岩崎 哲
文政権の「失政112件」
野党が経済・国防など批判 韓国野党で保守の自由韓国党が文在寅政権の「失政112件」をリストアップした報告書を出し、月刊朝鮮(1月号)が取り上げている。 代表事例として、①経済惨事(最悪の雇用実情、最低賃金の急激な引き…
体制競争で後れ取る韓国
「古い民族主義」脱却できず 誤った文政権の対北政策 東亜日報の総合月刊誌「新東亜」(1月号)に未来戦略研究院の具海祐(クヘウ)理事長が南北韓が「第2の体制競争に入った」と書いており興味深い。 具理事長は、「2018年…
「世界は未曽有のリバランスを経験している」と警告するNW日本版
◆世界分断の恐れ指摘 年の瀬に来る年を占う―。ニューズウィーク日本版(1月1・8日号)が「イシューズ2019」を特集した。冒頭の「世界が直面する未曽有のリバランス」を元英首相のゴードン・ブラウン氏が書いており、整理させ…
保守とリベラルのねじれをグローバル化をめぐる対立軸で説明する毎日
◆逆転した保革の主張 サンデー毎日(12月23日号)がトップ記事で「ねじれる保守とリベラル」を載せていて目を引いた。改正入国管理法が成立したことについて、「永田町関係者」が同誌に、「安倍首相という保守政治家が外国人の受…
韓国「次期大統領候補」特集 李総理1位も対日問題触れず
国内と北を向いた「積弊清算」 朝鮮半島出身の戦時労働者(いわゆる「徴用工」)の「補償」について韓国大法院(最高裁)が10月30日、新日鉄住金に賠償判決を出してから日韓関係はかつてなく悪化している。 安倍政権は、196…
「高句麗の夢」追う韓国
統一国家実現し勢力均衡へ 米中貿易戦争が「米中新冷戦」の様相を呈してきているが、その中で揺れているのが韓国である。新東亜(12月号)に「朝貢秩序復活を夢見る中国…韓国は四面受敵」の記事が掲載された。書いたのは現役外交官…
北方領土「2島返還」にケチをつけ既成事実化を手助けするポストと毎日
◆時間足りぬ返還交渉 ゴーン前日産会長が誌面をにぎわしている。「日産『極秘チーム』ゴーン追放『一年戦記』」(週刊文春12月6日号)、「新聞テレビでは分からない『カルロス・ゴーン』20の疑問」(週刊新潮12月6日号)、「…
原爆Tシャツ問題で韓国の無知とテレ朝の措置の双方を批判する新潮
◆新たな日韓の火種に 韓国の世界的ポップスター「防弾少年団(BTS)」が過去に原爆をあしらったTシャツを着ていた問題について、週刊誌はそれを批判する一方で、番組出演を見送ったテレビ朝日の対応も批判している。 週刊新潮…
文政権のキーパーソン
緊張緩和策進める文正仁教授 韓国で最も文在寅大統領に影響力のあるのは文正仁(ムンジョンイン)延世大名誉特任教授だ。肩書は「大統領外交安保特別補佐官」。しばしば大統領府の“本音”を漏らして物議を醸し、「個人の意見」だとし…
横柄な北の李善権委員長 失礼な言葉遣いに韓国民反発
文政権の“従北”度が明白に 韓国ソウルに赴任した当時、この国は「東方礼儀の国」だといいながら、実際街で目にする韓国人は傍若無人で、そのどこに「礼儀」があるのかと不思議でならなかった。ようやく気付いたのは韓国で言う「礼儀…
「望まぬ解放のされ方」と語る安田純平氏の「自己責任」追及に及び腰の2誌
◆勧告を無視し人質に シリアで人質となっていたジャーナリストの安田純平氏(44)が解放され帰国した。無事の帰還は喜ばしいものの、安田氏の発言などがメディアやインターネト交流サイト(SNS)で問題となっており、人質事件の…
「移民大流入」に日本人が耐え得るのかとの問い掛けがない新潮の特集
