メディア批評
安倍政権の路線を全て否定し読者に騙し絵の罠を仕掛け続けた朝日
◆連日社説で悪口雑言 「ルビンの壺(つぼ)」という絵がある。黒地の画面に白地で大型の壺(盃(さかずき))が描かれているが、黒地を図柄で見れば、壺ではなく向き合った2人の顔に見える。「若い女性と老婆」という絵は、若い女性…
ゲイ提供精子の“自力授精”を告白させたNHK「カラフルファミリー」
◆人の命は授かりもの 「いのちを“つくって”もいいですか?」――。こんなタイトルの本がNHK出版から出ている。その中で、著者の宗教学者、島薗進は「『人のいのち』というものを考えるとき、そこには論理的に示しうる社会倫理と…
オムニバス形式で「菅総理」を特集した新潮、「宣戦布告」した文春
◆早期解散・総選挙も 安倍首相の辞意表明、自民党総裁選突入を受けて、週刊誌が騒がしい。告示を前にすでに「勝負あった」状態で、菅義偉官房長官一人に焦点が当たっている。ほとんどがそれ前提での誌面作りだ。こうなると読者は「先…
「道半ば」アベノミクス批判するも主因たる増税に触れぬ朝毎の無責任
◆消費増税がブレーキ 安倍晋三首相が先月28日、病気を理由に辞意を表明。今月半ばには新しい首相が誕生する。 安倍首相の経済政策アベノミクスは、目的の1丁目1番地だったデフレ脱却を果たせぬまま終わることになる。 アベ…
首相の辞意表明、忘れてはならぬ安倍家と朝日との熾烈な「60年戦争」
◆虚報・捏造、訂正せず 安倍晋三首相が辞意を表明した。持病の潰瘍性大腸炎が悪化し「病気と治療を抱え、体力が万全でない苦痛の中、大切な政治判断を誤ることがあってはならない」というのが理由だという。大腸炎の発症は10代から…
「安楽死問題」について結論を出せないで、両論併記に終わった新潮
◆嘱託殺人の罪で逮捕 全身の筋肉が動かなくなる神経難病ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性が、薬物投与による「安楽死」を遂げ、医者2人が嘱託殺人罪で逮捕される事件が起こった。 週刊新潮8月27日号の連載「医の中の蛙」で…
「コロナ禍の民主主義」称し羊頭狗肉のファシズム批判するサンモニ
◆タイのデモなど注目 新型コロナウイルス感染第2波が懸念される中で、今年は夏休みを返上する“新しい日常”を過ごした人々も多い。お盆帰省の自粛、海水浴場や観光施設が閉まり、身近な場所でレジャーを楽しむ人々などの光景を各報…
コロナ禍の恐怖 ゼロリスク信仰の裏返し
科学的リテラシー向上課題 新型コロナウイルス禍による社会混乱が起きてから半年が過ぎた。多くの人に恐怖を与えてきた未知のウイルスだが、数々のデータが蓄積されて、その姿が次第に明らかになってきた。 ほとんどの人は罹(かか…
戦後、教育勅語の廃止を執拗に要求したソ連に今なお追従する東京
◆国のため殉じた英雄 戦後75年の夏が過ぎていく。振り返ってみると、「特攻」を扱わない新聞はなかった。先週紹介した読売の連載「戦後75年 終わらぬ夏」では児童文学作家の富安陽子さんの伯父が米空母エンタープライズに体当た…
「ウィズコロナ」の生活、リモートワークの問題点指摘したNW日本版
◆ビデオ会議“疲れ”も 第2波が来ている。週刊誌は新型コロナウイルスの記事でいっぱいだ。陽性と陰性に擬陽性もある。無症状、軽症、重症化、サイトカインストーム(免疫暴走)、そして後遺症まで。情報が溢(あふ)れ、専門家の見…
イスラエル・UAE国交は平和をもたらさないと警告する米誌
◆中東の分断を固定化 イスラエルがアラブ首長国連邦(UAE)との国交樹立で合意、対立していたアラブ諸国との関係改善に期待が懸かっている。脱石油を模索するアラブ諸国にとって経済的な恩恵をもたらすとともに、政治的安定がさら…
公認内定載る「国民民主」 立憲へ合流で“空手形”に
