森田 清策
同性カップルの“非生産性”論争 出産念頭にした婚姻制度
民法の考えと同じ杉田論文 “LGBT派”の排他性露わに 月刊「新潮45」8月号に載った論考「『LGBT』支援の度が過ぎる」をめぐり、寄稿者の保守派の衆院議員、杉田水脈(みお)(自民党)がマスコミや国会議員などから激しい…
知識中心の性教育に偏り不適切な情報を流した「あさイチ」性教育特集
◆「実践的な特別授業」 NHKは最近、総合テレビ・Eテレを問わず、早期からの性教育を後押しする姿勢を強めている。性を真面目に考えることには賛同するが、どの番組も知識中心の教育に偏り、性の本質とも言える生命の尊厳を深く考…
「男女」「同性」で二重基準 国立市「多様な性」条例
愛情告白された側の人権無視 世界で注目を集めるセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ=セクハラ)は、被害を訴える側が「不快」と思えば、それはセクハラになるというのが基本的な考え方だ。この定義からすると、同性愛者が同性に…
薬膳料理で健康寿命延ばす
食べながら治す 薬膳料理店「漢喫茶」 宮本貴世絵さんに聞く 「医食同源」という言葉がある。食べて病気を予防し治療するという考え方だ。しかし、多くの商品に使われている食品添加物を取り過ぎると、体を蝕(むしば)む恐れがある…
視聴率偏重に対して街角コメンテーターの鋭い意見を拾った日テレ特番
◆番組質低下に危機感 主に受信料や国からの交付金で番組製作を行っているNHKは、視聴率にとらわれず、質に重点を置いた番組作りができるという利点がある半面、製作責任者の思想や思い入れによる偏向や独善から、偏った番組が製作…
過激な性教育推進団体関係者オンパレードで作るNHKの性教育番組
◆配慮不可欠なテーマ 人間にとって「性」ほど、宗教や文化によって考え方が異なるテーマはない。アイルランドで先月末、国民投票の結果、妊娠中絶が容認されることになった。カトリック教徒が8割を占めることから、これまで禁止され…
出会い系通い元官僚の「授業」
自分の子には拒否が多数派 義務教育段階の子供に対する教育を考える上で、論壇に不思議なことがある。あまり保護者の立場に立った議論が少ないことだ。保護者に教育権があることは議論の余地がないのに、なぜか保護者よりも左翼の教育…
教育界への左翼浸透、過激な性教育を支援
「自由な性」で家族崩壊狙う 国会で論戦が続く「モリカケ問題」で、野党側が描く構図は「政治の不当介入」によって、行政が歪(ゆが)められたというものだが、「不当介入」あるいは「支配」という言葉を使って保守陣営を攻撃するのは…
再発防止は「人生の目標発見が大切」
薬物リハビリ施設「ナルコノン」台湾代表が講演 教育現場などで薬物乱用防止の講演会を行っている「日本薬物対策協会」は先月14日、「世界保健デー」(4月7日、世界保健機関〈WHO〉後援)に合わせて、東京都内で、薬物乱用防止…
中学生への「避妊」「中絶」教育のプロパガンダと化す「ハートネットTV」
◆放送法4条を無視 先月、任意団体から一般社団法人になった「放送法遵守(じゅんしゅ)を求める視聴者の会」(百田尚樹・代表理事)が3年前に行った調査によると、「平和安保法制」に関するTBSの報道における賛否バランスは「賛…
引きこもり「8050」問題、長期化と親の高齢化で困窮
若者の問題と思われてきた「引きこもり」が本人の中高年化と、それを支える親の高齢化という深刻な課題に直面している。親子で社会から孤立し、生活困窮に陥るケースも見られる。家族への支援とともに、自立を後押しするための相談窓口…
モリカケ問題の本質 問うべきはルール違反
