上昇気流
1940年代に米国で初めてジーンズをはいた女性。…
1940年代に米国で初めてジーンズをはいた女性。それがインテリアデザイナーのアイリス・アプフェルさんで、ドキュメンタリー映画「アイリス・アプフェル!94歳のニューヨーカー」が公開中。 21年、ニューヨーク州の生まれで…
安倍晋三首相は海上保安学校(京都府舞鶴市)…
安倍晋三首相は海上保安学校(京都府舞鶴市)の卒業式で「平和で豊かな海を守る海上保安庁の役割はこれからも変化し、重要性を増していく」と“海の警察官の卵たち”を激励した。 沖縄県・尖閣諸島周辺での度重なる中国船の領海侵入…
<暑さ寒さも彼岸まで>と言われる春の彼岸の…
<暑さ寒さも彼岸まで>と言われる春の彼岸の中日・春分の日の一昨日が日曜日だったので振り替え休日となった昨日、東京の桜(靖国神社の標本木)が開花した。福岡と名古屋(19日)、岐阜(20日)に続く開花は、平年より5日早い。…
今年、英国の劇作家シェイクスピア(1564~…
今年、英国の劇作家シェイクスピア(1564~1616年)没後400年を迎えた。約20年間の作家生活で「マクベス」など四大悲劇と呼ばれる作品をはじめ、「ヴェニスの商人」「真夏の夜の夢」など多くの傑作を残した。 先日、ジ…
「春の水山なき国を流れけり」(蕪村)。山の…
「春の水山なき国を流れけり」(蕪村)。山の雪が春に解けて川を流れていく。そんな情景が思い浮かぶ。が、都会では水道水の水温にその違いを感じるぐらいだろうか。 古書店を回っていると似たようなことを感じることがある。古書店…
「しかし、そこは禁欲しないといけません」…
「しかし、そこは禁欲しないといけません」――。13日に亡くなった古代史研究の泰斗、京都大学名誉教授の上田正昭さんにインタビューした時の言葉である。桓武天皇と百済との関係について「こういうことも言えるのではないか」との気…
文化審議会は、手書き漢字で「とめ」「はね」…
文化審議会は、手書き漢字で「とめ」「はね」「はらい」などの書き方は、細部にこだわる必要はなし、との指針をまとめた。学校教育、役所、金融機関などで面倒なルールに縛られる機会は、今後減りそうだ。 とめたり、はねたりする場…
先日亡くなった世界的な指揮者ニコラウス・…
先日亡くなった世界的な指揮者ニコラウス・アーノンクールさんが「ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス」を創設したのは1953年。古楽器を集め、古い演奏法を研究し、未開拓の領域を開いていった。 それまでウィーン交響楽団の…
世界最強レベルの韓国人棋士、李セドル九段との…
世界最強レベルの韓国人棋士、李セドル九段との5番勝負を、米グーグル社傘下企業の開発した囲碁ソフト「アルファ碁」が4勝1敗で制した。 将棋の世界では4年前、コンピューターがプロ棋士を負かしている。しかし囲碁では打ち手の…
昨年6月から始まった改正道路交通法では、…
昨年6月から始まった改正道路交通法では、新たに悪質な自転車運転者に安全講習が義務付けられた。12月末までの7カ月間で、全国の警察が「危険行為」として摘発したのは7924件であった。 都道府県別の集計では大阪が2673…
文化審議会(宮田亮平会長)が国宝に新たに…
文化審議会(宮田亮平会長)が国宝に新たに指定するよう馳浩文部科学相に答申した中に、東京国立博物館所蔵の「紙本金地著色洛中洛外図」がある。 図は浮世絵の祖とされる岩佐勝以の作品。江戸時代初期の京都の様子が生き生きと描か…
このところ、桜の蕾(つぼみ)がふくらんで…
