堀本 和博 rss

衆院補選/責任ある政権運営求めた読、産と野党の奮起求めた朝、毎

◆色合いの違い際立つ  「日本中で自民党が支持されているかは、慎重に検討して対応すべきだ」「勝ったときほど謙虚にやっていかなければいけない」(自民党・二階俊博幹事長)  7月の参院選のあと初の国政選挙となった東京10区と…

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ノーベル賞受賞決定で基礎研究のお寒い現状を指摘するだけの各紙

◆大隅氏が警鐘鳴らす  「私の研究は、20年前に始めた研究の成果。ノーベル賞学者が日本で毎年出ているなんて浮かれている場合ではない」  ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大隅良典・東京工業大学栄誉教授(71)は記者会…

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首相の所信表明演説/与野党に幅広い合意形成への努力求めた読売

◆並々ならぬ覚悟示す  「『この道を、力強く、前へ』 これが、選挙で示された国民の意思であります。安定的な政治基盤の上に、しっかりと結果を出していく。国民の負託に応えていく決意であります」  安倍晋三首相は第192臨時国…

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カープ優勝をスポーツの人と地域をつなげる力から論じた朝、毎、産

◆社論の切り口は様々  プロ野球の広島東洋カープがこの10日に、実に四半世紀ぶり7度目のセ・リーグ優勝を決めた。優勝へのマジックナンバーを「1」として東京ドームに乗り込んだ2位巨人との直接対決で、今季を象徴するように白星…

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「アフリカ開発会議」とナイロビ宣言に対する各紙の着眼点に特色

◆影響力強める欧米中  基調講演で安倍晋三首相が表明したのは、3年間で官民総額3兆円規模の投資をするほか、約1000万人の技術者らを育成する人づくりに取り組む方針であった。  初めてアフリカ開催となり、日本主導でアフリカ…

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8月初の祝日「山の日」に、薀蓄を傾けた各紙看板コラムに読み堪え

◆日経除く各紙が社説  平成26年の祝日法改正で、今年から祝日のなかった8月に初の祝日として11日と定められた「山の日」を初めて迎えた。山を対象とした祝日も世界で初めてとか。これで祝日も今年から年16日に増えたのである。…

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トランプ氏演説、各紙から言外に聞く<もうクリントンで仕方ない>

◆挙党体制とは程遠い  「国民のレベル以上の政治家は生まれない」というが、米国の共和党大統領候補に指名された実業家のドナルド・トランプ氏が21日夜(現地時間)に、オハイオ州クリーブランドの党大会で行った指名受諾演説を報じ…

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改憲「3分の2」で大勝の安倍政権に経済最優先求めた読、日経、産経

◆改憲の発議に現実味  「道半ばにある経済政策アベノミクスを強化し、デフレ脱却を確実に実現してほしい。それが有権者の意思だろう」(読売社説・11日)。  朝日社説(同)が「歴史的な選挙となった」と言う10日投開票の第24…

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テロとの戦い/情報機関設置など態勢づくりの必要説く産経と小紙

◆各紙とも厳しい非難  朝日「断じて許すことのできない卑劣な凶行である」(4日)。毎日「もはや日本人がどこでテロに巻き込まれてもおかしくない」(5日)、「卑劣極まりない犯行と言うしかない」(3日)、「罪もない人々を無差別…

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参院選公示をテーマの論調で言論本来のあり方を示した朝、産、小紙

◆読などは無難な結び  「アベノミクス継続」か、はたまた「政策転換」か--。  中国の軍艦がこのところ沖縄県尖閣諸島周辺などのわが国領海や接続水域への侵入を繰り返し、中谷元(げん)防衛相が自衛隊に迎撃破壊措置命令を出し備…

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アイドル刺傷事件でストーカー規制法の不備や警察ミスを各紙批判

◆4紙社説で警察追及  アイドルとして活動している女子大生(20)が先月21日に東京・小金井市のイベント会場入り口で、ファンからストーカー化したとみられる京都市の男(27)に襲われ刺されて意識不明の重体に陥った事件から3…

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蔡台湾新総統就任演説を最大限に評価し、中国に諫言した朝日社説

