ドイツでの中国のスパイ活動に警告を発した報告書を報じない各紙


◆ほぼ毎月スパイ摘発

 米国ではスパイ活動の拠点だったヒューストン中国総領事館閉鎖、オーストラリアでは「目に見えぬ侵略」が暴かれるなど、中国のスパイ事件は後を絶たない。

 ドイツも例外ではない。中国は先端技術分野で独自技術を有する中小企業を買収する一方、さまざまな手段で先端技術に関わる科学者、学者をオルグしている(「千人計画」)。同国の諜報(ちょほう)機関、独連邦憲法擁護庁(BfV)が先月9日に公表した2019年版「連邦憲法擁護報告書」はそう指摘し、中国のスパイ活動に異例の強い警告を発している(本紙7月21日付)。


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