岩崎 哲 rss

俳優・高畑裕太の逮捕・釈放の裏側にある事情を書き切れない各誌

◆無罪を主張も示談に  先週もまた、数々の記事が週刊誌をにぎわした。歌舞伎役者の不倫、豊洲市場移転をめぐる「利権」のうわさ(以上週刊文春)、小池百合子東京都知事側近の“スキャンダル”(週刊新潮)等々、話題があり過ぎるのも…

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「ポケモンGO」ブームの波紋

日本のソフトパワーを羨む  下火になったとはいえ、拡張現実(AR)と地図アプリを利用したゲーム「ポケモンGO」ブームは技術の可能性の広がりを示した画期的な“事件”だ。  7月の配信開始から約1カ月で累計ダウンロード数は世…

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「新東亜」が暴いた中国の戦略目標

韓国のフィンランド化に狙い/対中外交の修正迫られる朴政権  韓国が高高度防衛ミサイル(THAAD=サード)の在韓米軍配備を受け入れたことに対して、中国は猛反発し、韓国たたきに激しさを加えている。これまでの朴槿恵(パククネ…

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「都議会のドン」追及第5弾を放った文春も問われる「覚悟と手腕」

◆“味の濃い”記事満載  この週の週刊誌は“豊漁”なのかもしれない。強姦致傷罪で逮捕された俳優・高畑裕太容疑者の「実父」が明らかになり、インサイダー捜査について国会質問した山本幸三地方創生相が追及され、スポーツ紙が報じた…

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リオ五輪の前半戦総括、福原愛選手への評価で新潮と文春に温度差

◆内村選手に嫁姑問題  日本人選手のメダルラッシュで湧いたリオ五輪が閉幕する。前半には体操、水泳といった得意種目で期待通りの結果を出し、後半も卓球、バドミントン、レスリングなどで好成績を収めた。  4年に1度の大会で結果…

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天皇を“政治利用”する韓国

「お言葉」に高い関心/安倍政権との距離を強調  天皇陛下の「お言葉」は日本国内だけでなく、海外でも高い関心をもって注目された。特に中国・韓国では陛下の「象徴天皇制」守護を護憲と捉え、改憲を目指す安倍政権とは距離を置いてお…

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坂本竜馬と安重根、明治維新と韓末を比較

江戸時代と李朝には遡らず  8月15日が近付いてくると韓国では「植民地支配」と「光復」が繰り返し語られる。「どうして植民地にされたのか」「誰がどのように誤って併合に至ったのか」という悔悟だ。  「月刊中央」(7月号)に劉…

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「小池劇場・第2幕」の壮絶バトルが始まると予測するサンデー毎日

◆自己満足の敗戦の弁  やはりこの人の言い訳を聞いておこう。都知事選に野党統一候補として出馬し、政策もない上に、過去の女性スキャンダルまで暴かれて、惨めな敗北を喫したジャーナリスト鳥越俊太郎氏の“弁明”だ。古巣のサンデー…

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致命傷になりかねない都知事候補・鳥越氏の「女性問題」各誌が報道

◆またも炸裂“文春砲”  東京都知事選も佳境に入っている。主要候補3人の戦いはまるで「人気投票」のようだ。知名度だけが物を言い、投票日まで10日を切って、ようやく政策論争らしきものが聞こえてきた。  そんな中で“文春砲”…

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新東亜が潘基文氏の資質検証 過熱気味のブーム冷ます

盧氏に「義理を欠く」と指摘  「国連史上最低の事務総長」と欧米のメディアからこき下ろされている潘基文(パンギムン)氏が韓国の次期大統領候補に擬せられている。世論調査では野党共に民主党の文在寅(ムンジェイン)元代表を10ポ…

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オバマ広島訪問への韓国の視角 「歴史和解のモデル」と評価

日本より敏感な反応示す  韓国では5月末のオバマ米大統領による広島訪問を批判的に見る視角が多かった。「日本に免罪符を与えた」「安倍政権への贈り物」「中国牽制する政略的ジェスチャー」などだ。しかし、そうした歪(ゆが)んだ視…

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ダッカ・テロ事件を受け「コーラン」一節の暗誦を安易に勧める新潮

