政党機関紙
社民党の「不退転」
政党要件喪失へ秒読み段階/民主や共産と何が違う? 社民党の機関誌「社会民主」4月号は党大会を受けて「党改革へ不退転」の特集を組んだ。社民党は2月22、23日に党大会(第14回定期全国大会)を開き、「党首特別提起『党改革…
プレス民主の衆院補選、敵失でも控えめな反撃
野党4党で金権政治批判 政権を獲(と)って国民から見放された民主党。この“政権ショック”はトラウマとならないか懸念される。あたかも免許取り立ての若葉マークの時に起こした大事故から生涯ペーパードライバーとして過ごすかのよ…
労組の反派遣法改正、雇用問題は与野党で熟議を
春闘の賃上げでは労働界と安倍政権に“あうんの呼吸”が働いたが、11日に国会に提出された労働者派遣法改正案で元の対立関係に戻った。支援労組を持つ民主党、共産党、社民党などの機関紙・誌には、派遣法改正案を批判する記事が相次…
福島と民主の再生、復興が統一地方選の争点
11月知事選見据え党大会 民主党は東日本大震災から3年経(た)つのを前に党大会を被災地の福島県で開催した(2月8、9日・郡山市)。同党の機関紙「プレス民主」(2・21)は「2015統一自治体選を勝ち抜く体制を」と題して…
東日本大震災と自・公、「緊急時対応」の法制化を
複合災害「想定外」と認識 東日本大震災から3年を経過し、自民党の機関紙「自由民主」(3・18)は1面に「復興加速化の決意新たに」の見出しで「大島理森党東日本大震災復興加速化本部長に聞く」を載せ、公明党の機関誌「公明」4…
公明党の対立軸、連立内で強まる対自民意識
識者らが「右寄り」と批判 自民と連立を組む公明党は「対立軸」の用語は使わないが、「大衆とともに」(立党精神)などの理念で存在感を示そうとしている。同党機関誌「公明」3月号に「公明党結党50周年に寄せて」書いた西澤潤・早…
民主党の対立軸、能力主義的な競争をせよ
政策純化は増勢保証せず 民主党の機関紙「プレス民主」は自民党との対峙(たいじ)・対立を強調する。「自民党政治にしっかり対峙できる勢力」(1月17日号、海江田代表年初記者会見)、「自民党との対立軸を鮮明に」(2月7日号、…
自民OBが「赤旗」「民主」に 安倍首相批判や脱原発など
野党の発信力不足 国会勢力から自民党の他は弱いという一強他弱、または野党が分裂して多くなり弱くなったという一強多弱という形容は、いずれも野党の存在感の弱まりを示す。その穴埋めに一役買っているのも自民党(OB)という珍現…
共産党の26回大会、「躍進」でも党勢挽回できず
戦後躍進を伏せる暗黒党史 日本共産党の第26回党大会が15日から18日まで行われ、同党機関紙「しんぶん赤旗」が報じた。昨年の参院選のためか、「この間の党躍進の息吹がみなぎり、涙あり、笑いあり、明るく、楽しい、素晴らしい…
新執行部の「社会民主」、労組シフト示した論客陣
細る労働界で巻き返しか 社民党は昨年10月14日に吉田忠智党首が就任、党首・幹事長とも自治労出身者となり、新執行部は労組に軸足ならぬ両足を置く布陣となった。機関誌「社会民主」も2013年12月1日発行の12月号になると…
自民党の運動方針、120万を目指す党員獲得
改憲へ「対話集会」盛り込む 自民党の第81回党大会が19日に開催され、同党機関紙「自由民主」1月28日号が報じた。衆参の選挙で自公与党が安定多数を得、2020年五輪開催が決まるなど政権党として幸運な時期を、安倍晋三首相…
猪瀬氏辞職に自民が決定打
「自由民主」都知事追及、東京都版で「徹底追及」宣言 自民党の機関紙「自由民主」(12月24・31日号)東京都版は、最終ページのカラー刷りで同版を載せる目立つ扱いだった。火曜日発行の同紙は17日に発行されたことになるが、…
「マニフェスト選挙」は虚構-プレス民主
「民主党政権失敗の検証」 民主党の機関紙「プレス民主」(11月15日号)が、「民主党政権失敗の検証」(日本再建イニシアティブ著・中公新書)をまとめた日本再建イニシアティブ(船橋洋一理事長)の研究者の話を2㌻見開きで紹介…
秘密保護法成立で広報を欠いた「自由民主」
「戦前」批判こそ時代錯誤 特定秘密保護法が成立した臨時国会が閉幕して翌9日、安倍晋三首相は記者会見で「丁寧に説明していきたい」と反省の弁を語った。自民党の機関紙「自由民主」は同法案に淡泊だった。法案了承(10月22日号…
「プレス民主」刷り直し
野党に苦しんだ与党時代/国会改革に前向きな姿勢 「巨大野党とまっ向から対決する」の見出しで刷り直しとなった民主党機関紙「プレス民主」11月1日号。桜井充政調会長インタビュー記事での誤植で、これを報じたマスコミは「与党ボ…
社会新報に小泉元首相
反原発デモで左翼の話題に/赤旗に「使える」発言の記事 夏から急に「原発ゼロ」を言い出した小泉純一郎元首相。政界を引退したとはいえ存命する自民党の元首相で一番在任期間が長く、発言力は消えていない。誰を利したかと言えば、政…
共産党9中総-空想主義的に党員を鼓舞
大会決議案に「選挙革命」など 「民主連合政府への道を開く大志とロマンある提起だ」――。日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」11月14日付は、1面「日本共産党9中総終わる」の記事で、12~13日に同党本部で開かれた同党第9回…
原発問題と「自由民主」
事故対策関連記事が増える/五輪招致で首相が国際公約 自民党の機関紙「自由民主」に原発事故対策関連記事が載る頻度が増えた。東日本大震災による大津波で福島第1原発事故が発生して2年余。事故発生当時は政府・民主党の施政下で野…
公明党の党外交
中韓関係改善を買って出る/尖閣で折れるなと有識者 公明党の機関誌「公明」11月号は特集「『安定の政治』で挑む政策課題」で外交について党外交の重要性を指摘した。特集冒頭の「『安定の政治』で目指すもの――山口那津男代表に聞…
年金問題押す「プレス民主」
社会保障論議に前政権の矜持/「自由民主」は経済政策訴える 安倍晋三首相が1日、来年4月から消費税率を8%とする決断をした。消費税増税法に則ったものだが、民主党の野田佳彦前首相が「政治生命」を懸けて断行した「社会保障と税…