このところ、桜の蕾(つぼみ)がふくらんで見える。少しばかり緑や朱色がのぞいている気がする。油断していると、開花の瞬間を見逃してしまいそうだ。 気象予報会社の予想では、東京地方は21日ごろに開花とある。桜の開花時期が気…
日本を代表する美しい景観として、外国人に…
日本を代表する美しい景観として、外国人に有名なのは言うまでもなく富士山である。しかし、かつてはその富士にも劣らない、「世界第一ノ景」とまで言われた地域がある。瀬戸内海である。 明治初年に、欧米を巡った岩倉使節団の一員…
「この世にはどんなことでも起こる」と思った…
「この世にはどんなことでも起こる」と思ったのは、東日本大震災から何日かたってのことだ。直後は、被災者ではない国民の一人として、ただ呆然としていたのが実情だった。 岩手県在住のある作家は「自分のやってきたことは無意味だ…
日本の祭りは多種多様で、その土地、その季節…
日本の祭りは多種多様で、その土地、その季節によって千変万化する。そこには不思議なエネルギーが渦巻いていて、人間と自然が一体化している。これに魅了されたのが水墨画家の傅益瑤女史だ。 母国中国にあった祭りは節句だけ。19…
地震の揺れを吸収して建物の被害を抑える…
地震の揺れを吸収して建物の被害を抑える免震ゴムの普及が進んでいる。従来、集合住宅や病院、官庁の採用が主だったが、東日本大震災後、工場でも導入されるなど裾野が広がってきた。 日本免震構造協会のまとめでは、ゴムを中心とす…
再び、自画自賛の謗りを覚悟で書きたい。先月…
再び、自画自賛の謗りを覚悟で書きたい。先月23日付小欄は、小紙は韓国と北朝鮮情報などが際立ち、この分野の専門家らの継続的な注目を得ていると書き、その具体例に先月2日に詐欺容疑で逮捕された元朝鮮大学校准教授の対韓国工作活…
東日本大震災から丸5年が経過する。決して…
東日本大震災から丸5年が経過する。決して短くない年月だが、被災地の復興は道半ばだ。 人口1万人だった宮城県女川町は、住民の1割近くが犠牲となり、8割近くが住まいを失うという激烈な被害を受けた。その復興の模様を描いた映…
「いちまいの切符からとは春めく語」(後藤…
「いちまいの切符からとは春めく語」(後藤比奈夫)。昨今は春めいて空気に暖かさが感じられる。道行く人たちも冬から春の服装に変わりつつあるようだ。 会社の窓からのぞいて見ると、桜の蕾はややふくらんだかどうかといった状態。…
東日本大震災で大きな被害を受けた三陸の沖…
大きな被害を受けた三陸の沖には、世界三大漁場の一つが広がっている。水産業を基幹産業の一つと位置付ける岩手、宮城2県の昨年の水揚げ量は、宮城県が震災前の8割、岩手県が7割まで回復した。 しかし、原発事故の被害を被った福島…
亡くなる3年前のこと、三島由紀夫は、他人の…
亡くなる3年前のこと、三島由紀夫は、他人の評価なぞどうでもいいような境地に至りたい、という意味の発言をしている。三島ならずとも、誰もが思うことだ。そうなれば楽だろう。 その三島に対し、14歳年長の批評家中村光夫は「時…
俳誌「きたごち」の主宰者・柏原眠雨さんは…
俳誌「きたごち」の主宰者・柏原眠雨さんは仙台在住の俳人。句集『夕雲雀』で俳人協会賞を受賞した。先日、授賞式が都内のホテルで開かれ、選考委員長の山崎ひさをさんが講評した。 句集には平成17年から25年まで7年間の作品が…
福岡市で女子予備校生(19)が殺害され、同じ…
福岡市で女子予備校生(19)が殺害され、同じ予備校に通う少年(19)が「女性を刺した」と出頭した。女性は大学入試を終えた直後の悲劇だった。 凶悪な殺人事件の犯人として20歳前後の逮捕者が最近、目立つ。2月以降をざっと…