崩壊の危機に瀕する検定制度


小山 常実

過激な反日教科書登場

大月短期大学教授 小山 常実

 昨年4月、中学校教科書の検定結果が発表された。歴史教科書では、「学び舎」という新たな教科書が検定合格した。「学び舎」は、平成23年度を最後に撤退した過激な左翼反日教科書・日本書籍新社の再来と言われる。その左翼性あるいは革命好きぶりは、戦前の共産党系衆院議員だった山本宣治の紹介に1ページ半も用いている点や、フランス革命の時期に起きたハイチ革命を取り上げ、【インド大反乱と太平天国】という単元さえも設けている点に表れている。また、その反日性は、三光作戦を記し、中学校教科書として唯一、「従軍慰安婦」問題を取り上げている点に表れている。


...【全文を読む】
記事の全文をご覧になるには会員登録が必要です。
新規会員登録へ
ログインへ