茅原 郁生 rss

「帝国の墓場」アフガニスタン

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中国が収拾に汗を流す番 報復阻止と国際テロの抑制を  新冷戦といわれる時代の米中角逐は、バイデン米大統領により、同盟国を巻き込んだ対立の構造となってきた。現に中国もワクチン外交を展開しながら…

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中国共産党100年祝賀行事に違和感

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 党が国家を腕力で統治 習専制体制長期化の弊害懸念  中国は7月1日に天安門広場に7万余人のそれぞれのユニフォームを着た国民を集めて、「中国共産党創党100年記念大会」を開催した。天安門上の観…

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尖閣問題、中国が「三戦」攻勢

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 デジタル博物館で領有主張 わが国もソフト戦略で反撃を  中国では、4月25日に福建師範大学釣魚島研究チームが設計・創建した「中国的釣魚(尖閣)島デジタル博物館(以下、博物館)」が、第4回デジ…

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中国の宇宙開発に二つの懸念

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 独自基地で地上監視独占 ロケット残骸落下のリスクも  コロナ禍で世界経済が低迷する中、中国経済だけは回復基調にあり、20カ国・地域(G20)で唯一の国内総生産(GDP)プラス成長を見せている…

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ABM実験成功を誇示する中国

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 核軍縮に引き込む契機に 米中軍拡競争への発展避けよ  中国紙「環球時報」(2月5日付)は中国の地上配備型弾道弾迎撃ミサイル(ABM)の実験成功を直後の4日深夜に発表したと伝えた。実験成功を深…

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日米首脳会談の成果と担うべき課題

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 「防衛力強化」の推進必須 求められる同盟国の共同責務  去る4月16日には、世界に先駆けて菅総理が米国に招かれ、バイデン大統領との対面での初首脳会談がワシントンで開催され、両首脳の信頼関係深…

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実戦的訓練強調した習軍令1号

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米の対中圧力強化に焦り 軍引き締め、強い指導者像誇示  中国の習近平中央軍事委員会主席は、年初に「軍は実戦的訓練を急げ」と開戦に備えるような、2021年の軍命令第1号(軍令1号)を発した。 …

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中国の宇宙開発に求められること

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 人類共通の利益追求期待 歴史的怨念を超え国際協力を  昨年12月18日付の中国「人民日報」は無人探査衛星「嫦娥(じょうが)5号」が、月のサンプル採取後に無事地球に回収されたニュースを偉業とし…

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注視すべき中国の海警法制定

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 公船と軍艦の役割兼ねる 軍事作戦の任務執行が可能に  11月に王毅中国外相が来日し、経済面では日中ビジネス交流の活発化などが協議された。これを機に茂木敏充外相のみならず菅義偉総理も王毅外相に…

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米中トップ指導者人事に思う

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 恒例無視し習政権長期化へ 混乱続くも開放的な米大統領選  世界の注目を浴びた米国の大統領選は接戦の末、メディアはバイデン勝利を報じている。しかしトランプ大統領側は劣勢を認めず、票の集計をめぐ…

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「防衛白書」に目を通そう

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 自衛隊理解へ国民必読の書 日本取り巻く安保環境を詳述  わが国では、政府の国民への情報公開として各省庁は周知のように毎年「白書」(外務省は「外交青書」)を発出している。安全保障分野では「日本…

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中国の弾道ミサイル発射の危険性

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 提起された核管理問題 軍縮努力と協議参加迫る必要 米艦艇の牽制狙う暴挙  今次、南シナ海に向けた2方向からの挟撃的なミサイル発射の実態は、まず浙江省からのミサイルは東風(DF)21Dと見られ…

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激化の一途たどる米中角逐

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 台湾問題に飛び火の恐れ 危機回避へ冷静な外交努力を  昨年から始まった米中貿易戦争は、コロナ禍の拡大にもかかわらず、激化の一途をたどっている。現に米中角逐は、先端科学技術や海洋における軍事的…

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拓殖大学名誉教授 茅原 郁生氏

「核野放し時代」到来の懸念

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 進まぬ米露の核管理交渉 中国参加必須だがジレンマも  コロナ禍のパンデミックは世界で1400万人以上に感染し、死者は60万人を超え、7月1日には米国だけで1日5万人感染の記録など拡大の一途を…

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拓殖大学名誉教授-茅原郁生

中国、全人代開催を強行した習政権

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 共産党独裁の維持に躍起 軍事挑発・香港強圧が不信招く  世界は580万人を超えるコロナ・パンデミックで対応に苦戦中であるが、中国では全国人民代表大会(全人代)が2カ月遅れながら開催された。 …

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ポスト・コロナ禍の世界に向けて

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 防疫戦争総括し教訓残せ 中国は共同現地調査に協力を  中国を発生源とするコロナ禍は世界に拡大し、450万人に感染し、死者も30万人を超えている。14世紀のペスト(黒死病)などに続くコロナ・パ…

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コロナ禍の国際政治への影響

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 米の対中抑止力が低下も 中国、海軍演習行い挑発的行動  中国武漢市を発症源とする新型コロナウイルスによる肺炎(コロナ禍)は、今日100カ国以上に伝播(でんぱ)が拡大し、感染者180万人、死者…

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新型コロナ禍最中の国産空母就役

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中国は強軍より防疫を 空母打撃群保有に莫大な経費  中国を発生源とする新型コロナウイルスによる肺炎は、中国内で約8万人に感染、死者も3000人を超し連日報道を賑(にぎ)わせている。  わが国…

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中国の新型肺炎事件に思う

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 中央集権が初動遅らす 共産党独裁の問題点が露呈  中国の武漢市で発症した新型コロナウイルスによる肺炎は、中国内では全省・自治区に蔓延(まんえん)し、わが国など近隣国・地域の外に米欧も含め20…

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2019年の中国10大ニュース

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 習主席称え国内引き締め 経済苦境の言い訳を並べる  2019年は中国にとって内憂外患の多難な年であった。内憂外患の多くは米国との間で始まった貿易摩擦が影響している。外患は米国から貿易赤字解消…

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習近平主席の空軍重視の含意

拓殖大学名誉教授 茅原郁生 宇宙戦力化加速する中国 国土防空型から攻防兼備型へ  中国人民空軍は今秋、創設70周年を迎え、その記念行事として習近平国家主席は統帥の根源たる中央軍事委員会の全メンバーを従えて中国空軍博物館を…

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中国共産党4中総会の怪

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 経済より政治引締め優先 揺らぐ習一強体制の改善急ぐ  中国で10月に共産党第19期中央委員会第4回会総会(4中総会)が1年8カ月ぶりに開催された。そこでは中国が直面する経済や香港問題等の難題…

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中国建国70周年パレードの光と影

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 軍事力強化の成果誇示 国民の発奮図り米に対抗姿勢  中国では10月1日の建国記念日を祝して、大々的な軍事パレードが北京で実施された。既報のように中国は精いっぱいの新兵器などを登場させて軍事力…

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