◆欧州とは条件異なる 知り合いの都内の大学に通う女子学生のアルバイト先は秋葉原のしゃぶしゃぶ屋だ。バイトはベトナム人、ミャンマー人ばかりで、日本人は彼女を含めてたったの2人だという。しかも店長は韓国人女性。だが、今やこ…
金永南氏が漏らした本音
韓国与党に「保守打破」提唱 仲間同士ではつい本音が出てしまうものだ。内輪の話となるからだ。北朝鮮の金永南(キムヨンナム)最高人民会議常任委員長が漏らした一言は、北朝鮮の本音と、韓国の誰が“仲間”なのかを図らずも暴露して…
韓国抜きでも軍事訓練 北に核リスト提出迫る米
平壌宣言は文政権の“暴走” 9月19日の平壌共同宣言は関係国が注目していた「北の非核化」ではなく、南北の軍事的緊張緩和に重点が置かれていた。後日、東京で行われた国慶日(韓国建国記念日)のパーティーで李洙勲(イスフン)駐…
貴乃花など“時の人”に発言の場を提供するも掘り下げ不足だった文春
◆新聞TV報道も批判 週刊誌は“時の人”をつかまえて話を聞くのが商売だ。それも守勢に立たされていたり、なかなか大手メディアで取り上げられない人の声を引き出して伝える。新聞TVの逆を突いて、読者の“情報飢餓感”を満足させ…
引退した安室さんを巻き込んだ沖縄県知事選での謀略戦を伝える新潮
◆“小泉効果”吹っ飛ぶ 1週間後(9月30日)に迫った沖縄県知事選挙。さる関係者が「いつも最後に何か出てくる。事故だったり、事件だったり」と顔を曇らす。事故・事件で一気に選挙戦の流れが変わってしまうということが過去、何…
北朝鮮経済建設、支援に前のめりの文政権
ブレーキをかける韓国メディア 南北首脳会談、米朝首脳会談が行われても、北朝鮮の非核化はなかなか進まない。首脳会談ばかりが繰り返され、実質的進展が見られないのだ。非核化は進まないが、その一方でなぜか北朝鮮経済への期待感は…
韓国保守派の時局宣言、三つの危機訴え政権批判
韓国は現在、三つの危機に直面しているという。国家アイデンティティーの危機、北核安保危機、複合経済危機だ。これらに対して「右派の市民社会連合体の『大韓民国守護非常国民会議』」が「時局宣言」を出し、それを「月刊朝鮮」(9月…
女子体操界パワハラ騒動の背景に「日体大」対「朝日生命ク」の構図
◆全く視点の違う両誌 同じことでも視点を変えると全く違って見えてくる。人間は感情の動物だから、事実よりもいったん抱いた感情の方が勝り、ものの見方が歪(ゆが)むのだ。その歪み方は白が黒と見え、黒が白と見えることはしばしば…
“言い訳”に終始し“懐柔”を図る新潮「太田光の日大裏口入学」問題第2弾
◆新たな“証言”はなし 「『爆笑問題』太田光の日大裏口入学」問題を週刊新潮(8月30日号)が再び取り上げた。前号(8月16・23日号)で“裏口入学”の経緯を報じたのに対して、太田がラジオやテレビで激しく反発、反論したこ…
山根明氏の素性に焦点当て告発への反論を聞き出せなかった文春・新潮
◆韓国との縁を隠さず 週刊誌はお盆休みを控え合併号を出している。値段も中身も普段の号よりぶ厚い。その中で旬な話題と言えば日本ボクシング連盟の終身会長である山根明氏(78)の一連のスキャンダルだ。 山根氏は暴力団との関…
“左偏向”お笑いタレント
公営放送のMC起用に反発 朴槿恵大統領を引きずり降ろした韓国の「ろうそくデモ」。大統領選挙という民主的手続きを経たとはいえ、現職大統領を任期途中で辞任に追い込み、勢いを駆って野党側が政権を奪取したのだから、振り返ってみ…
経済活動を活発化させる北 中国に設備投資呼び掛け
完成品の生産・輸出目指す 北朝鮮の非核化が進まず、国際社会による経済制裁が続いているにもかかわらず、北朝鮮の経済活動が活発化してきている。制裁解除を見越した中国の対朝投資の動きがあるのだ。さらに韓国までが制裁違反と知っ…