政党機関紙
「民進」に目玉政策 「教育」が経済政策の基本
「ベーシックインカム」も 政権時代に公約実現で行き詰まった教訓を持つ民進党が、衆院選に向け目玉政策づくりを進めている。機関紙「民進プレス」1月6日号と1月20日号から見てみたい。 蓮舫代表は同紙1月6日号で、旧民主党…
「公明」のポピュリズム批判 反グローバリズムに警鐘
劇場型・小池都政とは連携 公明党の機関誌「公明」2月号は、特集1「『大衆とともに』公明党が希望を開く」に山口那津男代表の新年巻頭インタビューなど。特集2「世界で広がる反グローバリズム」に宮家邦彦キヤノングローバル戦略研…
共産党の「野党連合政権」 自力より民共共闘に活路
党大会で初の他野党出席 衣の下の鎧(よろい)を共産党は気にしなくなった。衆院選に向け、選挙協力を交渉材料に共産党の連立政権入りを他の野党に認めさせる運動にかかることを第27回党大会(15日~18日)で決めた。これは安保…
「民進」の「閣法賛成」 少ない政府との政策差
公約目玉は教育無償化に 民進党の機関紙「民進プレス」12月16日号1面左下に「87パーセントの閣法に賛成」の見出しが目についた。2日号は神津里季生連合会長と蓮舫代表の対談、16日号は枝野幸男同党憲法調査会長の登場だった…
「自由民主」の教育重視 質高め格差克服の財源検討
地域ぐるみ小中一貫校を評価 自民党の機関紙「自由民主」に教育のテーマが目立った。同党教育再生実行本部の話題を扱い、11月22日号で「地域とともにある学校づくりを」と題し同本部各部会の議論や教育現場視察、12月13日号で…
「解散」叫べぬ野党紙 北方領土交渉に批判だけ
二階氏の言葉借りた「赤旗」 年末を迎えた。与党側から解散風が吹き一時期「年末解散」の臆測も流れた一方、野党の機関紙には今年も解散を求める見出しが躍らなかった。 民主党政権時代に野党の自民・公明両党は、「政権奪還」のた…
北方領土で「自由民主」 「二島返還」下慣らし?
東郷和彦氏が連載記事 ロシアのプーチン大統領訪日を12月に控え、北方領土交渉への「新しいアプローチ」(安倍晋三首相)が取り沙汰されている。大手紙では読売新聞9月23日付「北方領土、2島返還が最低限」「平和条約『4島帰属…
「民進」のTPP「提案」 安倍内閣の交渉に批判
トランプ米政権対策を 民進党の機関紙「民進プレス」11月4日号は、環太平洋連携協定(TPP、同紙は「環太平洋パートナーシップ協定」と表記)に「党としての提案」を4㌻にわたって掲載した。タブレット版8㌻の同紙の半分を使っ…
「赤旗」の米大統領選 綱領で解けぬトランプ氏
TPP反対には「当選」強調 共産党にとって米国は“資本主義の宗主国”で特別な国だ。党綱領に同国名が何度も登場する。「アメリカ帝国主義は、世界の平和と安全、諸国民の主権と独立にとって最大の脅威となっている」「その覇権主義…
総がかり運動説く「社会民主」 変貌し続ける伝統左翼
市民連合で野党共闘推進 7月参院選で1議席減らして議席半減の社民党。落選した吉田忠智党首が9月9日の同党第8回全国代表者会議で続投した。その時のあいさつ(抜粋)を同党機関誌「月刊社会民主」10月号は巻頭に載せ、「国会の…
「公明」が観光立国特集 国・地方の成長に期待
アジア客に通訳不足指摘 訪日外国人が増えている。安倍晋三首相は「観光は、我が国の成長戦略の大きな柱の一つであります。そして地方創生への切り札であります。GDP600兆円に向けた成長エンジンでもあります」と、3月末の「明…
衆院補選初の「自」「民」対決 選挙に見境ない野党共闘