政治関与は左派のミスリード 月刊誌5月号は、いわゆる「モリカケ問題」を題材に政治と官僚の関係、さらにそれを報道するメディアの姿勢を問い直す論考が多い。学校法人「加計(かけ)学園」の愛媛県今治市への獣医学部新設計画をめぐ…
左翼に利用されるLGBTブームの「不都合な真実」を暴露した新潮
◆少ない当事者ニーズ 新年度から、福岡市がいわゆる性的少数者(LGBT)カップルの関係を承認する「パートナーシップ宣言制度」をスタートさせた。地方自治体が同性カップルの関係を公認し、その証明書を発行するのは同市で7例目…
心にいつも懐剣忍ばせる
作家 石川真理子さんに聞く 働く女性が増えたことなどから、家庭における女性の役割が軽視される風潮が強まっている。その一方で、わが国の男女平等状況に対する国際的な評価は高くない。「女子の武士道」の著書を持ち、武家の女子の…
「LGBT」の定義 「性」の細分化で混乱
倫理・秩序を破壊する造語 性的指向と性自認を同列にする無理 10年ぶりに改訂された岩波書店の国語辞典「広辞苑」第7版で、幾つもの誤りがあり、この辞典の信用を失墜させる事態となったが、その誤りの一つに「LGBT」について…
「出会い系」通い元官僚の中学講演で左派学者使い偏向報道したNHK
◆懲戒処分受けた人物 「国が学校に授業の内容を問いただす異例の事態です」 15日のNHK総合テレビの「ニュース7」、その後の「ニュースウオッチ9」でも、前川喜平・前文部科学事務次官が公立中学校(愛知県内)の総合学習で…
性同一性障害を題材に「夫婦愛」を考えさせた「NNNドキュメント」
◆淡々と事実を伝える メディアがLGBT(性的少数者)をテーマに取り上げる時、当事者の“自己決定権”ばかりを強調して左派イデオロギーによる社会変革運動に加担しがちになるが、性同一性障害を題材にしながら人権問題に偏らずに…
「保守」と「リベラル」 冷戦終結で対立軸曖昧に
政党に歴史と政策の一貫性必要 昨年から、論壇において「保守」「リベラル」とは何か、といった論議が続いている。グローバル化、情報化などで社会構造が複雑になったことで、政党における対立軸が入り組み、分かりにくくなったことを…
幼児教育の無償化 効果は貧困家庭に限定
「質」高める取り組み重要 幼児教育の無償化が国会だけでなく、論壇でも論議されている。昨年の総選挙の争点になる一方、与党は「人づくり革命」の政策パッケージの目玉として、幼児教育を無償化するとしている。 背景にあるのは少…
LGBTの人権を強調しても思想信条の自由に触れぬNHKの二重基準
◆LGBT運動を牽引 この欄で筆者は日本のLGBT(性的少数者)運動を牽引しているのは、メディアにおいてはNHKであるとこれまで何度も指摘し、その動きに警鐘を鳴らしてきた。性的少数者の人権を大義名分に、性の多様性や性行…
米国のリベラルの矛盾 個人の自由、家族崩壊招く
軍の権威は左右ともに認める 昨年、「宗教国家アメリカのふしぎな論理」(NHK出版新書)を出した国際基督教大学学務副学長の森本あんりが「Voice」2月号の「著者に聞く」の中で、米大統領選挙におけるドナルド・トランプの勝…
トランスジェンダーを主人公にしたNHK「女子的生活」の家庭破壊思想
◆反権力的風潮を反映 NHKがテレビ放送を開始したのは1953年2月。同年8月には、日本テレビが開局している。テレビ界は今年、放送スタートから65年になる。人間で言えば、高齢者の仲間入りだから、円熟味を増してバランスの…
LGBTのパートナー解消記事を短信で扱い制度の検証を怠る朝日
◆関連記事かなり減少 東京都渋谷区で、同性カップルの関係を「結婚に相当する関係」と認めて、その証明書を発行することを盛り込んだ「同性パートナーシップ条例」が施行してから、もうすぐ3年になる。実際に証明書の発行を始めてか…