◆「現状維持」各紙評価  1月の台湾総統選挙で圧勝し台湾史上初の女性総統となった民主進歩党の蔡英文氏(59)が20日に台北市内の総統府で行った第14代総統就任演説で焦点となったのは、中国が受け入れを迫っていた「一つの中国…

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日露首脳会談「新たな発想・アプローチ」が意味不明で各紙低い期待

◆腰を据えた産経主張  「守るべき原則を大切に」が朝日、「『新発想』でも原則堅持を」が産経。いずれも8日付社説(主張)のタイトルである。安倍晋三首相が6日にロシア南部ソチでプーチン大統領と会談し、北方領土問題の解決に向け…

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オスプレイの熊本救援活用反対は「日米協力自体反対」と見抜く産経

◆本音はイデオロギー  「坊主憎けりゃ袈裟(けさ)まで憎い」という故事ことわざを思い起こした。  熊本地震の救援活動を支援して在日米軍海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、国道の崩落で孤立した熊本県南阿蘇村に食糧…

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厳しい国際情勢を共通認識したG7外相会合を角度付きで論じる朝日

◆核廃絶の理想と現実  「原爆がもたらした被害に触れた経験を、核兵器廃絶への歩みを加速する原動力にしてもらいたい」(朝日)、「この会合を、核のない世界に向けた確かな一歩にしたい」(毎日)、「『核なき世界』をめざす大きな一…

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民進党結党に共産党との関係どうするか路線の明確化を迫った産経

◆各紙とも厳しい論調  衆院議員96人、参院議員60人の合わせて両院156人の勢力。民主党と維新の党による合流新党「民進党」が27日に都内で結党大会を開き、正式に旗揚げした。「国民とともに進む国民政党となる」「野党勢力を…

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高浜原発差し止め、最高裁判示を無視した決定を批判する読、産

◆仮処分の後の悪影響  今年1~2月に再稼働した関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)に対して、福井県に隣接する滋賀県の住民29人が運転差し止めを求めた仮処分で、大津地裁(山本善彦裁判長)は9日に、関西電力に…

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温暖化対策で原発活用を論じた読売と脱原発の独を持ち上げた毎日

を議論  昨年12月のCОP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)で採択されたパリ協定は、世界の平均気温の上昇を、産業革命前と比べ「2度を十分に下回る」ことを目指す、とした。条約に加盟する196カ国・地域すべて…

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外務省「慰安婦」国連説明に「遺憾」で議論を深めたくない朝日の本音

◆国際社会に誤報影響  辞書を引けばすぐ分かるとはいうものの、何となく分かったようでいて、実は正確にはよく分からない微妙な表現に「遺憾」という用語がある。広辞苑には「思い通りにいかず心残りなこと。残念。気の毒。」と出てい…

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衝撃的事故に凡庸な各社説の中でシートベルト着用説き有益な毎日

◆過去事例でお茶濁す  死者15人(運転手2人を含む)、重軽傷者26人という大惨事となった今月15日未明に長野県軽井沢町で起きたスキーツアーのバス転落事故から、約2週間になろうとしている。その間、運行バス会社のずさんな安…

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花も実もある充実した内容だった読売の新年シリーズ「明日を語る」

◆“横綱相撲”の顔ぶれ  旧年を真っ白にリセットして新しい気持ちで希望を膨らませる年の始まりに読む新聞の楽しみは、今年はどんな年になるだろうかと多方面にわたり未来を展望する記事を読みながら自分なりに考えられることではない…

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「慰安婦」日韓合意に歓迎論調の中で履行見守り評価保留した読、産

◆歩み寄る双方に課題  日本と韓国の大きな懸案となり相互不信の象徴だった慰安婦問題は「最終的、不可逆的に解決」することで妥結した。岸田文雄外相と韓国の尹炳世外相は28日にソウルで会談し、両政府の協議は合意に達した。また国…

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パリ協定採択で脱化石燃料社会での原発稼働反対の本音が覗く朝毎

◆高揚感ある各紙社説  とにかく参加196カ国の合意がなければ何も始まらない。そこで何とか12日夜(日本時間13日未明)に合意に漕(こ)ぎつけたのがパリで開かれていた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(CОP21)…

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