理解に苦しむ離合集散 国民民主党の機関紙「国民民主」も終わるのであろう。7月17日号には「第49回衆院選(2021年10月21日任期満了)公認候補内定者一覧」が載り、43人の内定候補者の顔写真をブロックごとに載せている…
「自由民主」にコロナ後社会 デジタル化で一極集中是正へ
感染対策と経済の両立を 新型コロナウイルス感染の世界的流行から約半年、コロナ事態を受けて初の来年度予算編成を前に、自民党機関紙「自由民主」(8・4)は「コロナ後の社会像示す」の主見出しで岸田文雄党政調会長インタビューを…
戦後最悪GDPでも政府批判なしの朝日、暴言・妄言繰り返す東京
◆目立った建設的提言 大方の予想通り、2020年4~6月期の実質GDP(国内総生産)は年率27・8%減と、戦後最悪の落ち込みを示す厳しい数字になった。 各紙も歴史的事象に翌18日付でそろって社説を掲載した。見出しは次…
戦後75年、事実辿ることに比重置く読売と歴史修正主義の色濃い朝日
◆「語り継ぐ」意気示す 「戦禍 次代へ語り継ぐ」。戦没者追悼式を伝える読売16日付の1面トップ見出しである。終戦75年、節目の年。コロナ対策の自粛が続く異例の「追悼の夏」となった。 語り継ぐ。その読売の意気を感じさせ…
脱炭素社会の実現へ海上風力発電など再エネ推進を訴える東洋経済
◆官民協議会立ち上げ 「脱炭素社会」への移行が叫ばれて久しい。二酸化炭素(CO2)の排出量削減は今や世界的な共通課題で日本も避けて通ることのできない実現目標だ。脱炭素化の動きをリードしているのは欧州だが、ここにきて日本…
香港議会選延期、日本と国際社会に中国への外交的圧力を求めた朝日
◆風雲急を告げる情勢 香港情勢が中国の暴走で風雲急を告げている。 悪名高い「香港国家安全維持法(国安法)」が中国の全国人民代表大会(全人代=国会に相当)で採択され施行された。これにより香港で、中国本土と同様に反体制活…
中国の核軍拡は容認し自由陣営に廃絶迫る朝日の「ヒバクシャの思想」
◆身を守る手段教えず 広島で6日、長崎で9日に75回目の「原爆の日」を迎えた。時は過ぎゆき、コロナ禍の中での鎮魂の祈り。語り尽くせぬ被爆体験を後世にどう遺(のこ)すのか、各紙はそろって力の入った特集を組んでいた。 で…
中国の民主化願う中国系米国人を「危険」と解説した「報道1930」堤氏
◆米政権指南するユ氏 「自由諸国が共産主義の中国を変えなければ、中国がわれわれを変えるだろう」 米国のポンペオ国務長官が先月23日に行った演説の肝だ。民主主義と共産主義の共存はあり得ないという認識を打ち出すだけでなく…
野党幹部の体たらくぶりを浮き彫りにしたポストの「落選運動」特集
◆38人の議員を名指し 「国民の間にかつてないほど政治へのフラストレーションが高まっている」。こう書き出すのが週刊ポスト(8月14・21日合併号)である。記事のタイトルは「『落選運動2020』を始めよう」だ。特に新型コ…
GAFA公聴会の論評で公正な競争へ「規制」の必要性強調した日経
◆民主主義社会に影響 7月31日付読売「健全な競争確保へ説明尽くせ」、日経「公正な競争に欠かせない巨大IT規制」、8月4日付東京「民意に影響看過できぬ」―― 米議会下院の司法委員会が先月29日に「GAFA」と呼ばれる…
ドイツでの中国のスパイ活動に警告を発した報告書を報じない各紙
◆ほぼ毎月スパイ摘発 米国ではスパイ活動の拠点だったヒューストン中国総領事館閉鎖、オーストラリアでは「目に見えぬ侵略」が暴かれるなど、中国のスパイ事件は後を絶たない。 ドイツも例外ではない。中国は先端技術分野で独自技…
医療現場の不具合はコロナ禍前の態勢に問題ありとする現代・文春
◆女子医大で解雇騒動 コロナ禍の中、医療関係者のふんばりについては評価されているが、ここにきて医療現場から不協和音が聞こえてくる。週刊現代7月25日「コロナ患者受け入れで病院崩壊/女子医大の看護師400人はこうして大量…