「保守」と「リベラル」 冷戦終結で対立軸曖昧に


政党に歴史と政策の一貫性必要

 昨年から、論壇において「保守」「リベラル」とは何か、といった論議が続いている。グローバル化、情報化などで社会構造が複雑になったことで、政党における対立軸が入り組み、分かりにくくなったことを反映しているのだろう。その反動なのか、「親安倍」か「反安倍」か、というように政治姿勢を単純化させる風潮も強まっている。

 月刊誌3月号で、「混迷する日本政治――保守・リベラルのゆくえ」と題して、識者の対談を掲載したのは「潮」。出席者は国際政治学者の三浦瑠麗、慶應義塾大学教授の渡辺靖、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚、哲学者・作家の東浩紀。


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