中国の弾道ミサイル発射の危険性


茅原 郁生

拓殖大学名誉教授 茅原 郁生

米艦艇の牽制狙う暴挙

 今次、南シナ海に向けた2方向からの挟撃的なミサイル発射の実態は、まず浙江省からのミサイルは東風(DF)21Dと見られ、射程1500キロで2015年9月の軍事パレードで初公開され、弾頭部分が大気圏に再突入後、標的に合わせて機動する「空母キラー」の異名を持つ中距離弾道弾である。


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