[中国共産党100年]
中国共産党100年祝賀行事に違和感
拓殖大学名誉教授 茅原 郁生 党が国家を腕力で統治 習専制体制長期化の弊害懸念 中国は7月1日に天安門広場に7万余人のそれぞれのユニフォームを着た国民を集めて、「中国共産党創党100年記念大会」を開催した。天安門上の観…
特権階級が牛耳る経済構造
中国共産党100年 ―識者はこう見る 東京大学大学院教授 阿古智子氏 中国共産党創立100年式典での習近平演説のポイントは。 演出は文化大革命を彷彿(ほうふつ)させるものだったが、習近平の表情も明るくなく、毛沢東のよう…
中国が覇権握る世界は悪夢
中国共産党100年 ―識者はこう見る 作家・日本大学教授 楊逸氏(下) 中国共産党だけでなく共産主義というのは、平和は不都合、紛争を起こさないといけないという考えだ。ロシア革命を起こしたレーニンは、世界革命の実現を目指…
国土だけでなく人の心も汚染
中国共産党100年 ―識者はこう見る 作家・日本大学教授 楊逸氏 (上) 私の家は母方が地主の出身で、搾取階級ということで政治運動が起こるたびに必ず迫害される側にいた。母が小さい頃、土地も家も全財産を奪われ、父親は息子…
中国共産党100周年式典での“共産主義復活宣言”を見過ごす各紙
◆朝日の空想的改革論 7月1日、中国共産党100周年式典が天安門広場で開催された。 天安門の壇上に立った習近平総書記は、「中国共産党はマルクス主義の基本原理を堅持し、21世紀のマルクス主義の発展を継続していく」と“共…
中国、対米長期戦を覚悟 外圧を国民団結に転化
【北京時事】中国の習近平国家主席は1日、共産党創立100年の記念式典で演説し、対中包囲網形成を進めるバイデン米政権に譲らない強硬姿勢を前面に打ち出した。米国との対立長期化を見据え、外圧を国民の団結に転化させる狙いがある…
迫る台湾海峡有事へ備えを
中国共産党100年 ―識者はこう見る 拓殖大学顧問 渡辺利夫氏 ハワイ真珠湾に統合基地を置く米インド太平洋軍の新司令官にジョン・アキリーノ海軍大将が就任した。就任に先立つ米上院での指名承認公聴会において、氏は中国による…
習氏、「強国」アピール
中国共産党100年 自画自賛の歴史観 【北京時事】中国・北京で1日行われた共産党創立100年を記念する式典で、習近平党総書記(国家主席)は世界第2位の経済大国を実現した党の実績を誇示し、次の目標となる「強国」実現にまい…
香港、厳戒態勢で抗議封じ
中国共産党100年 警備に大量動員、中心部封鎖 【香港時事】中国共産党創立100年に加え、英国から中国への香港返還24年を迎えた1日、香港では市民の抗議活動を封じるべく、厳戒態勢が敷かれた。香港では毎年、返還記念日に民…
習氏、台湾侵略へ野心 「次の100年」に照準
中国共産党100年 中国軍拡、焦る米軍 中国の習近平国家主席(共産党総書記)は1日、共産党創立100年の記念式典で「祖国統一が党の歴史的任務だ」と表明し、台湾統一への野心をあらわにした。平和統一の機運がしぼむ中、習氏は…
与野党、中国共産党に祝電
中国共産党100年 尖閣・人権踏まえ「儀礼」強調 中国共産党の創立100年に合わせ、与野党は祝電を送った。しかし、中国による沖縄県・尖閣諸島周辺で相次ぐ領海侵入、新疆ウイグル自治区や香港などへの人権侵害を踏まえ、各党と…
持ち続けた「世界覇権」の野望
中国共産党100年 ―識者はこう見る 評論家 石平氏 中国共産党が持っているDNAには、世界覇権を目指す野望がある。 そもそも100年前の共産党大会も、旧ソ連のコミンテルンの指導の下で行われた。コミンテルンは旧ソ連が…