民進はLGBT票を狙う 民主党が民進党になって、また蓮舫代表を選出して初の衆院選となる23日投開票の東京10区と福岡6区の補欠選挙。目下、最後の舌戦が展開されている。 自民党の機関紙「自由民主」は公認候補のいる東京1…
安保法1年の民・共 共闘発展求めた共産6中総
民進代表選で蓮舫代表に 安保関連法成立から1年が経(た)った。共産党の同法廃止一点の「国民連合政府」構想を契機に民進党(当時民主党)が国会・選挙での野党共闘に応じ、民共路線に舵(かじ)を切った。 1年経って民進党では…
公明新聞に党大会報告 「中道主義」を再確認
「加憲」絞り込みに影響も 公明党第11回党大会が17日に開かれ、5選の承認を受けて山口那津男代表があいさつし、「何を『加憲』の対象にすべきかの議論を深める」と発言したことがマスコミに注目された。憲法改正を容認する党派の…
北方領土叫ぶ「自由民主」 ロシアの暴挙との認識を
冷戦後に期待し、萎えた怒り 自民党の機関紙「自由民主」(9・6)の1面は「北方領土返還に向け粘り強く外交交渉を」のタイトルで佐藤正久参院議員のインタビューを掲載している。同党は9月3日を「ロシアの北方領土不法占拠に抗議…
経済強調する「公明」、安定政権で脱デフレ優先
憲法改正は「議論深める」 公明党の機関誌「公明」9月号は、「安定政権で始動、日本に希望を」との特集で参院選の総括と今後の同党の政治を展望した。 巻頭の「井上義久・党幹事長に聞く」で井上氏は、「合計14議席の獲得自体は…
共産党の選挙疲れ、「小池新党」に危機感か
「赤旗」3万部減でテコ入れ 「もっと伸びると思いガッカリしていたが、野党と市民の共闘の画期的前進がリアルにわかり元気が出た」「モヤモヤ感があったが、安倍首相を先頭にした野党共闘攻撃、共産党攻撃と正面からたたかい前進した…
「民進」に参院選総括、敗北認め「共闘」は維持
批判より対案説く蓮舫氏 民進党の機関紙「民進プレス」(8・19)に「野党連携は一定の成果/市民中心の新しい流れ」との見出しで参院選総括が載った。冒頭で「結党後、初の国政本選挙となった第24回参院選において、民進党は改憲…
敗退語らぬ「民進」 共産との共闘依存深まる
突破された「改憲3分の2」 今回の参院選で対決軸となった自民・公明の与党と民進・共産の野党の4党のうち、民進党だけ敗北した。改選45議席から32議席と13議席減らしたが、機関紙「民進プレス」(7・15)は敗退を語らず、…
「赤旗」の参院選結果 目標忘れ共闘効果を宣伝
民主批判から民進応援で頭打ち 共産党の参院選結果は改選議席3から議席を増やした。このことよりも同党機関紙「しんぶん赤旗」(7・11)は、党員でも党公認でもない野党統一候補当選の「勝利」を強調した。「野党共闘11選挙区で…
「自由民主」参院選勝利 アベノミクス信任を強調
「低迷に逆戻り」が説得力 与野党の勝敗を決する「自公対民共」の戦いとして注目された参院選(7月10日投開票)だが、4党の機関紙を見ると、いずれも「勝利」をアピールしている。その真贋を見分けるまでもなく、勝利を口にする資…
「赤旗」の1人区統一宣伝、民進欠く香川も一本化強調
参院選前に「確認書」公表 参院選が22日に公示される。これまでと最大の違いは「民共共闘」であり、32の1人区での野党統一候補だ。ところが11日にさざ波が立った。民進党香川県連が「統一候補」と報道されている共産党公認の田…
民進党の左傾化、共産・市民連合に迎合
「反安保法の一点」以外も 政党紙において近ごろの民進党の動きは、「民進プレス」よりも共産党機関紙「しんぶん赤旗」を読む方が早く知ることができる。「赤旗」が日刊だからという理由だけではなく、物事が共産党サイドで決まってい…