ひきこもりへの対応 自己肯定感から就労へ


「安心」与え「欲求」引き出す 「欲しい物を買う」が就労促す

 内閣府の調査で、中高年(40~64歳)のひきこもりが推計約61万3000人に上ることが分かった。2015年に若年層(15~39歳)を対象に行った調査では54万人だった。この二つの調査から、単純に計算すれば、わが国におけるひきこもりは115万人に達することになる。

 若年層を対象にした政府調査は、5年の間隔を置いて過去2回行っているが、それはひきこもりは、不登校などをきっかけに起きる若者に多い問題だと考えられてきたからだ。冒頭の調査は昨年12月、中高年を対象に初めて行ったものだ。


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