森田 清策 rss

日本に対する「ヘイト」作品の異様さ問わぬクロ現「表現の不自由展」

◆展示作品は二の次に  脅迫ファクスを含め抗議が殺到したことから、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」が中止になってから1カ月を経た9月5日、NHK「クローズアップ現代+」がこの問題を取り…

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同性パートナー制度の拡大 危機に瀕する一夫一婦制

《 記 者 の 視 点 》  東京都渋谷区が日本で初めて同性カップルを「結婚に相当する関係」と認定する「パートナーシップ制度」を導入したのは2015年10月。あれから丸4年、同じような制度は県レベルの茨城県を含め26自治…

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クララ・シューマン生誕200年、名器共演で蘇る魂の音色

音楽プロデューサー 三船 文彰さんに聞く  女性音楽家の先駆者クララ・シューマン(1819~96年、ロベルト・シューマンの妻)の生誕200年となる9月13日、岡山市で歯科医を営みながら、チェロ奏者・音楽プロデューサーとし…

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神奈川県知事の「表現の不自由展」認めぬ発言を地方面で扱った「朝日」

◆「表現の自由」を逸脱  たまたまNHKラジオを聞いていたら、次のような主旨のニュースが流れた。  8月1日から愛知県で開かれている国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の中の企画展「表現の不自由展・その後」について、神奈川…

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「多死社会」の課題

地域で看取る体制作り推進を  月刊「Wedge」9月号は超高齢社会の現実に向き合う特集「『看取り』クライシス――多死社会が待ち受ける現実」を組んだ。  超高齢社会とは、65歳以上の人口が、総人口に占める割合(高齢化率)が…

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「表現の不自由展」とは何か 芸術ではなく「暴力」

「反日」思想を具現した作品  テロ予告を含め、抗議が殺到したことで、開催からわずか3日で中止となった国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の中の企画展「表現の不自由展・その後」。月刊誌10月号はまだ全ては発売されていないが、…

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「表現の不自由展」の陥穽 「芸術」に名借りた政治宣伝

《 記 者 の 視 点 》  脅迫を含め、抗議が殺到したことで、開催早々に中止に追い込まれた国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」。芸術祭の実行委員会会長を務める大村秀章・愛知県知事…

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引きこもり問題の淵源 西洋モデル家族の病理

父・母性の調和が自立促す  厚生労働省の「地域共生社会推進検討会」は今月中旬、子供を養う親が高齢化する「8050問題」のほか、介護と子育てなどの課題への対応ついての中間報告をまとめた。「断らない相談支援」を実現するための…

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野党の「同性婚」公約 有権者白ける「解釈改憲」

《 記 者 の 視 点 》  今回の参議院選挙で、各党は「LGBT」(性的少数者)に関する公約を掲げている。自民党は「広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の速やかな制定を実現」とうたい、公明党も「理解増進法(仮称)の…

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「死」自覚し性行為やめたフレディの声伝えた「世界のドキュメンタリー」

◆首長権限で制度導入  NHKが積極的に後押しする「LGBT」(性的少数者)運動が全国に拡大している。同性カップルの関係を「結婚に相当する関係」と見なす「パートナーシップ制度」を導入する自治体は今年4月、東京都豊島区、江…

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皇位継承の正統性 男系で守る皇統の権威

女系で「万世一系」は断絶  御代(みよ)替わりを受け、皇位の安定継承に関する議論が活発化している。立憲民主党は「女性天皇」だけでなく、父方に天皇のルーツを持たない「女系天皇」を認めるべきだとする論点整理を公表。かつては「…

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当事者の人権に偏り“性の偏見”という考え方を植え付けるクロ現

◆公共放送の使命逸脱  いわゆる「LGBT」(性的少数者)についてのNHKの取り組み姿勢をフォローしていると、当事者側の視点に偏り過ぎて視野が狭まり、一般の人々の人権が忘れ去られていると感じることがしばしばある。その結果…

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「多様な性」の実体 ゲイ相手「3桁」の無秩序

《 記 者 の 視 点 》  動物行動学研究家の竹内久美子氏が今年3月末、『フレディ・マーキュリーの恋』(文春新書)を上梓(じょうし)した。副題は「性と心のパラドックス」。  英国のロックバンド「クイーン」のボーカルで、…

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ひきこもりへの対応 自己肯定感から就労へ

「安心」与え「欲求」引き出す 「欲しい物を買う」が就労促す  内閣府の調査で、中高年(40~64歳)のひきこもりが推計約61万3000人に上ることが分かった。2015年に若年層(15~39歳)を対象に行った調査では54万…

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女性カップル出産も令和時代の「家族」とした「ニュースウォッチ9」

◆養子縁組と同列扱い  NHKの看板報道番組「ニュースウォッチ9」は令和初日(5月1日)、「新たな“家族のカタチ”」をテーマに特集を組んだ。時代が変われば、家族も変わるというわけだ。  「広辞苑」によると、家族とは「夫婦…

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“LGBTバブル”の要因 混乱を生む概念の曖昧さ

《 記 者 の 視 点 》  東京都などで組織する「東京都人権啓発活動ネットワーク協議会」は9日、憲法週間(5月1日から7日まで)の行事を中央区で開催した。「性自認や性的指向に関する人権問題についてあらためて考えるきっか…

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強制不妊問題の徹底検証

優生思想に向き合うきっかけに 市民の人権擁護の会(CCHR)日本支部代表世話役 米田 倫康氏に聞く  旧優生保護法下で障害者らが不妊手術を強制されるなどした問題で、被害者に一時金を支給する救済法が先月成立した。人の生殖機…

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戦後憲法下の天皇像 伝統を核に国民と歩む

「象徴」という曖昧な規定  もうすぐ平成の時代が終わり、新しい御代が始まる。  「また令和の時代に会いましょう!」  平成最後の平日となった26日、政治家の取材で寄った国会議員会館を出る時、顔見知りの警備員がこんな言葉を…

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旧優生保護法と進化論との関係に切り込まなかったNHK「視点・論点」

◆優生思想の解明必要  旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らを救済する法案が11日、衆院本会議で全会一致で可決され、参院に送付された。与野党は月内の成立を目指している。被害者1人当たり320万円の一時金支給では額…

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LGBT論争に必要な観点 社会の維持・存続へどう貢献

《 記 者 の 視 点 》  いわゆる「LGBT」(性的少数者)のカップルに、自治体が証明書などを発行して“公認”する「パートナーシップ制度」を導入する取り組みが拡大している。  4月からは豊島区、江戸川区、神奈川県横須…

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子供のスマホ使用 脳の発達を阻害する

川島氏「人をサルにする道具」  大阪府教育庁が公立小中学校で児童・生徒のスマートフォン(スマホ)や携帯電話(ケイタイ)の持ち込みを新年度から認めるという。学校にいる間は電源を切り、災害時や緊急時の連絡手段として、学校が許…

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自力人工授精でできた“父子”を「新しい家族」と美化し「仰天」させた日テレ

◆本人の顔を出し紹介  昨年12月23日付の本欄で、筆者はNHKEテレ「ねほりんぱほりん」(同5日放送)に出演したレズビアン(女性同性愛者)カップルの出産までの行動を批判的に取り上げた。女性2人が同じ男性から精子の提供を…

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「同性婚」で「好きな人と結婚したいだけ」と幼稚な結婚観披歴した報ステ

◆婚姻障害定めた民法  「同性婚」が認められないのは、婚姻の自由や法の下の平等を保障する憲法に反するとして、国家賠償を求めて同性カップル13組が2月14日、一斉提訴した。この日夜、NHK、テレビ朝日をはじめLGBT(性的…

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