裁定は「紙くず」とし、直後に「南シナ海白書」を出して…

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感情論に負けた参院選沖縄

OKINAWA政治大学校名誉教授 西田 健次郎 なぜか米軍の事件多発 内部対立多い「オール沖縄」  7月10日投開票の参院選挙は、自民・公明の与党体制が全国的には圧勝、改憲勢力3分の2を占めた。だが、沖縄選挙区(改選数1…

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再起動を図るアベノミクス

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 財政出動を“正噴射”へ マイナス金利効果も徐々に  効き目が薄れてきたアベノミクスが再起動しようとしている。そこでこれまでの経過を振り返り、再起動の意味を考えてみよう。  …

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石油とイスラムとの妙な縁

歴史家 金子 民雄 危機意識欠いた日本人 油田確保が今次大戦の理由  気温が高くなってすっかり夏の気配になると、なぜかさまざまな思いが甦(よみがえ)ってくる。それは幼少期のもので、大概は今次大戦の時のことだ。大東亜戦争と…

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事実歪める共産・藤野発言

経済ジャーナリスト 尾関 通允 平和と安全守る防衛費 旧ソ連の軍事費とは全く異質  参議院選挙戦の最中に、共産党の藤野保史政策委員長(当時)が国の防衛費に関して「人を殺すための予算」と発言したことは、この人物が同党の政策…

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謎だらけの北からの侵入者

宮塚コリア研究所代表 宮塚 利雄 容易でない船での脱北 ミサイルよりも警戒が必要  北朝鮮は7月19日の早朝、平壌に隣接する黄海北道から弾道ミサイルを発射した。このミサイル発射は、在韓米軍が地上配備型迎撃システム「高高度…

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さらなる主権者教育が必要に

平成国際大学教授 浅野 和生 啓蒙活動は一定の成果 18歳選挙権導入した参院選  去る7月10日に投開票が行われた第24回参議院通常選挙は、70年ぶりに選挙権が拡張された歴史的な選挙であった。このため、投票前には、総務省…

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必要最小限の防衛力整備を

軍事評論家 竹田 五郎 自主防衛強化求める米 国民の「平和ボケ」矯正必要  3月末、在米のユニセフ勤務の後輩から、「米国政府も一般市民も日本について、日本人が考えているほどの関心も期待もない。例えば、昨年、安倍総理が渡米…

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地球最後の植民地帝国・中国

哲学者 小林 道憲 対外膨張策採る習政権 矛盾噴出、一党独裁終焉へ  20世紀ももう遠くなりつつあるが、20世紀はコミュニズムの勃興と終焉(しゅうえん)の世紀でもあった。しかし、変質してではあるが、アジアの共産主義はまだ…

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法秩序順守の文化ない中国、理解できる言葉は「力」

桐蔭横浜大学法学部教授 ペマ・ギャルポ 日米アジアが団結し圧力を  正義と真実は一つしかなく、そして現代国際社会においては、それを証明し真実を明確にするものは法律の専門家であることは言うまでもない。今回の南シナ海において…

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リアリズムより重要なこと、人に希望や楽観は必要

名寄市立大学教授 加藤 隆 現実に向き合う自身を問え  ある雑誌に司馬遼太郎の文章を引用して、日本社会の持つ危うさを論じているコラムがあった。中身はこうである。  「作家の司馬遼太郎は、リアリズム(現実主義)という言葉を…

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衆参「3分の2」掌握の意味

東洋学園大学教授 櫻田 淳 究極の選択肢を手中に 経済再生と外交に生かせ  此度(こたび)の参議院選挙に際して、自由民主党、公明党、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党の4党に無所属議員数名を加えた改憲志向勢力の…

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露・イラン軍事関係の進展

ロシア研究家 乾 一宇 ミサイルS300を納入へ 中東で同床異夢の駆け引き  ロシアとイランは協同してアサド政権を強力に支援し、成果を出しているが、両国はどのような関係にあるのだろうか。ロシア製地対空ミサイルS300の取…

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世界を覆う仲間意識の功罪

アメリカン・エンタープライズ政策研究所客員研究員 加瀬 みき 絆の一方で部外者排除 多発テロやトランプ現象に  英国民が国民投票で欧州連合(EU)離脱を選択し、欧州ばかりか広く世界にこれまでの枠組みが壊されることによる不…

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露に急接近するイスラエル

獨協大学教授 佐藤 唯行 背景に対米関係冷却化 「仇敵三人組」の脅威解消へ  ロシアとイスラエルが急接近している。過去1年間、ネタニヤフは「最も重要な同盟国、アメリカ」のオバマとは1度しか会談していないのに、ロシア大統領…

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真剣な憲法論議の再開を

政治ジャーナリスト 細川 珠生 「18歳選挙権」は奏功 改憲発議可能にした参院選  国政選挙で4連勝という強さを見せた安倍政権。第24回参院選も終わってみれば、ほとんど「儀式」のような選挙だった。選挙が終わり、早々に夏休…

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参院選の結果と沖縄の未来<English付>

エルドリッヂ研究所代表・政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 現実直視せず自民敗北 政府の政策推進一層困難に  選挙結果を見る二つの方法がある。自分自身の努力で相手候補に勝ったのか、それとも、相手候補が弱かったから勝て…

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自衛隊と地方の防災演習

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 進むプッシュ型支援 信頼で結ばれた協力と連携  6月から「平成28年度自衛隊統合防災演習(28JXR)」が実施されている。防衛省オピニオンリーダーに委嘱されている筆者は、28JXRの一環とし…

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2016年度の日本経済を占う

鈴木政経フォーラム代表・経済学博士 鈴木 淑夫 秋の補正予算が影響大 期待したい設備投資の回復  最近のニュースで一番驚いたことは、英国の国民投票で、欧州連合(EU)離脱派が残留派に勝ったことだ。これで世界経済や日本経済…

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都知事辞職騒動は教養破壊

NPO法人修学院院長・アジア太平洋交流学会会長 久保田 信之 日本人の心を忘れるな 本質見失うテレビと舛添氏  今月の東京都知事選挙の引き金となった、4月以来、あらゆるメディアが連日連夜、激しく騒ぎ立てていた舛添要一前都…

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「心身一如」養生法で健康に

メンタルヘルスカウンセラー 根本 和雄 七つの摂生で養う「氣」 「氣」の不調から生ずる疾患  古くより、“心が病むと体が痛み、体が病むと心が痛む”というように「心と体の相互作用」についてよく知られている。例えば、旧約聖書…

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