人権弾圧国家は恥を知れ! 親中派が妨害行為
中国共産党100年 都内で犠牲者追悼し行進 中国共産党の結党から100年となる1日、中国当局による少数民族への人権弾圧や、天安門事件などによる犠牲者を追悼する集会とデモ行進が都内で行われた。中国共産党の支持者とみられる…
中国共産党が創立100年を迎え、習近平国家…
中国共産党が創立100年を迎え、習近平国家主席は天安門広場で開かれた大規模な祝賀行事で「われわれは党創立100年の目標である貧困問題を解決した」と一党独裁の正統性を強調した。 しかし、香港民主勢力への抑圧、ウイグル、…
習氏、経済発展誇示へ 中国共産党、きょう創立100年
中国共産党100年 【北京時事】中国共産党は1日、創立100年の記念式典を北京で開く。式典では習近平党総書記(国家主席)が演説し、経済発展の成果を強調する見通しだ。来秋の党大会で3期目続投が確実視されている習氏は、10…
一党支配維持し米国凌駕狙う中国
中国共産党100年 ―識者はこう見る 中国問題グローバル研究所所長・遠藤 誉氏 中国共産党は今年7月1日に建党100周年記念を迎えるが、権力の座をめぐって裏切りと陰謀の100年間だったと言っていい。政権奪取後に自国民を…
中国共産党100年 「暴力と謀略」への対処誤るな
中国共産党が創建100周年を迎えた。1921年7月にコミンテルンの指導の下、上海で第1回党大会を開催。コミンテルンはソ連国際共産主義運動の指導統制組織で、世界革命を目指した。中国共産党には、世界覇権への野心が組織のDN…
「革命党」の本質変わらずー中国共産党史研究 京大・石川禎浩教授
中国共産党100年 7月に創立100年を迎える中国共産党は、徹底した情報統制など、「革命党」として結成した当時の属性を今も変わらず維持している。 14億の人口を抱える経済大国のかじ取りを担う政権党となった今、問われて…
日本留学組が結成主導 「毛沢東の先生」李大釗ら
中国共産党100年 香港弾圧 色あせた理想 中国共産党100年 【北京時事】中国共産党創立100年を記念する7月1日に向け、習近平指導部はマルクス主義を最初に伝えた李大釗や、党初代最高指導者・陳独秀ら結党時の指導者を盛…
台湾問題で妥協「容易でない」 中国、武力行使は将来の選択肢
中国共産党100年 張五岳・淡江大副教授に聞く 【台北時事】中国共産党創立から100年を迎える習近平政権の対台湾政策などについて、両岸(中台)関係に詳しい台湾の張五岳・淡江大副教授に聞いた。 習政権の台湾に対する強硬姿…
かつて自由な「革命拠点」 今 言論弾圧の対象に
中国共産党100年 香港 皮肉な巡り合わせ 【香港時事】中国共産党創立100年の節目を7月に控え、習近平政権に対する異論排除の動きが加速している。香港では民主活動家の実刑判決が相次ぎ、中国政府に批判的な香港紙・蘋果日報…
中国軍 共産党に忠誠 進む兵器近代化 米軍を脅かす
中国共産党100年 【北京時事】中国軍(正式名称・中国人民解放軍)は、急速に実力を向上させている。7月1日の共産党創立100年式典では第5世代ステルス戦闘機「殲20」が編隊飛行する見通しだ。兵器の近代化が進む一方で、共…
抗日戦、歴史認識で残る溝 譲らぬ正当性、打算の「和解」
中国共産党100年 中国共産党と台湾国民党、内戦から75年 【台北時事】7月に創立100年を迎える中国共産党と、現在台湾最大野党の国民党は、75年前の1946年6月26日、当時の中国大陸で全面的な内戦に突入した。敗れた…