◆日本人狙われた衝撃  日本人7人を含む20人が犠牲となったダッカ・テロ事件。なぜ日本人が狙われ、殺されたのか、いまだに犯行の動機がはっきりしていない。「イスラム国」(IS)の「バングラデシュ支部」を名乗る組織が実行犯の…

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都知事候補に櫻井俊、蓮舫各氏が消えない事情を文春・新潮が分析

◆参院選後の注目選挙  参院選に突入し、「野党統一候補」がどう機能するのかが注目される中、都知事候補がなかなか決まらない。「後出しじゃんけん」が有利といわれ、各陣営が出すタイミングを測っていることもあろうが、「各党とも“…

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野党一本化の参院選を予測する各氏に共通する「共産党の“大躍進”」

◆「共産党抜き」を転換  伊勢志摩サミットが終わり、オバマ広島訪問を成功させ、消費増税延期を発表して、その勢いで参院選に突入した安倍晋三首相。「安倍一強」と言われる現状で、画竜点睛(がりょうてんせい)を欠くのが「参院」で…

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月刊朝鮮の米大統領広島訪問評、日米関係深化に複雑な韓国

「愚を犯さない」対応と指摘  オバマ米大統領の広島訪問は日米関係で画期的歴史的なものとなった。かつて戦った者同士が戦争の最大の傷跡である被爆地を共に訪ね、犠牲者を慰めた。互いを非難することなく謝罪を要求することもなく、た…

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韓国各誌がトランプ氏分析、動乱の再発誘う米孤立主義

中国の出方にも強い関心  米大統領選では共和・民主両党の候補が固まった。共和党はドナルド・トランプ氏、民主党ではヒラリー・クリントン元国務長官がそれぞれ党大会を経て、大統領選を戦うことになる。  「核保有国」を宣言した北…

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議長国の利生かし演出

伊勢志摩サミット検証(下) 外交実績携え参院選へ  伊勢神宮内宮の宇治橋で首脳を迎えてスタートした主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)は広島の原爆ドームに向かう安倍晋三首相とバラク・オバマ米大統領の後ろ姿で終わった。会場と…

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米大統領の広島訪問に注文を付け原爆正当論に疑義をぶつける新潮

◆「他に選択肢」と主張  オバマ米大統領が広島を訪問する。人類歴史で初めて唯一原爆を人に対して投下した国の元首がその被爆地を訪れるのだ。この訪問が歴史的画期的なものになることは間違いない。ただし、「謝罪はしない」「原爆投…

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米大統領広島訪問の波紋

趙甲済氏が原爆を考察  バラク・オバマ米大統領が広島を訪問する。人類歴史で初めて原爆を人に対して使った国の元首が被爆地を訪れるのだ。「核なき世界」を訴えてノーベル平和賞を受賞したオバマ氏なら必ずしなければならないことの一…

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「月刊朝鮮」に核武装論 北脅威とトランプ発言で浮上

政界は深刻な〝安保不感症”  北朝鮮の核脅威が高まっている。韓国政府は「北朝鮮が核弾頭を小型化して、中距離ミサイル『ノドン』に搭載できる能力を備えたと判断している」と明らかにしたことを4月5日付米紙ニューヨークタイムズが…

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続く追及で“詰んだ”か?文春が資質を問う舛添都知事の“見当違い”

◆複数の「情報提供者」  舛添要一東京都知事の政治家としての品性と感覚が問われている。先々週の本欄で、海外出張時、スウィートルームを使うのは会議をするためであり、週末、都を離れ、公用車で別荘に行くことに問題はないと書いた…

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核について踏み込む政府答弁に「持てない理由」を文春で説く佐藤優氏

◆「庶民感覚」盾に難癖  舛添要一東京都知事の公用車別荘通いを週刊文春(5月5・12日号)がスクープした。だが、「公用車」「別荘」というだけで「庶民感覚」を盾に「贅沢な!」と決め付けて批判しているようで、難癖にも見える。…

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政治資金問題で突っ張る民進・山尾氏に新たな疑惑をぶつける新潮

◆“猟犬”の本能で追及  週刊新潮が執拗(しつよう)(?)に民進党の山尾志桜里(しおり)政調会長を追っ掛けている。「地球5周分のガソリン代」を「秘書が、秘書が」という言い訳だけで逃げ切れるとでも思っているのだろうか。元検…

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