メディア批評
「自由民主」、2050年「排出ゼロ」推進を広報
脱炭素社会は原発などが争点、再生エネに機運 温暖化が原因とみられる自然災害が世界的に起きている。菅義偉首相が10月26日に行った所信表明演説の中で、デジタル庁設立と共に具体的に踏み込んだ目標として掲げたのが、「わが国は…
経済回復と温暖化防止の両立の観点から女川原発再稼働同意を論じた産経
◆国も地元への協力を 東北電力女川原子力発電所2号機(沸騰水型・出力82・5万㌔㍗)の再稼働の見通しが立った。宮城県の村井嘉浩知事がこの11日に地元同意を表明したからだ。2号機は今年2月に原子力規制委員会から、平成25…
学術会議問題で戦前の「言論弾圧」を持ち出すが戦争を煽ったのは朝日
◆国民世論は同調せず メディアは敗れたり―。米国の大統領選でバイデン圧勝の予測を外した米メディアの話ではない。日本の左派メディアのことだ。日本学術会議の会員任命拒否をめぐって「学問の自由を脅かす」と騒ぎ立てたが、国民は…
トランプ逆転のシナリオを解説、コロナへの冷静な対処呼び掛ける新潮
◆滞る「選挙人」の確定 米大統領選は民主党のバイデン候補が「勝利宣言」をしたものの、まだ決着は付いていない。トランプ大統領は票の数え直しを要求し、その結果、青(バイデン氏)が赤(トランプ大統領)に転じた州もあるはずなの…
中国がシリアに触手、「一帯一路」で難民帰還と復興訴えるCGTN
◆露の支援で国際会議 シリアの首都ダマスカスで11、12日の両日、内戦により国外に脱出した約600万人の難民の帰還を呼び掛ける国際会議が開催された。会議には中国も参加、同国の国営外国語放送CGTNは13日、「中国の一帯…
三菱重の国産旅客機開発凍結に悲愴感漂う東京、叱咤激励する産経
◆地元愛を隠さぬ東京 三菱重工業が国産初の小型ジェット旅客機「スペースジェット」(旧MRJ)開発の事業凍結を発表した。残念なことだが、コロナ禍で苦境にあえぐ業界から当分は新たな発注が見込めないからという。 新聞各紙は…
「護憲ありき」の野党を後押しし日本の進路を危うくする左派メディア
◆提言まとめた枝野氏 「与党、超党派でしっかり議論していくべきだ」。これは菅義偉首相の国会答弁と思われるかもしれないが、2010年1月の鳩山由紀夫首相の年頭記者会見のものだ。 むろん当時の与党は民主党。前年、自民党か…
リモート時代の新しいマネジメントの手法を伝授するダイヤモンド
◆感染症が歴史を左右 14世紀、ヨーロッパで発生したペスト(黒死病)や第1次世界大戦下に生じたスペイン風邪など、世界的な広がりを見せた感染症は、その後の歴史を大きく左右させるきっかけとなったことはよく知られている。ペス…
大阪都構想否決もこれまでの実績評価で維新にエールを送る日経・産経
◆不足した丁寧な説明 大阪市を廃止して四つの特別区に再編する「大阪都構想」の是非を問う住民投票が1日に行われ、前回(5年前)の住民投票に引き続き、僅差の反対多数で否決された。これで大阪市の政令指定都市としての存続が決ま…
報道の自由を威圧し言論統制してきた沖縄地元2紙の「リベラル神話」
◆米軍の支援受け創刊 かつて作家の百田尚樹氏は自民党若手議員の勉強会で講演し、沖縄地元紙の偏向ぶりを語った。その質疑応答の雑談で誰かが「沖縄の2紙は厄介ですね」と言った言葉を受けて「ほんまや、つぶれたらいいのに」と軽口…
定年延長をめぐる諸問題を特集するも地域への視点を欠いたポスト
◆死ぬまで働き続ける? 週刊誌が中高年の読み物になって久しい。何を当たり前のことを言っているのだと言われそうだが、改めて、特集内容を見てみると、その感を強くする。特に読者ターゲットが「団塊の世代」周辺に定められているの…
米大統領選でトランプ氏の“危機感”を解説した「サンデーLIVE」
◆現職批判のサンモニ 米大統領選挙の投票日が目前に迫った。共和党の現職候補、トランプ大統領の再選か、民主党候補のバイデン前副大統領が当選するのか、米国だけでなく全世界が関心を寄せている。 世界的流行(パンデミック)と…
日本学術会議とLGBT
自己申告で性別変更を提言 日本学術会議の左派支配は「LGBT」問題にも表れている。同会議の法学委員会・社会と教育におけるLGBTIの権利保障分科会は2017年、提言「性的マイノリティの権利保障をめざして―婚姻・教育・労…
日本学術会議の権威が失墜
共産党の浸透が明るみに 保守論壇に解散論が広がる 臨時国会の焦点の一つとなっている日本学術会議の任命拒否問題。28日の衆院本会議で、野党側から「推薦された方を任命しないのは明らかに違法だ」と問われた菅義偉首相は、「任命…
米司法省のグーグル提訴で独占の弊害の実態解明や規制求めた各紙
東京、GAFAを批判 米司法省がグーグルを、反トラスト法(独占禁止法)違反で連邦地裁に提訴した。米IT企業に対する独禁法違反での本格的な提訴は、1998年のマイクロソフト以来、約20年ぶりである。 これに対し新聞各紙…
「赤い伏魔殿」日本学術会議の正体を明らかにし廃止を提案する産経
◆昔から「左翼の巣窟」 菅義偉首相による日本学術会議の会員候補6人の「任命拒否」はメディアで盛んに報じられているが、そもそも会員の「推薦」に問題はないのか。このことがほとんど論じられないのは不思議だ。 どうやら「拒否…
共産党支配という日本学術会議のアキレス腱に触れた「プライムニュース」
◆問題の当事者が出席 テレビ・新聞・ネットなどメディアは今、菅義偉首相が日本学術会議が推薦した会員候補6人を任命拒否した問題で持ち切りだ。BSフジの「プライムニュース」も19日、この問題をテーマにした。 出席したのは…
核廃棄物最終処分地への応募を「『財源』の魅力が追い込んだ」とアエラ
◆建て直しのチャンス 高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定をめぐり、北海道寿都(すっつ)町の片岡春雄町長が9日、第1段階の「文献調査」に応募した。これに対しアエラ10月12日号に「核のごみ最終処分場『文献調査』が過疎の…
「赤旗」懇意の学者たち 学術会議に入れず激昂
特大報道で立憲使いこなす 縦割り行政、前例主義の打破を掲げた菅義偉内閣が発足したところ、最初の野党との論戦テーマが日本学術会議とは意外だった。もっとも菅内閣ではなく共産党が叫んだからだ。同党機関紙「しんぶん赤旗」(10…
山口代表7選、長期与党で増す存在感
「公明」紙誌 福島にデジタル庁、大阪都構想支持 公明党は9月27日の党大会で党代表に山口那津男氏を無投票再選した。7選目だ。2009年9月からの在任中に民主党政権下の野党から自民党と共に政権復帰を果たし、史上最長政権を…
菅内閣1カ月、全てが安倍前政権絡みの朝日の批判は感情的で新味なし
◆いきり立つ朝日社説 「説明責任をないがしろにする強権的な政治手法まで『継承』なのか。これでは『負の遺産』の解消どころか、安倍前政権下で進んだ政治の劣化に歯止めをかけることはできない」(朝日・社説16日付) 朝日新聞…
新聞週間の読売調査が改めて浮き彫りにした朝日と国民感覚のずれ
◆大局観培えと藤原氏 今、新聞週間(15~21日)の最中だ。今年の代表標語は「危機のとき 確かな情報 頼れる新聞」。読売の全国調査によれば、新聞の報道を全体として「信頼できる」と答えた人は76%に上る(14日付)。情報…
日本の研究環境の貧困・疲弊・危機を指摘し分析したNW日本版と新潮
◆多い論文不正に問題 ニューズウィーク日本版(10月20日号)が「日本からノーベル賞受賞者が消える日」を特集している。折しも今年の日本人受賞者は一人もいなかった。これまでの日本人「受賞者は(中略)日本の研究環境の貧困と…